前回までをお読みになりたい方は
成田空港PCRセンター事件…続きがありました。
翌日陰性証明書をもらうために朝イチでセンターに向かい、証明書を無事にゲット出来たあと、職員の方から
「あと2時間くらいしたら、責任者が来ます。ご負担頂きました交通費、宿泊費を現金でお返ししますか?」
と言われ…そんなとんでもない額(先日もお話しましたが、飛行機正規料金、しかもコロナ禍ですからその額をアメリカに持ち歩く人は、まずいない!)をカバンに入れるわけにいかないので
「後日振込で良いです」
とお願いして、センターをあとにしたのですが…
保険会社から連絡が来たのが、それから2週間後でした。その2週間は気が気でなかったです(笑)
もう、こんな事件がある時点で
「マイアミ行くの、やめた方が良いかな」
と不安はありましたが、その不安以上にコンクールを成功させたい、と言う気持ちが強かったです。
なぜなら昨年はバーチャルで、しかも私は時差があるので夜中のワークショップ、審査が終わるのが明け方…と言うなか「皆で頑張った!」と言う絆が深まったからなんです。
「あれだけ色々書類そろえて、普段のアメリカ入国よりスムーズって一体?」
と呆気にとられて。しかもその後荷物を受け取り乗り継ぎのため再度荷物を預けて
すると職員が「あなたはターミナル3に移動ね」と言われ…
「いやいやいや!アメリカン航空はターミナル1でしょ!」
と初めからわかっていたので、ターミナル3には移動しませんでしたが、何も知らない人はその職員の言葉を鵜呑みにして飛行機に乗り遅れる可能性大と言う事態に…
「海外あるある」なんですが、人の無責任な言葉より自分の勘の方を信じましょう、と言う法則があります(笑)
しかもターミナル移動の電車が動いていなくて、極寒のシカゴでバス移動、しかも密(笑)
コンクールもワークショップも感染対策やらPCRやら、日本よりも徹底している部分はありましたし、私も日本から持参してきた消毒ジェルがあっ言う間に無くなるまで、日本にいる以上に消毒はしていて、気をつけていました。
そしていよいよ帰国便の72時間内に必要な陰性証明書を取得すべく、予約していたクリニック(クリニックと言ってもドライブスルーで検査は外)で鼻グリグリをしてもらい、結果を待っていたら、先が見えない恐怖がこの日からスタートすることになりました(続く…)
左右木健一