● 自由とルールのバランス!
こんにちは。正木美奈子です。
日曜日にスウェーデンから帰ってきましたが、帰りの飛行機で少し考えていたのが、子供たちの自由奔放さ!
学校は日本のように宿題が沢山あるわけでもなく、親たちも「勉強しなさい」と口をすっぱく言うわけでもなく、かなり自由な雰囲気です。
小学校までは成績表もないとのこと、日本とかなり違いますよね。
ですが、スウェーデン人の親たちから言わせると、あまりにも自由すぎて、子供たちの学力がどんどん落ちているとのこと。
どんな先生にあたるのかによっても差が出るのかもしれませんが、一般的にかなりの親たちが教育体制に不満を持っているようでした。
そこでちょっと思ったのは、もしかしたら自由過ぎるのも考えモノではないかと。
自分である程度全てを把握できて、今何をするべきかがきちんと見えていれば「自由さ」はとても有益です。
特に社会に出ると、自分で何かを選択し決断することを求められます。
その時に、言われたことだけをやってきたようであると、自分の意志で行動する自主性が弱くなるかもしれません。
ですから、子供の頃から自主性を尊重し、自分で何をやるかを決める生活をしているスウェーデンは、そういった意味ではとても素敵な文化だと思います。
その一方で、自主性に任せすぎてしまうと、規律がなくなり「怠ける」とか「自分の好きなことしかしない」という状況になりかねません。
このバランスが難しいな~と感じさせられました。
スウェーデンの親からすると日本の教育が、そして日本の親からするとスウェーデンのような教育がうらやましく、「隣の芝は赤い」といった状態なのかもしれません。
このバランスが取れた、中間ぐらいがあると良いのかもしれませんね。
これは学校教育や子供たちの生活に限られたことだけではなく、実は大人の私たちにとっても同じことです。
コントロールされることがいやだと思う一方で、ある一定のルールや規制がないと、何を目指せばよいかがわからなくなってしまったりします。
そして一定のワクがあるからこそ、その中で想像力を働かせて、持っている時間や能力を最大限に活かせる努力をします。
仕事や日常生活でも、この自由と規制のバランスがうまくとれると、成果を出せる環境となりそうですね。
あなたも、ぜひこの絶妙なバランスを探してみませんか?
