男女の違い | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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ソフトボールがもっと上手になりたい、勝ちたい、テクニックが知りたい方に、カリスマたちの貴重な情報をお届けします。

私は指導者ではありませので、あくまで
もソフトボール経験者としての意見とし
て聞いてくださいね。

闘犬センターで登録上は、トレーナーと
してやっていた時代のことです。

シーズンオフにちょっと走らせてやろう
と、インターバルランニングをメニュー
に取り入れたことがあります。

150mを90秒で走って、90秒休憩、
これを10本。

100mを60秒で走って、60秒休憩、
これも10本。

50mを30秒で走って、30秒休憩、
これも10本。

さらに、30mダッシュ10本。

10mダッシュも10本で合計3,4km
を走る、結構ハードなメニューでした。

最初は余裕しゃくしゃくなのですが、疲
れてくると休憩の時間が短くなり、さら
にきつくなるメニューでした。

まして遅れたり、手を抜いて走ろうもの
なら、後ろを一緒に走っている私から、
罵声が浴びせられ、下手をすると足で蹴
られる可能性まであるので、手は抜くこ
とができないという地獄のようなランで
した(笑)

誰か脱落するかなと思ってやってみまし
たが、さすが闘犬センターです。

結局最後まで全員が完走しました。

「以外にこいつら走れるやん。」

と思ったことでしたが、走らされた選手
はたまったものではなかったようでした。

次の練習からは決して

「山崎さん、お願いします。」

などとは言わなくなりましたし、ストッ
プウォッチ片手に練習グランドに行こう
ものなら、嫌~な顔をされました(笑)

そして少し暖かい日には、

「西村さん(監督)が、ボール使った練
 習せえって言ってました。」

と言って、キャッチボールを始めていま
した。

二度とやりたくないメニューだったんで
しょうね(笑)

分かりますよ、このメニュー他でもやっ
たことあるんですけど、たいてい何人か
はリタイヤするメニューだったので。

男って真面目に、目いっぱいやるので、
こんなことになりがちです。

一方女子はというと、1回だけやったこ
とがあるんですが、さらっとやってしま
うんですね。

こちらはダメなら途中で本数減らすとか、
距離短くするとかしようとまで想定して
臨むんですが、そんな心配はどこへやら、
簡単に終了させてしまいます。

何故かな?と考えると、やっぱり女子は
どこかで上手に手を抜いているんじゃな
いかなと思ってしまいます。

こちらとしてはどの程度苦しいのか、追
い込んでいいのかが分からないですし、
男子の時のように後ろから追かけて、お
しりを蹴ってでも走らせるなんてことは
出来ません。

苦しそうにはしていますが、メニューは
淡々とこなして行きます。

これは女子の指導経験のなさから来る、
甘さなのかもしれませんね。

この女子の特性を知り尽くして、追い込
んだ練習をされていたのが、現日本ソフ
トボール協会副会長

「宇津木妙子さん」

じゃないでしょうか。

あの連続速射砲のようなノックが、その
代表的なものでしょう。

女子がどこまでやれるかを知っているの
で、あの本数がやれる。

選手の苦しそうな顔が、演技なのか本物
なのか、もう限界なのか、まだやれるの
かが分かっている強さですよね。

ノッカーも女性だからやり続けられると
いうこともあると思います。

男性ならあのノックの最中に、ノッカー
がダウンします(笑)

あれはあの本数やることに意味があるん
じゃないだろうかと思っています。

日本ソフトボール協会副会長を批判する
つもりはありませんが、あのノックで打
たれている打球は試合では飛んで来ない
ですよね。

試合で転がってくるボールはもっと回転
がかかっていたり、強かったり、詰まっ
ていたりするはずです。

私たちはノックの時にそのような状況を
想定して、ノックをしていました。

繰り返すことの大切さは知っていますの
で、数を必要とする日も当然ありますし、
試合前は取りやすくて、自信を持って試
合に臨めるように本数も少なく、素直な
回転の打球を心がけました。

なかなか副会長さんにお話を聞く機会は
ないと思うので、女子の指導を長くされ
ていて、宇津木監督ともに全日本のコー
チもされていた「浦野先輩」にこのあた
りの解説をしてもらおうと画策していま
すので、楽しみにしていてくださいね。

今日はここまでにします。