この記事は2020年3月に書いたものの、お蔵入りにしたブログ記事を載せたものです。今回、溜まっていたものを大掃除することも兼ねてここで吐きます。
2021年11月もこの友人トラブルを経験したことで導きだした考えを題材にエッセイにして出すつもりでしたが、あまりに説教臭いしあまりにも暗くて面白くないことからお蔵入りにしました。こういうのはブログでやった方がいいだろと。
高校時代から長く続く友情。それはとても素晴らしいものです。しかしその反面、大人になることで次第にズレていく価値観の相違によってはそれはただのクソったれになる可能性もあると僕は思い知りました。お蔵入りにした記事の後、あとがきにてお蔵入りにしたエッセイの内容も混ぜて色々語ります。
この記事を載せようと思った理由はこのまま抱え込んでいると間違いなく自作品の創作活動の展開に支障を来すと思ったこと、ストレスのあまり作品のプロットや構成も登場人物や読者さんの事を考えない昔の路線に逆戻りしてしまうことを危惧したためです。 これから語るこの2020年2月の悲劇の経験はこれからの作品作りにも活かす場面はあるかもしれませんが、登場人物や読者さんの事を考えた制作をしていこうと考えているので、年末の大掃除ということで一旦ここで荷を下ろさせて下さい。
あと、更に決め手となったのは最近、「人間関係リセット症候群」という言葉が巷で流行り出してることもありますね。僕みたいな奴もいるんだよということで。
というわけで開幕です。よろしくお願いします!!男友達三人で岩手に旅行行ったことで起こった事件の顛末です。
記事タイトル:岩手で何があったの?友人トラブルって何?全部話します!
こんばんは。
最近はコロナで本当に世の中暗くなってしまいましたが、僕は元気です。
皆さんも感染しないように頑張りましょう。
さて、今日は二ヶ月前の話をします。
これはTwitterでも呟いた事ですが「岩手旅行での友人トラブル」とは何かです。
結論から言うとこれがきっかけで僕は創作全体のスランプに陥り、三月は再起をかけてスランプ脱却のために細々動きました。
小説もイラストも作ってる過程で上手くいかない……それがスランプです。
創作も一刻も早く「新ソルジャーズ・スカイスクレーパー(仮)」を書かないといけない……そんな中、2月11日と12日、高校時代の友人二人と岩手に旅行へ行ってきました。
初日は猊鼻渓の幽玄洞や舟下り、二日目は花巻と新花巻の宮沢賢治ゆかりの地を旅するものです。
旅行を企画した友人Aは高校時代からの付き合いで(もう一人も同じく高校時代からの友人Bです)、これまでも旅行企画した友人Aとは沖縄、伊豆高原、四国とか一緒に行ったんですよ。鎌倉にも行きました。
僕も旅行を通して創作の取材になるし、何より貴重な昔からの関係なので時間さえあれば旅行はその都度OKしてました。
一緒にゲームをする仲でもあり、僕が持ってるポケモンのダイヤモンドはその友人から譲り受けたもので、プラチナ出た当時、サファイアでポケモンを完全引退していた僕もこれで復帰し、 今日までポケモンを楽しめてます。モンハンを始めたのもクロスでその友人Aに誘われたからです。
ドラクエ7とドラクエ9、モンストにはまっていたこともありましたね。ドラクエは僕が当時DSや3DS持ってなかったのもあり話をするだけでしたが。モンストも当時、僕はガラケー族だったのもあり、一緒にやれませんでした。
遊戯王やMTGもその友人とお付き合いでやったことありますが、ポケモンやモンハン、ドラクエ含め、友人Aは飽きたりやる気無くすとあっさりやめてしまいます。
この時はまだ許容範囲でした。
今回このブログを書いたのは、旅行を企画したその友人に酷く失望させられたからなんですよ。 岩手に行けたのは本当に良かった、でも友人の自分勝手な行動に凄くガッカリしたんです。
同時に色々旅行で思い知ったことがあるので、ブログに書きたいなと思った次第です。
今はコロナで外出自粛になってますが、旅行というものは主催した人がしっかりしないと下手すれば友情崩壊に繋がるんだなと。
なろうとかでエッセイにしようかと思いましたが、あちらはウチの我が子たる自作品の舞台。ならば、こういう話はブログの方がいいかなと。
この旅行の発端は昨年11月、僕が冬コミ初出店が決まった直後。
友人Aが「座敷わらしに会えばまた出店出来るかもね」と言ったこと、その友人Aが前に岩手に行きたがってたことをLINEで発言していたことがきっかけでした。
それにより年末年始にかけて定期的に友人A主導のもと岩手旅行計画がLINE上で始まりました。
座敷わらしのご利益を得ると同時に岩手の旅行を通して創作に使えそうなものを糧にするぞ!!僕はそう決めていました。
初日は少々思う所はありましたが何事もありませんでした。
しかし、旅行二日目。宮沢賢治ゆかりの地を見て回り、夜に新幹線で東京に帰るはずでした。
旅館でチェックアウトを済ませ、旅館最寄り駅の二戸に来た時のこと。
その友人が唐突に「新花巻に着いたら先に帰っていい?」と言い出したのです。
理由は「行く気を無くしたから」と。僕は驚愕しましたが、その場はひとまずもう一人の友人Bの提案と説得でせっかく来たんだからと新花巻からタクシーでお隣の花巻のイギリス海岸に行って観光するも、やはり考えは変わらず新花巻で別れて一人、東京に帰っていきました。
僕は残された友人Bと宮沢賢治ゆかりの博物館などを見て回り、予定通り夜の新幹線で東京に帰りました。
最初はこんなこともあるかと思ってました。しかし東京に戻った後。振り返ってみれば、
旅行ここまで主導してきたくせにこれはないんじゃないかと。そもそも岩手の話振ったのはお前だろと。
だいたい責任と自覚あるのかと僕の中で怒りが爆発したのです。
僕は基本的に高校時代の友人にはかなり好意的です。10年以上の付き合いある数少ない友人なのもあり、気にくわない事はあっても水に流して接してきました。
が、 今回は水に流せなかった。裏切られたことに強い失望と怒りしか出ませんでした。
だってせっかく貴重なカネと時間費やして来てるのにこれはないでしょう!!!
日々のストレスで荒んだ心を旅で癒そうと思って参加したのにそれさえも踏みにじられたも同然な気分になりました。
いくら高校時代の友人とはいえ、失礼ですよ。そもそも大金払ってるのに「行く気無くしたから帰る」って凄まじく贅沢な話ですよね。小学生じゃないんですから。
また、猊鼻渓の舟下りでカモに餌やりしたのは自分だけだったり、食事の時も暗くて会話が弾まない。
それぞれの旅行に対する温度差が違うことを実感しました。
それで僕は思いました。参加者全員の旅に対する温度差が違う、あまつさえ主催が自分勝手な理由で帰ってしまう。
もう、 このメンバーで旅行は無理だなと。
それに旅行ってこんなバラバラな状態で行って楽しいの?って思うんです。みんなが温度差違う、こんな自分勝手なトラブルが起こる、 ノリが噛み合わない、だったら一人旅でいいじゃん!!って思うんです。
それに途中で投げ出すにしてもちゃんとした対応の仕方があります。他の参加者にしっかり心込めて謝るとか、飯奢るとか。
それさえ無くただ「やる気無くしたから帰る」ですからね。この時点でここまで費やしたカネと時間は何だったんだよと。
体調不良や用事で帰るならともかく、こんな自分勝手で放り捨てるのでは次のお付き合いは出来ません。また同じ事をやる可能性ありますからね。
依然として解決が見えないコロナ。それが終息してまた旅行に行こうって話が来ても僕は断りますし一緒には行けません。
己のやらかした事を反省して、責任と自覚を分かってもらわないと。
いくら高校時代の友人とはいえ、未だに大人になりきれてないことに僕は強く失望しています。旅行の温度差の違いも相まって、その失望の念はより強くなりましたね。
学生の頃から長い付き合いである友人に裏切られました。
そのショックはなかなか晴れるわけがなく、二月中はストレスと不安定な状態が続きました。だから創作もスランプに陥った。
楽しい旅行になるはずが、旅行に対する温度差が違うことに違和感を抱き、そして友人に裏切られたことで失望へと至りました。
とりあえず、今回の旅行で痛感したことは以下の通りです。旅行の楽しみ方は人それぞれですが、少なくともこれは大事だと思います。
・それぞれの温度差が違いすぎると旅行は楽しくない
・他人を巻き込んで何かを始める時は責任と自覚を持たなければならない
・旅行企画するなら参加してくれた人の気持ちを考える
・旅行企画しといて途中で投げ出すなら、参加してくれた人にちゃんと誠意こめた対応をしよう
因みに帰った彼には昨年秋もモンハンに誘われました。こちらはポケモン剣、新サクラ大戦、ドラクエ11Sとか他にも予約してるソフトある最中ワールドとアイスボーンをわざわざ買ったんですよ。
が、これも二ヶ月ほどで「やる気無くした」の理由で投げ出したという前科があります。
この時はこれまで同様に仕方ないと思いました。
が、岩手の一件で完全に見損ないましたね。
たぶん金返せ!って言われてもしょうがないですよ(笑)
言いませんけれども。僕が求めるのは金云々ではなくきちんとした謝罪。自覚と責任が足りなすぎる。金で解決は「ほら迷惑料だ。受け取りや」と言うチンピラと変わりません。
そもそも良い年した大人なんだからもう少ししっかりしろよ!!!!(怒)
因みにその後、彼からLINEがきたので見たら海外からイタズラ電話くるから気を付けろよってものでした。
さすがに僕も「まずはお前は言うべきことがあるだろ?」と打ったら四ヶ月返事無し。
僕は少なくとももう、向こうが自分のやらかしたことが間違いだったと気づかない限りは僕はこの怒りと憎しみが自分の正義だと思うようにしました。
友情もクソもない。だったら破壊するのみです。
友人のLINEグループ脱退も真剣に考えてます。とにかく、僕は金返せとまでは言いません。これがせめてもの優しさです。反省しない以上はもう手を切ります。
あとがき
以上です。ここまで読んで下さった方、本当に、本当にありがとうございました。
補足ですが岩手行きの前日は神田のカラオケで夜にフリータイムをとり、早朝東京駅で合流して三人で岩手に出発、2020年2月中旬になる頃なのでコロナ渦になる直前の話です。
なおこの事件が原因で当時、なろうで連載開始しようとしていた人狼少女は3月から4月26日に延期するなど、精神面でデカイダメージを負いました。
2021年現在ですが、友人Aからは全くLINEで返事も返ってきてません。恐らく逃げたんでしょう。
友人Bとはこのコロナ渦の生き方や価値観の相違で喧嘩して噛み合わなくなり袂を分かちました。
そもそも、友人Aが帰ったことを批判したのは僕だけで、友人Bから「批判して大丈夫?」と疑問符を投げかけられ、それでも僕は、友人Aに襟を正して欲しくて言うべきことを言ったつもりでした。友人Aのしたことは友人Bも踏みにじる行為だからです。ただ僕の主張は快く歓迎されなかった。
こんな事を黙って許せるわけがないですし、こんな筋の通らない事をする奴が今後コロナ落ち着いてまた旅行企画しても着いてくる人間は誰もいないし、何も知らない人間ならば僕みたいに現地で泣きを見る可能性もあります。
にも関わらずここまで関係が悪化したのは僕も含めてやっぱり価値観の相違が原因なんだなと結論づけました。高校卒業して10年以上経って、進む道も三人それぞれ違うがために価値観がズレて起こった悲劇だと。
僕自身も高校出た後に社会のルールやマナーとか考え方に触れていくうちにそれが当たり前の正義になってしまい、その構築された正義を主張したら思うような結果にならなかった。これに尽きます。
「正義とは立場や状況によって変わるもの」ってワンピースのクザンも言ってますからね。友人Bとのすれ違いもそれです。職業はおろか置かれた立場もまるで違う、住む世界が違うんですから。それは友人Aにも言えます。向こうは今回のコレが当たり前のつもりでやったのでしょうが相反する正義の立場にいた僕はどうしても納得いかなかった。
この旅行で僕は旅費約7万、有給一日を捧げました。友人Aの見つけた安いプランゆえです。この額は安いパソコンやタブレット一台買えちゃうぐらいのお金です。
それは今までのように友人と旅行を楽しみたかったから。にも関わらず、そのデカイ代価は価値ごと踏みにじられた。
帰ると言い出した前日は泊まった旅館で友人Aは座敷わらし探しを楽しんでいたのに。温度差の違いとか、こうなる伏線と思しきものは岩手初日、いや以前からありました。でもそれは当たり前の光景と思っていて、それが伏線だと気づいたのは宿泊した次の日。即ち事が起こってからでした。
この件もあって、価値観が違ってそもそも噛み合わないのに、一緒にいて楽しくないのに、高校時代からの友情だの、絆だのをごり押しされるのは実に滑稽で馬鹿馬鹿しいと思うようになりました。そう思った時点で青春からの輝かしい友情はとっくに錆び付いていたことを思い知りましたね。
仮に僕が怒らずこらえていれば、ここまで悪化しなかったのかもしれません。でも僕は自分が立ち上がらなければダメになると思いました。そう確信したから。いつまでも子供じゃない。子供のままなら子供でいればいい。でも僕はそうはなれなかった。
高校時代からの付き合いある友達はどんな事があっても大切にしようと思って穏やかにやってはきました。本当に友達と信じていたから。でも踏みにじられて、あらゆる意味での相違に気づいた以上、もう後戻りは出来ません。
決起した時点でもう以前の関係に戻れないのは覚悟の上でした。岩手でそれまで高校時代の友達思いだった僕は死に、己の正義のためならば嫌われ役になっても構わない男になりました。友人Aが僕の抗議に対して己の過ちに気づいて謝ったりしてれば僕を止められたかもしれませんが、もうそれさえしないで逃げた以上はこうなっても仕方ありません。
踏みにじられた事で初めて、価値観の相違を実感し、ただ同じ高校時代の同級生で机並べて一緒に勉強しただけの仲、それも一緒に部活とか一緒にやったこともない程度の関係は、社会人になるにつれて、維持することも限界が来ていたとも思いましたね。
高校時代の人間関係には卒業後も一般的に色んなカタチがありますよ。結婚したり生涯の友になったり。でもそれは真に通じあえて結ばれた人だけの特権であり、ただ昔からの縁で友人Aの号令の下、時々集まっては人生の方向性も違うのに遊んでただけの関係では到底辿り着けない領域ですよ。僕含めて自分勝手な人間どもの集まりでしたね。このグループは。今まではそれで固いように見えて実は脆かった友情を成立させてたのがこの一件で一気に崩壊した。一時は繋がれてたのかもしれませんが結局はその程度だったということです。
友人Aが帰る時の対応を適切にしていたら、僕は仕方ないと思い、こんな事にはならなかったと思います。まあ、遅かれ早かれ、同じような事になっていたかもしれませんが。
僕は弁償して欲しいんじゃありません。支払った代価と時間は友達のために捧げたのにそれを自分勝手な行動で踏みにじられたこと、それだけが悲しく許せなかったんです。にも関わらず聞き入れてもらえない所か、肝心の当人は逃げたわけです。
裁判とか起こさないのはこれはせめてもの僕の優しさですね。いや、逃げた以上その選択肢はありませんが。裁判で時間費やすくらいなら創作活動やゲームとかアニメや映画観るとか本を読むとか楽しいことに費やした方が有意義だからです。でも連絡もよこさないという事は僕は捨てられたのでしょう。ま、捨てられても仕方ありませんがね。
……とまあ、そんなわけでお見苦しい話をしてすみませんでした。ただ、本当につらくて1年経っても傷の回復途中なのは確かです。友人Bと袂を分かったのも今年の秋ですからね。
最後にこれだけ言って終わります。
価値観や方向性は違っても、同じ学校同じ学年で時間をともに共有したゆえにこの関係を絆だの友情だの思うのは必然です。好きな漫画やアニメ、小説、ドラマや映画に影響されたりして。でも現実はそう簡単にはいかないと思い知りましたね。
社会人じゃない高校生以下の学生の段階ではまだみんな色は真っ白なんですよ。それが卒業後だんだんとひとりひとり違う様々な色に染まっていき、真っ白だからこそ通じあえていたものが異なる色同士になって属する世界が分かれていき最悪、噛み合わなくなる可能性も含まれているのです。
でも、中には変わらないものもある。今の人間関係を見渡して、もしもそれがあるのならば、それを大切に生きれば良いと思います。
2024年5月14日追記:
事件から4年。2024年GW頭にもう二度と会わないと思っていた友人Aから突然LINEが4年ぶりに来ました。久しぶりに気になったので話を聞かせて欲しいと4年ぶりに向こうはLINEしてきたわけなので、久しぶりに会って食事しながら話をした所、
- 当人は旅行を投げ出して帰ったのではなく、コンディションが悪く旅行を切り上げて帰った
- 4年間音信不通だったLINEもただ用がなかったから連絡しなかっただけ
ということが判明。
結局は旅行先で裏切られた裏切った、LINEで抗議しても反応なく逃げた、捨てられた、そこからこの記事でぶちまけた怒りや主張の数々も全て、「旅行を投げ出して帰った」「裏切った」と間違って解釈した自分の思い込みだったという結論に至りました。
全ては向こうが説明不足だったこと、こちらがそれを真面目に解釈しすぎたのが要因だったと思います。当人は何も悪いことをしていなかったため謝罪はありませんでしたが、スッキリした自分がいます。とてもしょうもないですが。(^_^;)
完。