
一昨日サッカーの「キングカズ選手」の
トレーニングの様子が紹介されていまし
た。
48歳で今なおJリーガーでやり続けて
いられる秘密みたいなものが、語られて
いました。
「この年になると、無理はしてはいけな
いのは分かっている。」
「けれど、負けたくないので一緒にやっ
いる選手より、1回余計にやるという
のは今でもやってしまいますね。」
確かに若い時よりは無理はしていないよ
うですが、より科学的なトレーニングを
導入したり、うまくクールダウンやケア
を入れて、トレーニングの密度としては
若い時よりも濃い練習を続けているから
こそ、今も現役で頑張っていられんだな
あと思ったことでした。
ソフトボールを見てみましょう。
40歳前まで現役で、日本リーグで活躍
している選手もいらっしゃいます。
高知パシフィックウェーブの岡本兼任監
督、トヨタ自動車の江口兼任監督などで
すね。
彼らはプロではないので、三浦選手みた
いな恵まれた環境でトレーニングはして
いないですが、若いころと変わらない体
と心を維持しているから、やっていられ
るんだと思います。
さて、壮年(40歳以上)実年(50歳
以上)を見てみましょう。
壮年、実年の全国大会に行っても、昔全
国大会で戦っていた選手に会うことはあ
まりありません。
たまーにどこかで見た顔やなって選手を
見つけるのですが、相手は昔を思いだす
のか、あまり近寄ってきません(笑)
この年代で活躍されている選手の多くは、
若ころからソフトボールが好きで、コツ
コツ練習を続けて来られて、この年代で
初めて全国大会に出場できたと、楽しそ
うにソフトボールをされている方たちで
す。
この年代では、昔の名前では試合に勝つ
ことは出来ません。
いくら私達が昔全国大会で優勝したこと
があると言っても、そんなものは通用し
ないのです。
1回も全国大会で会ったことのない方た
ちのチームに、簡単に負けてしまったこ
とも、一度や二度ではありません。
終わった後の情けないこと(笑)
そしてこの壮年、実年クラスの特徴は、
野球経験者が加わってくるということで
しょうか。
グラブさばき、バッティングフォームを
見るとすぐに、
「あ、野球上がりや。」
と分かる体の使い方をしています。
ピッチャーのスピードが落ちますので、
少し慣れてくると打てるようにもなりま
す。
この人達はあまり体が突っ込まないので、
チェンジアップに体が止まります。
真っ直ぐが速くて、ライズボールがある
と、比較的抑えやすいのですが、残念な
がらそれがままならない。
結局は今活躍している壮年、実年のチー
ムの選手は、これまでとそして今でも、
練習をきちんと続けている選手たちです。
昔活躍していた有名選手だからと言って
も、ずっとやっていなくて突然復帰して
きたとしても、痛い目に合うだけです。
写真の今西投手はデンソーでエースでし
たし、以前ご紹介しましたが闘犬センタ
ーに所属して投げたこともある実績の持
ち主です。
昨年の高知であった全日本実年大会に出
場することになって、急に頑張ったんで
しょう。
開会式で再会した今西投手は、足を引き
ずっていました。
地元で、そして久しぶりにソフトボール
でいいところを見せてやろうとしたんで
しょうね。
急に投げ込みなんかをしたせいで、膝を
痛めて、結局は試合では投げることが出
来ず、私とお酒を飲んで酔っ払って帰っ
て行きました(笑)
壮年時代全国大会を総ナメにしていた
「鳴門渦潮クラブ」
さんは昔から知っていますが、今所属さ
れている方で名前が分かるのは、
「田尾監督」「福井さん」「関原君」
くらいです。
若いころから一緒にやられている方もい
るのかもしれませんが、申し訳ないです
が、その他の方は全く分かりません。
そのチームに全く勝てません。
何故か?
それは練習量です。
今もそうかどうかは知りませんが、壮年
時代に田尾監督に聞いたことがあります。
鳴門さんは週3回練習していました。
「選手が揃うことはないけんど、ボール
を使って練習するって重要やけんな。」
って徳島弁でおっしゃっていました(笑)
私たちは週1回、日曜日だけでしたし、
雨が降れば休み、仕事があれば月1回し
かボールに触らないということすらある
わけですから、これでは勝てませんよね。
「継続は力なり」
まさしくこれです。
さらに今やっているトレーニングは3か
月後、1年後、3年後のプレーに大きく
影響してくるということが分かっている
人は、今しんどいトレーニングがやれる
人だと私は思います。
みんな、頑張りましょう!
今日はここまでにしますね。