祝勝会 | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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みなさんのチームは優勝したら

「祝勝会」

はやりますか?

昔話が続くことを、最初に御断りして
おきますね。

ちょっと頭の中がタイムスリップして
いて、あれやこれやと思い出したもの
で、思い出した時に書いておかないと
すぐに忘れてしまうもので。

闘犬センターの結成初期(1年目)は、
どんな小さな大会であっても、優勝し
たら「祝勝会」でした。

それも結構盛大な宴会になっていまし
た。

今はもう無くなったんですが、桂浜の
入口に

「桂松閣」

という旅館(?)がありました。

西武ライオンズが高知でキャンプをや
っていた時に、最初に宿泊所にしてい
たくらいのレベルでしたので、結構立
派な旅館でした。

闘犬センターの祝勝会は、必ずそこの
宴会場を借りて行われていました。

高知で言う「お客」です。

料理も立派な皿鉢料理でしたし、オー
ナーとしたら、それだけ嬉しかったと
いうことでしょう。

それが勝つ度に開催される訳ですから、
お金もかかったことだと思います。

一つだけ難を言うと、場所が桂浜だと
言うことです。

もう39年も前の話しです。

当時代行運転というシステムはありま
せんでした。

また祝勝会は優勝が決まるとすぐに段
取りをして、当日開催という形でした
ので、試合会場からそのまま宴会場に
行って、宴会をして帰るということに
なりました。

運転をしている者はお酒は飲めず、食
べて、喋って帰るということになって
ました。

オーナー自身があまりお酒を好まない
人だったのが、こうなった要因の一つ
だったかもしれません。

しかし、嬉しかったんだと思います。

幹部(監督、コーチ、主将等をそう呼
んでいました。)のところにお酒をつ
ぎに行ったり、盃を受けて飲めないお
酒を飲んで、顔を赤くしていたことを
覚えています。

今ではそうでもなくなりましたが、高
知は

「献杯」

の国です。

さしつさされつしながら、楽しくお酒
を飲む文化がありました。

こんなイメージが全国的にも広がって
いるので、どの大会に行っても

「高知の方は飲まれるんでしょうね。」

と警戒されていました。

言っておきますが高知の男は、たいした
ことはありません。

「献杯」している間は自分は、飲んでい
ませんし、高知の盃は小さいんです。

お酒に強いのは「高知の女」です。

「なめたらいかんぜよ!」

は映画の中での女性の言葉ですし、

「飲まないかんぜよ!」

が高知の女性には通用します(笑)

私の個人的な印象ですが、お酒に強い男
は、

「東北の方」

「九州、沖縄の方」

に多いと思います。

個人的な要素もありますので、地域で決
めることはできませんが、この地域の方
と飲んでそんな印象を持っています。

その地域の方でも、まったく飲めない方
もいらっしゃいました。

話が逸れました。

勝つ度に開催されていた祝勝会も、あま
りにも続けて勝ったせいでしょうか、次
第に開催されなくなりました。

私たちも慣れっこになっていて、祝勝会
が嬉しくもなくなっていました。

そして、この1年目のことを覚えている
人間も、少なくなりました(笑)

あと祝勝会で印象的だったのは、国内全
タイトルを独占した時に、協会主催でホ
テルで祝賀会を開催してもらった時のこ
とですね。

これは祝賀会ではありましたが、主役は
私たち選手ではありませんでした。

オーナーと協会の勢力争いみたいなもの
があって、その力関係を相手に知らしめ
るために開かれた会だったんですね。

ですからオーナーは祝賀会前からイライ
ラしていましたし、始まってからもイラ
イラし続けていました。

そんなことは知らない私たちは、お祝い
してくれるものだと思っていますし、ま
して国内の全タイトルを独占したという
初の快挙なわけですから、それは大切に
扱ってもらえると思っているわけです。

そしたら始まった途端、オーナーから

「しゃべるな。」

「食べるな。」

「飲むな。」

「吸うな。(煙草)」

という指令が出ました。

「????????」

「どういうこと?」

「これ俺らあの祝賀会じゃないが?」

面白くありません。

壇上に上がって紹介されたあとは、ただ
立ち尽くすしかありません。

そしてお礼の挨拶をオーナーが始め、そ
の中で

「選手たちはこれに浮かれることなく、
 これから練習に行きます。」

と紹介されました。

そうです、私たちは祝賀会を中座して、
ナイターの練習に行くことに最初からな
っていたんです。

このあとのことは想像出来ますよね。

ホテルからグランドまでの移動の間、グ
ランドについてからもずっと、オーナー
の悪口です。

「なんやあの言い方は。」

「喋るな、食うな、飲むな、吸うな。」

「どうせえ言うがな。」

延々この会話が続きましたので、練習ど
ころではなかった1日でした。

まして「食べるな」「飲むな」ですから、
お腹もすいていたんです(笑)

みなさんはせっかくの祝勝会です、楽し
くやって下さいね。

こんな話だったら、山ほどあるのが闘犬
センターです。

それも初期から中期の方が、理不尽な話
しが多いような気がしますね。

ただ恐ろしいのが、長くそのオーナーの
近くにいたために、誰かを怒っている時、
その怒り方、相手の追い込み方がオーナ
ーのやり方にそっくりな時があるんです。

自分でぞっとすることがあります。

「朱に染まれば赤くなる。」

なのか、

「類は友を呼ぶ。」

だったのか(笑)

今日はここまでにしますね。



これは喋っても、飲んでも、食べても
いい時の、祝賀会の写真です(笑)