昨日のブログへの反応は面白くて、
普段あまり反応してくれない方が
シェアしてくれていたりしました。
ありがとうございます。
言葉が足らない部分がありました
ので、補足したいと思います。
私が見たことがないのは、
「バットとボールが当たる瞬間」
のことです。
ピッチャーの握りもボールの軌道も、
そして回転も必死で見ています(笑)
そしてストライク・ボールを予想し
て、変化球であればこのあたりに来
るだろうと想定してボールを待ちま
す。
ここで限定し過ぎると、少しでも想
定と違ったコースや曲がりをするボ
ールは打つことが出来ません。
この想定の幅の大きな選手が、どん
なボールでも打つことが出きる良い
バッターということになりますね。
私が出会ったバッターでは、現高知
パシフィックウェーブ監督の岡本君
がその代表者です。
「来たボールに自然とバットが出ま
す。」
彼の理論は私のものとは、違う次元
のものです。
想定の幅が違うというか、想定して
いないとでも言うのでしょうか、調
子の良い時はそれこそ、どんな球種、
コースでも簡単にホームランにして
しまう適応力の高さを見せていまし
た。
ただ不調になるとフォームをいじっ
たり、バットを変えたりと、普通の
選手と同じことをやっていましたの
で、彼みたいな選手でもおかしくな
ることはあるようです。
ただ感覚でやっている選手が、頭で
考えるようになると、体が全く動か
なくなるので、注意が必用ですね。
話を元に戻しましょう。
「ボールを良く見て。」
頭を動かさないようにしようという
ことを、表現した言葉ではないでし
ょうか。
ボールは変化します。
それを見る目がついている頭が動い
てしまうと、ボールはさらに変化し
たように見えてしまいます。
ストレートですら変化したようにな
ってしまう。
頭をうごかすな=ボールを良く見て
と表現する方がいてもおかしくはな
いですよね。
ティーバッティングをしている時は、
間違いなくバットがボールに当たる
瞬間を見ています。
それはボールのスピードが遅いから
出来ることです。
試合で120キロなんかのスピード
が出ているボールで、そんなことを
していたら間に合いません。
例えば男子のバレーボールなんかの
強烈なスパイクを、まるで読んでい
たかのようにコースに入ってレシー
ブしているのを見たことがあると思
います。
あれなんかスパイクされたボールを
見て動いていたら、絶対レシーブな
んか出来ないスピードです。
トスの高さ、ブロックの位置、スパ
イカーの特徴から、コースと速さを
想定してコースを読んでその位置に
入っているから出来るプレーだと思
います。
そんな計算が瞬時に出来る人間って
すごいと思います。
けど、これもそのようなことを想定
した練習をすることで出来るように
なるものですし、その練習に耐えら
れる体力も必要になります。
やっぱり練習しかないみたいですね。
今日はここまでにします。