コスモドラグーン 22 ─A-TOYSリペイント─その2 完成 | ソリッドのブログ

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同好の趣味の方ヨロシクお願いします。


※2021年2月 画像追加








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昨年末の記事のコスモドラグーン、先日リペイント完成しました。


 ▼前回記事▼




カラーリング・コンセプトは“古式銃リアルカラー”。

コスモドラグーンの元ネタ、コルト・ドラグーンや1851ネイビーなどのオールドリボルバーではポピュラーなカラーパターン…バレルやシリンダーはガンブルー調、トリガーガード/バックストラップは真鍮製をイメージ、フレームとローディングレバーはケースハードンもどき。

“ケースハードン”とは金属表面の強度を上げる処理です。“ケースハードゥン”とか“~ハーデン”、“~ハーデュン”など様々に表記されますが所詮は和製英語、意味さえ通じりゃ何だっていいです。

んでケースハードン、鉄製のフレームに焼き入れを行うことで硬度を上げ、そのままでは脆いので焼き戻しをして粘りを加えます。熱処理の温度にもよりますがその際に金属表面に不定形な模様が現れます。
それがフレーム表面に油でも引いたかのような虹色の美しい模様となりオールドリボルバーのマニアは有り難がるのです。
しかしその模様も経年や使用による退色で薄れてしまい最終的には単なる鉄色になってしまいますけど。

モデルガンにおいては専用の薬品を用いてガンブルーやケースハードンを再現するブルーイングと呼ばれる手法が一般的です。ただし出来上がる色合いや風合いは実際のケースハードン同様に偶然性に左右され、狙った風合いを実現するにもある程度の経験値が必要だったり...するようです。
ちなみに私は持ってるモデルガンのほとんどが金属製なので薬品によるブルーイングはやったことありません。金属製モデルガンを白や黄色(=金色)以外の色にするのはNGですし。


コスモドラグーンのリペイントに話を戻しますと、アニメ劇中カラーを鉄っぽくリアル調に且つ使い込まれた風合いに再現するという考え方ではガンメタ系ハゲチョロ塗装は定番。
でもリボルバー好きの延長でコスモドラグーンが好きな自分としてはオールドリボルバーっぽい彩りのコスモドラグーンも見てみたい。けどガンブルーやケースハードンに彩られたコスモドラグーンというのはほとんど見かけません。そこでモデルガンでは薬品によるブルーイングで再現されるそれらカラーを塗装で再現してみようと思ったワケです。


塗装は基本的に全て缶スプレーです。今回リペイントしたコスモドラグーンは元々“ロールアウトカラー”というオールシルバーに塗られたモデルなのでそれを下地として生かし上から色を重ねました。

バレルやシリンダーなどの黒っぽい部分はメタリックブルーを吹いた上からクリヤーブラック。仕上げに銀Sunでエッジ強調&全体的に超薄々コーティングで金属的な輝きを狙ってます。
ブルメタはダーク&ライトの2色を使って部位によってメリハリを付ける目論みでしたがクリヤーブラック重ねたら分からなくなってしまいました。






シリンダーが乗っかるフレーム、そしてローディングレバーのケースハードン表現はこれまた銀Sunが大活躍です。これはけっこう手間がかかりました。
最初にクリヤーブルーをフレーム一面に吹いてから綿棒で銀Sunを部分的に塗ります。クリヤーブルーを残した部分がケースハードンの模様になるわけです。





次にその上からクリヤーブラックでフレーム全体をうっすらとコーティング。すると銀Sunの銀色はガンメタになります。
そのガンメタをやや残しつつ再度銀Sun塗布。
更にクリヤーブラック。





この作業を2~3回繰り返すと銀色部分にグラデーションが付き、クリヤーブルーも黒ずんで落ち着いてきます。

そしてクリヤーオレンジをササッと薄吹きしてガンメタに色味を加えます。




と同時にブルーの部分が緑がかってしまうのでコンパウンドで磨いてブルーに戻しますが、磨き具合にムラを付けることで複雑な色合いになってくれます。





画像では分かりませんが、局部的に赤の油性マジックを塗装初期にピンポイントで塗っておいてラッカーに対して滲み出る透過作用を利用するなんてこともしてます。






トリガーガード/バックストラップは真鍮をイメージしたゴールド。でも金色のスプレーは使ってません。
まずは“ライトガンメタル”なるツヤの出るシルバーをスプレー。そして銀Sunでピカピカに。
その上からクリヤーオレンジを薄々コーティング。銀色の上にクリヤーオレンジを薄くかけると金色になります。





銀Sunのツヤは半減しましたがいい感じにくすんだゴールドになりました。
そして仕上げに再度銀Sunで超薄々コーティング。画像のような真鍮っぽい色合いになんとか落ち着きました。

グリップは以前の記事にも書いてますが全て筆塗りです。黄橙色をベタ塗りし、その上からスミ入れに使う薄めたエナメル黒を筆ムラを利用して適当塗り。あらかじめ下地には80番のペーパーで木目調のキズを付けてあります。
ちなみに木目の角度は約15度の傾き。リボルバーのグリップでは垂直にするよりそれっぽく見えますし、実銃の写真やモデルガン用の木グリを見てもたいてい木目は傾いてます。加えて本物の木グリを作る際に材料をムダにしないという点からも理にかなっていると思います。



今回のリペイントは古式銃カラーを塗装で再現する手法や技術の実験として行ってみました。
実は前にもタイトー製コスモドラグーンを同じようなコンセプトでリペイントしたことがあるのですが納得いく仕上がりには遠く及ばないものでした。ヤフブロを始めた初期に記事のネタにもしてますが特に見る価値も意味もないので行かないでください(笑)
その後に思い付いたアイデアの蓄積をこのコスモドラグーンに注いでみましたが、かなりマシにはなったものの改善すべき点が多々あります。缶スプレーや銀Sunももっと使いこなす必要があります。

理想のコスモドラグーン探求の旅はまだまだ続きます。














──────コメント(16)─────

ニホンセン
その2で終了ってことですか?

完成おめでとうございます

相変わらず、いい仕事してますね♪
色んなうんちくも入って勉強になります
2015/3/21(土) 午後 10:40
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ばすたらん茶
さすが銀sunマスター!
色々と参考になります。
銀sunは普通に使うだけでも面白いですけど、ソリッドさんみたいに
研究して使うと更に効果的になりますね。
シルバーに塗るとちょっと黄色っぽくなるのも上手く利用されてますし
仕上りお見事ですね^^
2015/3/21(土) 午後 10:47
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capsulerose
いやあ~ またまた勉強になりました!
もう銀sunの魔術師と呼ばせて下さい
もう金属と木にしか見えません

ガンプラでもバーニアとかの金属が焼けた雰囲気出すのに金属色にアクセントでクリアブルーとかクリアオレンジ吹いたりしますけど、クリアの重ね方と銀sunの使い方がもう神がかってますね!

にわかには缶スプレーしか使ってないって信じられないっす

我が家の家宝に1丁発注したいですよ!笑

もはや、これはコスモドラグーン道ですね

(ノ-o-)ノ ハハ~
2015/3/22(日) 午前 1:25
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ソリッド
ニホンセンさん

ありがとうございます

間すっ飛ばしてその2でいきなり終了でーす

相変わらず明日すぐに役立たない能書きモリモリ、仕事はちょろちょろです(笑)
一応コイツは練習台ですが得るものはありました
2015/3/22(日) 午前 1:36
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ソリッド
バスタラン茶さん

ありがとうございます

銀Sunマスターにはまだまだですが、試してみたいアイデアがいくつかあります。目指すは銀Sun免許皆伝

シルバーに塗ると黄色っぽくなるのは銀Sun自体の色だと思います。透明な物体に塗ると黄ばんだ感じになるので。

なので今回タミヤスプレーTS-42ライトガンメタルに塗ってみたら黄ばみはほとんどありませんでした。銀Sunの黄ばみと同等以上の濃さの下地にしたのがポイントだと思います。
ライトガンメタルはツヤツヤでクリヤー上塗りの必要が無いので下地色にオススメです。

以上、最新の研究結果でした(笑)
2015/3/22(日) 午前 2:00
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ソリッド
capsuleroseさん

ありがとうございます

魔術師? いえいえ、銀Sun詐欺師ですってば(笑)
木目詐欺や金属詐欺も横行してますのでご注意ください

エアツール無いので缶スプレーばかすか買ってたんですけど、いいかげん安いエアブラシ買えたかも~

バーニアなどは銀Sunでエッジ強調や下地色生かした超薄々コーティングすれば金属感を高めたい時のワンポイントに効果的かもしれませんね。

家宝にするなら銀Sunですよ、一家に一丁こすって銀Sun アマゾンとかで発注しましょう~

コスモドラグーン道は目下ガレキ製作中。精進します
(^^)ゞ
2015/3/22(日) 午前 8:15
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アバターZAKI
おお~。かなりイイ感じの金属質ですねぇ。
私もエアブラシを持っていない缶スプレー派なので、とても参考になります。

銀Sun効果はスゴイです。
ハイライト的に使うというのは意外に盲点でした。
さらに油性ペンをにじませて塗装に使うというアイディアもスバラシイですよ。

それにしてもドラグーン増えましたね。
宇宙に4丁しかないはずなのに。(笑)
2015/3/22(日) 午前 10:48
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ソリッド
ZAKIさん

ありがとうございます

自分のやってる工作の範囲内なら缶スプレーで充分事足りますね。
このコスモドラグーンもエアブラシやドライブラシで塗り分けるような所を銀Sunで代用してます
油性マジックも似たような目的です。

銀Sunは使うサジ加減で様々な効果を得られますよ。未来カーやブラスターにも使い方次第で役立つかもしれません

コスモドラグーン増殖中ですけど全てノーナンバーです。シリアルの入ったものが宇宙に4丁あったり5丁あったりという脳内オレ設定なので何丁あっても全然okです(笑)
2015/3/22(日) 午後 9:59
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ネビィラ 71
上手い!サスガです~☆本物みたいですねぇ♪(◎-◎;) 勉強になりました。
2015/3/22(日) 午後 10:12
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ソリッド
ネビィラさん

ありがとうございます

何回もやり直した部分や遠回りしたりもありましたが色々と練習になりました
ネビィラさんの戦士の銃を作る時にはもっとウデを磨いときますよ
2015/3/22(日) 午後 10:48
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へてかるぴ
「ハードン・ハーデン・ハーデュン」…
なんだか、「ジオラマ・ディオラマ・ダイオラマ」
とか
「タイレル・ティレル」や「ビタミン・ヴァイタミン」みたいですね
通じりゃエエだろとワタシも思います

表面処理の塗装再現、素材感を出すには大事なんですが、自分でやるとついついステレオタイプな表現でお茶を濁してしまいます
2015/3/23(月) 午前 7:47
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顔アイコンカムロ
写真だとかなりビッカビカですが実銃はどんな感じなのでしょうか。
まぁ確実に手にとって見れる幸せ^^

俺も動き始めましたっ!
立体機動装置をっ!!結局無稼働でw

銀さんは1/72 R2D2の頭部にも最適でした^^ ありがとう銀さんマスター
2015/3/23(月) 午前 11:32
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ばいきんダディ
なるほど古式銃カラー。
まるで実銃のようですね。
ありそうでなかったコスモドラグーン。
どうしてもアニメや原作のイメージに引っ張られて、実銃っぽさが失われてしまっていたのかもしれません。
そう言う意味では本当に「リアル」だなあ・・・美しい。

ところで。
自分はブログで散々薀蓄語るくせに、あまり他人の薀蓄には耳を傾けないタイプなんですよ。(最低(笑))
でもソリッドさんの薀蓄は読み込んでしまうわ~・・・
2015/3/23(月) 午後 5:33
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ソリッド
へてかるぴさん

「ジャガー・ジャギュア」
「カッパー・コッパー」
「マック・マクド」

…んっ まぁどっちでもイイっすね(笑)

自分も基本ステレオタイプです。そこから抜け出したくて敢えて違う方へ行こうとするのかもしれません。
あと誰もやってなきゃ比較されることもないだろうという逃げです
2015/3/23(月) 午後 8:34
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ソリッド
カムロさん

実銃は写真などで見る限りけっこうツヤがありますね。古びてガンブルーが退色してくるとマットブラックな印象です。
今回のコスモドラグーンはほぼ画像そのままだと思いますよ。

立体機動装置…ありましたねぇ~(笑) 昨年夏に出来てるはずゲホゴホっ

銀SunはR2のアタマだけでなく3POにもイケそうですね。
銀Sunと共にあらんことを
(--)/
2015/3/24(火) 午前 4:33
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ソリッド
ダディさん

ありがとうございます

あくまでもコスモドラグーンは架空銃だということは承知の上での古式銃カラーですが、宇宙戦艦ヤマトを日本海軍色で塗ったりバルキリーをトムキャットそのままのカラーリングにするのと同様、王道でないこともわきまえた上で尚、現実的なカラーリングを施すことで実在しそうな存在感を与え現実の世界に引っ張り出してみたいという願望の具現化です。

コスモドラグーンはヤマトやバルキリー以上に実在デザインそのままなのでソレがやり易いにも拘わらずその具体例がほとんど無いのがむしろ不思議だったのです。


他人のウンチクには耳を傾けないタイプ←あらま、イヤなタイプですね(笑)
でも語ってる本人が気持ち良ければいいのです

ところで私、ウンチク語ってます? その自覚はあまり無いんですけど。←最悪なタイプ
2015/3/24(火) 午前 11:56