太平洋戦争時に連合艦隊司令長官を務め
た、
「山本五十六」
という人の言葉に次のようなものがあり
ます。
人を動かす
やってみせ、言って聞かせて、させてみ
せ、 ほめてやらねば、人は動かじ。
戦時中のそれも軍隊のトップが、このよ
うなことを言っていたなんてすごいとは
思いませんか。
上官の言うことは、全て正しいという時
代にです。
さすがトップに立つ人は違うなあと思わ
せる言葉ですよね。
そして今の時代だからこそ、この言葉の
ような指導をしないと子どもたちは育た
ないんじゃないでしょうか。
特にやってみせられない指導者は、
「言って聞かせて」
から始まりますから、伝える言葉が重要
になります。
分かりやすい言葉を選んで伝えるのか、
それともわざと分かりにくい言葉で伝え
て考えさせるのか。
相手のレベルによって使い分けることが
出来なければ、何も伝わらないというこ
とにもなりかねません。
「何回言ったら分かる?」
ひょっとすると、その言い方、その言葉
では何回言っても伝わらないかもしれま
せんよ。
指導者の皆さん、あなたの言葉は伝わっ
ていますか?
正しい体の使い方でも、人によって言い
方、言葉が違います。
一番まずいのは、自分の経験だけで言っ
ている場合です。
教えている相手は体形も筋力も、手足の
長さも、ひょっとすると見えている世界
も違うかもしれません。
それを全く考慮しないで、自分がやって
成功したから、
「ああやれ!」「こうやれ!」
「何で出来ないんだ!」
と言って怒ってばかりいる指導者はいま
せんか?
やって見せるのが一番ですが、それもど
こを意識しているとか、こう使っている
とかはやっぱり「言葉」で伝えているん
です。
指導が上手く行っていない方、一度ご自
分の言葉を見直してみてはどうでしょう
か。
やはり良い指導者は、良い言葉を持って
いる、使っているような気がします。
さて、この有名なこの言葉には次のよう
な続きがあります。
実は不勉強な私は、この続きを最近にな
って知りました。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてや
らねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼
せねば、人は実らず。
経営者になって6年、わが身の至らなさ
を痛感させられる言葉です。
偉そうなことを言ってしまいましたが、
指導者って大変なんですよね。
頑張って下さい、指導者の皆さん!
今日はここまでにしますね。