草潤ブログ -3ページ目

夏の夢

あの夏の夢が聴こえるか



幾千の退屈を追い越して


青白い一本道を瞬く間に駆け抜けた


眩い流星群たちよ



辿り着いた波の彼方に臨んだ



あの夏の夢が聴こえるか

郷帰り

あなたの海を漂っていた


あの時代は遥か遠く




いつの間にか

夢を抱き 疵を背負い


もう その柔らかな微笑みも

うまく思い出せない


そんな自分に嫌気が差す


それでも歩いている



図らずも

夢を踏み躙り 愛を奪い


もう その強い眼差しも

掠れていく


そんな自分に涙が滲む


けれども歩いていく



だから

雲の隙間から

そっと背中を包んで欲しい


時折 そっとで いいから

在る 人へ

捨てていくほうがいい


ある程度歳月を重ねたならば



ただぼんやり歩いていても


知らず知らず荷物は増えていく



それでも捨てないのは


純度100%の初期衝動と


導かれた友の遥かなる夢


あとはただ一度の恋、 くらいだろうか




親愛なる 我が、父と母の深き愛は

既に魂で在るからして 敢えて数えない




先へと急かす旅人にも

その距離は侵させはしない



ともにその手を


繋げたら 幸せだ