この記事には「イース8 ラクリモサ オブ ダーナ」のネタバレが含まれております
こんばんは。
この記事を書き始めたのは実は今年の7月頃です。ホントは早く届けたかったですが色々忙しく時間がかかりました。
普段、僕はゲームに関しては作品によってはエンディング(真エンドがあるなら真エンド)を見て満足してしまうパターンもあり、クリア後に隠しダンジョンとか本筋に関係ないダンジョンが解禁されても最後までやりこまないで終わってしまうこともあります。
が、 このゲーム、イース8は違いました。一回エンディング見た後、まだ終わりたくないという感情が芽生えました。
今日はそんなゲーム「イース8 ラクリモサオブダーナ」について語っていきます。
先に言います。 僕はこのゲームの隠しダンジョン全て制覇しました。地図もコンプリートして報酬もらいました。キャラの好感度最大まで上げて見れるイベントは、好感度を上げるためのクエストを取り逃した一人を除いて全て見れました。
6月末に初めてこのゲームクリアしてすぐイース8ロス(巷でいうダーナロス)に陥りまして、そのロスを埋めるべく思い出を沢山作ろうと、まだやりこめてない要素に手を出したら隠しボスまで撃破してしまった次第です。
そもそもきっかけは今年5月、神ゲーだったバイオ8をクリアしたのもつかの間、Switchのいっせいトライアルという一週間だけ特定のゲームが無料で遊び放題というサービスを知り、そこでイース8に出会ったことです。
このゲームも前々から存在だけは知っていたのですがやる機会がなく、このいっせいトライアルで初めてプレイしてハマってしまったので、程なくしてセールで安くなってた製品版(DL版)を買いました。
今思えばこの選択は正しかったです。いっせいトライアルに感謝したいくらい。なんせ一週間タダなんですから。お陰でやったことのないゲームに出会えるきっかけを見つけることが出来ました。
途中、進めてるうちにストーリーが凄く気になったのでガンガン進めたんですが、それでもかなり長く、やり応えのある内容でした。
しかもマルチエンディングだったので最初はノーマルエンディングに到達してしまい、失敗した所で主人公アドルの名声値を不足分だけ上げてリベンジした結果、真のエンディングであるトゥルーエンドに到達出来ました。
が、トゥルーエンドとはいえ、それは手放しに喜べるか?と聞かれるなら否です。
名声値を上げるにはとにかくやりこみが必要になるため、達成感はあるんですが喜びよりも寂しさが溢れる内容でしたね。詳細は後述。
●だいたいのストーリーの流れ
最初は謎の怪物に沈められた豪華客船ロンバルディア号から無人島であるセイレン島に流されたアドルが、同じく漂流したバルバロス船長やドギ、パーティを組むラクシャやサハドとともに漂流村を開拓し、他の個性豊かな漂流者たちを救出しながら脱出の手段を探るストーリーでした。
事故で閉じ込められた場所からみんなで協力し、複雑な人間関係が絡み合いながらも脱出を目指す。そして謎を解き明かす。この手のストーリーが僕は結構好きなのもハマった要因でしたね。(Ever17とデイグラシアの羅針盤みたいな)
しかし次第にアドルは謎の少女ダーナとエタニア王国に関する夢を見るようになり、ダーナと意識がシンクロし、やがてそれがこの島で起きた大昔の出来事だと判明します。エタニアは理力といういわば魔力に等しいエネルギーで繁栄を誇ってましたがアドル達の時代では島の奥地である北側にかつては都市だった遺跡だけが残り、国としては滅亡しています。エタニアで広く信仰されてるはじまりの大樹。その巫女がダーナです。このはじまりの大樹は言ってしまえば神とも言うべき存在です。
そしてアドル達が長い長い旅の末に島の北のエタニアの遺跡の奥地で木の中でコールドスリープ同然に眠っていたダーナを助け出した辺りから、殆どダーナが主人公といっていいくらい、ダーナの長い時の中で失われた記憶を取り戻す物語が始まりましたね。
この長い旅の過程で道中で島に住んでいた少女リコッタ、途中離脱を挟んでいた運び屋のヒュンメルも正式加入。パーティメンバーがダーナ入れてフルの6人になります。ぶっちゃけ今思えば、イース8は漂流者たちとダーナの物語ではなく、この6人の物語でした。
アドル、ダーナ、ラクシャ、サハド、ヒュンメル、リコッタ。
この6人みんな良いキャラすぎて、6人ともみんな一応均等に使って最後まで攻略しましたが、僕の特にお気に入りはヒュンメルとダーナでしたね。ヒュンメルは剣銃を使ったアクションもカッコイイのでよく使いました。
アドル達も島を出るためには島の海上にいるロンバルディア号を沈めた怪物オケアノスを倒す必要があり、打倒オケアノスのための情報探しの旅とダーナの記憶探しの旅が並行して行われます。なぜダーナはあの場所で封印されていたのか、なぜエタニアが滅んだのか、オケアノス倒すにはどうすればいいか。
●最初のターニングポイント
ダーナと会うまで大きく遡って。物語の一番最初のターニングポイントは序盤の牽引役だったバルバロス船長が事件で死亡してしまうことですね。これは予想外でした。
世の中には色んな人間がいて、全てが善人ではない現実を見せつけるように漂流者の中に裏切り者がいて船長は殺されてしまいます。回復アイテムであるポーションの生産で世話になってた医師のキルゴールがまさかの犯人でした……が、よくよく考えたら直前でポジションの被る医学生のリヒトが加わるため、これで犯人が分かった人もいたのかもしれません。
船長を追悼後、ここから過去編のダーナを初めて操作できるようになり、島も南半分を踏破したので船長の遺志を継いでみんなで脱出するために北部分に行ってみようぜという話になり、いざ行ってみたらエタニア絡みの話が増えてきて、最終的に眠ってるダーナがいてと、物語の切り替わりを一層感じました。
因みに船長死ぬより前に小舟で独断の脱出を試みたカーラン卿がオケアノスの餌食になってますがこちらは最終章で生存が確認されます。またカーラン卿のこの行動によってただ船を作って海に出てもオケアノスに沈められるため、オケアノスを倒さないと脱出は不可能という事が判明します。
ただの無人島からの脱出を目指す話が次第に一人のヒロインと古代の国を巡る、島の謎を紐解く壮大な冒険物語となっていったなと思いますね。脱出の目処が立つにつれて。
漂流者が一丸となって苦難の末にオケアノスを倒しましたがこれで終わりではありません。
●ヒイロカネと古代種
この辺から島に異変が起こります。島には元々獣、つまりモンスターが巣くっているのですがその中に古代種というダーナの時代から生きてる主に恐竜の姿をした一際強力なモンスターがいます。オケアノスも古代種です。
彼らは普通のモンスターと違い、序盤は倒せません。逃げるしかありません。ヒイロカネという島特有の鉱石から作る武器でないと倒せません。
オケアノス打倒後はそんな古代種がどこからか沢山わいてしまい、漂流村が相次ぐ襲撃に見舞われるため、アドル達は原因を調査することになります。
●ラクリモサ
その後古代種が増えるこの現象はこのまま放っておけば、セイレン島だけでなくやがて世界にも拡大し、世界が古代種だらけになる事が分かりました。同時にこの現象こそがタイトルにもあるラクリモサと判明します。涙の日という意味ですね。
ラクリモサはざっくり言うとダーナ達の時代に信仰されてる神であるはじまりの大樹にある、進化の摂理と言う存在が、世界に災厄を巻き起こすことでその時生きている生命に選択と淘汰を問い、進化を促すものです。人々が信仰していたはじまりの大樹がラクリモサを起こしていたのです。
もっと言うとその時生きている全ての命にとって回避や阻止不可能な大災厄を起こすことで淘汰を起こし、そこから辛うじて生き残った者達が変革した世界で子を成し、新たな生命を育む。この一連の進化の流れを促進させることをラクリモサと言います。そうして世界では一定の周期で破壊と再生が繰り返されてきたということになります。
因みに進化についてはダーナと出会う以前にラクシャが夜営時の何気ない雑談の中で説明してくれるため、伏線になっていたと言えます。
現実なら恐竜の絶滅がまさにそれですね。生き残った生命が育んだ子孫が今を生きる僕達というのは小学校かどこかで聞いた事があるかもしれません。
話横道それましたが、ラクリモサはダーナの時代にも起こっていました。隕石の落下による寒冷化です。これによりエタニアは滅茶苦茶になり滅亡し、ダーナは苦難の末にラクリモサを止めるために自らを封印、つまりコールドスリープします。そして次のラクリモサが起こる時代、つまりアドル達の時代でラクリモサを止めるため再び目覚めた事が判明します。
記憶を全て取り戻し、自分のやるべきことを思い出したダーナはアドル達と協力して、苦難の果てにはじまりの大樹の中にある進化の摂理そのもの、つまりラクリモサを管理しているテオス・デ・エンドログラム(一応表のラスボスです)を倒します。
メチャクチャはしょってますがこの間に過去にラクリモサを経験して生き残り、この世界の進化をずっと見てきたという謎の四人組、進化の護り人との出会いから、ラクリモサを止めるための方法探しまで色々あります。ここの一連の流れが結構長かったですね。さしずめラスダンです。ボスが何体も待ち構えているため、世界観も相まってクライマックスに近づいていることを実感させました。
●まさかのどんでん返し
そして涙のエンディングへ……なのですが、テオス・デ・エンドログラムを倒した事でラクリモサは止まったものの世界自体が白く染まっていき消滅に向かってしまいます。そこで身を捧げたのがダーナ。アドルや自分達がやってきたことを間違いにはさせないと大きな光を放ちます。
その後、アドルは目が覚めるとなぜか漂流村にいました。村では脱出のための準備が着々と進んでいました。
しかしアドル以外の全員がダーナやエタニアの記憶を忘れていてヒイロカネも無くなっていました。とにかくダーナ、エタニア、古代種、ヒイロカネといった、セイレン島にあったあらゆる古代要素が根こそぎ無い世界線になっていたのです。
セイレン島は元々は古代要素が封じ込められた決して近づくべからずなまさに魔の孤島だったんですがこれではただの無人島です。勿論、ダーナはパーティーメンバーだけでなく他の漂流者とも絡みはあったわけですがその思い出の記憶も消えてます。オケアノス云々も。序盤の古代種に苦しめられたり対抗するための武器を作った記憶も。しかもエタニア王国の遺跡があった場所は滝が落ち、緑豊かな大自然が広がってました。
●エンディング分岐条件
テオスを倒すまでの段階でアドルの名声値が一定以上だと真のラスボス戦を挟み、ダーナと再会できるトゥルーエンドに進みます。しかし僕は早くエンディング見たくて名声値を気にせず特攻した結果、ノーマルエンドでした。
そのエンドの内容はというとラクシャ、サハド、リコッタ、ヒュンメルも交えて、意外な場所に潜んでアドル達を見守っていた大地神マイアからダーナが進化の概念となったことを聞かされ、テオスを倒す前の世界の記憶もこの5人だけ戻してもらえます。
なお、記憶が無くなったのはアドル達がテオスを倒した事でそれまでの世界は一度崩壊し失われましたが、マイア、そしてダーナのお陰もあり今の形に再度復元されたためです。
トゥルー、ノーマルどちらでもこの救済措置をしてもらえますが、ノーマルではダーナとは再会できずに5人とも彼女のことを忘れないように島を出るエンドになります。
因みにバッドエンドもあるらしいですが、条件がめんどくさいのでこちらは現状やる予定はありません。何せ、名声値を殆ど上げないでいる必要があるので、このゲームの醍醐味でもあるサブイベントの大半を無視する必要があるためです。なので動画で見てきましたが、マイアが現れないのでアドル達は真相を知ることなく島を出ます。当然この場合、テオス撃破前の記憶はアドルしか持っていません。
恐らく最初にこのエンド見た人はなかなかいないのではないでしょうか。
一周目は先ほども言いましたがノーマルエンドでした。ダーナと再会出来ず。なので真のエンディング行きたいと、名声値をあげてもう一回テオスを倒しましたよ。この時は納得いかなくて何としても見てやるぞと意気込みました。
シスターニアだけクエスト逃したので好感度が上がらず好感度最大イベント見れませんでしたが、それ以外は全員見れて、お陰で名声値が条件を満たしました。
●真のエンディングへ
トゥルーでは真のラスボスであるはじまりの命と戦闘になります。コイツを倒さないとダーナと会えないためです。
しかししかし。トゥルーエンドとはいえ、それはハッピーエンドかというとそうでもなく。
マイアの話を詳しく語るとダーナはテオスに代わるラクリモサを管理する女神となりました。マイア曰く、進化の女神。
テオス自体が進化の摂理であり、まさしく概念そのもの。ダーナはそんなテオス即ち、はじまりの大樹に代わり、世界を俯瞰する立場になったわけですね。無論、一度崩壊した世界が古代要素とそれに絡むものを抹消した上で再度復元されたのもダーナが女神になったからこそと言えます。
そもそもイースの世界はマイアが見ている夢であり、テオスを倒したことでマイアが目覚め、身を捧げたダーナが女神になったために新たな世界が構築されたという解説もされますが、ラクリモサを管理することで世界を管理するシステム役割であったテオス(はじまりの大樹)の代わりがダーナになったからこそ、この新たな世界は生まれたようにも思いました。
そしてダーナはアドル達5人と最後の別れの挨拶を交わし、5人はダーナに感謝し、ダーナのことをしっかり心にとどめた上でセイレン島を後にしそれぞれの元の生活に戻っていきます……ダーナは進化の護り人とともにこの世界を見守るべく、ラクリモサを管理すべく消えていきます……以上がだいたいの流れです。
●一通り終えての感想
トゥルーとノーマルの大きな違いは単純にマイアがアドル達にダーナと再会するための方法を話すか話さないかに分かれます。
そのため、トゥルーではマイアに導かれて、はじまりの命と戦うわけですが、それはアドル達がはじまりの命に触れないとダーナが認識出来ない存在になってしまったからだそうです。ノーマルではその方法が開示されないため、テオスがラスボスになりますが、トゥルーだとテオスはいわば前座にすぎません。ノーマルでもアドル達5人はダーナのことを忘れずに前を向いていくことを誓いますが、トゥルーだとダーナと再会出来た分、5人の結束がより強まったように感じました。
最初はダーナもアドル達と一緒に島を出るか、島のために残る道を選んで別れる的なエンディングなのかなと思ってました。オケアノス倒す前ぐらいは。ですが実際はダーナの生い立ちから女神にかるまでを描いた、時空を超えたダーナのための物語、 そしてダーナとアドル達5人の物語でしたね。
テオス撃破後に記憶が消えたことで最終的に6人以外の漂流村のメンバーはダーナやエタニア王国、古代種、ヒイロカネに関する記憶を抹消されたことで、島での古代種に襲われて戦った経験から学んだ精神的成長や絆とかが無かったことになったのは残念ではありました。出来ればマイアは漂流者全員にテオス撃破前の記憶を戻して欲しかった。
しかしこうも思うんです。この物語の本質は漂流村全員の物語ではない。アドル、ラクシャ、サハド、ヒュンメル、リコッタ、そしてダーナの物語だったのだと。
ひとりひとり個性ある漂流者達。価値観も年代も性別も職業もみんな違い、モブは一人もいません。一緒に過ごすうちに次第に愛着を持てるほどまで描かれた魅力ある彼らとの思い出の全ても最終的にはアドル達6人とプレイヤーの中にしか残りません。でもだからこそ、この島での日々が終わるのがどこか切なく寂しいと同時に、この一時が愛おしいとも思える気がします。6人の中にだけ刻まれた物語ということも相まって。
●機会あれば他のイースもやりたい!
僕はイースシリーズ、これが初めてなんですが、 かなり長いシリーズです。単にナンバリング順に並べるだけでは正しい時系列順にならないほどまでイースシリーズは拡大してます。
アドルがセイレン島に流れ着き、ラクリモサを止め、ダーナが進化の女神となり、 一度崩壊した世界が復元されたことで世界はいわば新たな形にリブートされました。そこにはエタニアや生きた古代種もいない。この島で起きた真実を知るのは地上ではアドル、ラクシャ、サハド、リコッタ、ヒュンメルだけ。他の人からすれば世界は何事もなく普通に回っています。
ダーナがいたからこそ、時系列上8以降のアドルの冒険とそこに広がる世界があって様々な出会いが待っている。だからこそダーナは尊いと思いますね。 ダーナがいなければ世界はラクリモサに覆い尽くされ、古代種が闊歩し、絶えず増え続けて世界は滅亡していたでしょう。ヒイロカネが無いためアドル達以外は対抗手段が無いに等しい。
アドルとダーナ。 二人はまさに運命に導かれ世界を救うために巡りあったのでしょうね。
機会があれば他のイースもやってみたいと思いました。というかダーナが尊すぎて彼女が救ったも同然の世界を歩いてみたいと思いましたね。
イースはアドルと相棒のドギ以外の登場人物は作品ごとに異なり(グリゼルダみたいに過去作からのゲスト出演などはある模様)ますが、時系列上、8以降にある冒険と世界があるのも、8があったからこそ。ダーナもアドルのことをずっと見守っているでしょう。
あと個人的にはまたアドルの冒険の中でラクリモサが再び起こるのだとしたら、それはよほどの事であり、 逆を言えばよほどの事がない限りはラクリモサは起こらないのではないかと思いましたね。それを司る女神がダーナなのですから。
●たまらず計二回、はじまりの命倒しました
初めてはじまりの命を倒した時にはダーナ編とアドル編の隠しダンジョン二つをクリアしておらず、他にもサブクエもいくつか未クリアのままでした。 制圧戦、迎撃戦も。
しかし、ここまでやって生じたダーナロスゆえにこのかけがえのないセイレン島での冒険をやりつくしたい思いが強くなり、またスタッフロールの最後の演出(一枚絵が変わります)もコンプリート次第で変わることから、隠しダンジョンクリアして、最初からやり直さないと無理なシスターニアと宝箱以外は概ねコンプリートで、再度はじまりの命を倒しました。 スタッフロールの演出も最高の形で終えました。
個人的にはダーナ編隠しダンジョンのボスであり、ダーナ編の実質ラスボスであるイオは必ず倒した方が良いと思います。
立ち位置上は隠しボスですが、このゲームが大好きならば、隠しダンジョンを潜り彼女に挑むべきです。エタニアの歴史が明かされたり、物語の結末知ってるとニヤリとする展開など、アドル達から見て過去を描いたダーナ編を彩る実質本編と差し支えないイベントが多く盛り込まれているためです。あとイオ戦のBGMは鳥肌立つぐらい良い曲です。まさにダーナのラスボスという具合に。
逆にアドル編の隠しダンジョンはまさに隠しダンジョンです。特別なストーリーがなく、クリアすれば属性付与のメダルがもらえたりとか、そういう特典目的でひたすら進むことになるためです。しかし敵が最深部含めてなかなか強いので、物語に幕を下ろす前の6人の最後の冒険と考えればやりごたえがありました。はじまりの命との戦いはダーナを除いた5人で挑むのでダーナ入れた6人で挑む数少ない要素でもあると思います。
●OPムービーの考察
最初、夜の漂流村でアドルが月を見上げるシーンからの、エタニア王国の映像、そしてバルバロス船長、漂流者たち、パーティメンバーと続いていきますが、これは一連のセイレン島での冒険を終えたアドルの回想も含まれていると思ってます。ゲームを始めた時とクリア後では全く違う見方になるでしょう。
夜の漂流村でアドルが月をどこか寂しげに、また決意を秘めた強い目で見上げるシーンはこれはテオス撃破後、世界が改変され、トゥルーエンドでダーナと再会後、脱出準備が完了し、 船出前の最後の夜に一人、この島での出来事を改めて回想してるアドルではないかと思うんですよね。
テオスを撃破して世界改変、その後はじまりの命を倒してダーナと再会する。そこから船出の日までルート問わず更に数日の開き(あとから確認したら一週間でした)があり、プレイヤーとしてはこの空白の数日間は目にすることなく、ダーナとの最後の一時の後に一気に船出直前まで話が飛ぶため、アドル達が脱出のための船出に向けてどんな風に残り少ない時を過ごしたのかは分かりません。だからこそ思いました。
●永遠の旅人
Youtubeで「永遠の旅人 イース」と検索して出てきた動画を再生してみて下さい。このゲームのオープニングやタイトル画面など各所で流れるメインテーマにボーカルアレンジを加えた楽曲、「永遠の旅人」を聴くことが出来ます。そしてこの曲はトゥルーエンド(ダーナ編でイオを倒すことも望ましいです)を見てから聴くと凄く感動すること間違いなしです。なぜならその歌詞は明らかにダーナのアドルに対する想いそのもの。そのまま入っているんですよ!同時にプレイヤーとしてもこのセイレン島に流れ着いてからの冒険の日々が走馬灯のように蘇る、どこか切ないバラードとなっております。
●イースシリーズは今も続く。最後のまとめ
早速ソシャゲですがイース6オンラインが7月20日から配信されてます。時系列では8の2年後。こちらは事前登録してありましてやってみようとは思ってましたが泣く泣く断念。
最初は8から2年後のアドルの冒険ということでワクワクしててやるつもりではいたんですが、正直、他人と関わる本格的なオンラインゲームには時間かけられなさそうなので、今は様子見することにしました。興味はあるんですがね。
イース9が9月にSwitchに移植されて出ます。時系列は8の3年後!
こちらはポケモン新作の予約と同時に予約しました。
ただイース8を終えた後もいっせいトライアルでイース8と同じく知ってはいたがやる機会のなかった「戦場のヴァルキュリア1」買ったり、それ以前にグリザイア三部作を買ったり、色々積みゲーがあったりするのでそれらと合わせてやっていきます。
実はSwitch版イース9発売から翌日に例の感染症のワクチン一回目を打つので接種前日に受け取って接種後に遊ぶということも考えています。
この時代、ゲーマーたる者、実際に旅行とかレジャー行けない分、色んなゲームの世界を冒険したいものです。では。