郷帰り | 草潤ブログ

郷帰り

あなたの海を漂っていた


あの時代は遥か遠く




いつの間にか

夢を抱き 疵を背負い


もう その柔らかな微笑みも

うまく思い出せない


そんな自分に嫌気が差す


それでも歩いている



図らずも

夢を踏み躙り 愛を奪い


もう その強い眼差しも

掠れていく


そんな自分に涙が滲む


けれども歩いていく



だから

雲の隙間から

そっと背中を包んで欲しい


時折 そっとで いいから