メールマガジン(50) | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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ソフトボールがもっと上手になりたい、勝ちたい、テクニックが知りたい方に、カリスマたちの貴重な情報をお届けします。

終わりは突然やってきました。

その後はどうなったのでしょうか?

それではどうぞ。

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第46号のメニューはこちらです。

■平成6年(その2)
■編集後記

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■平成6年(その2)
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長かった私の闘犬センターでのソフトボ
ールがついに終わりました。

辞めることを決めるのに時間もかかりま
せんでしたし、未練もありませんでした。

自分の辞め方がこんな感じになったこと
が少し残念だったかなって思いますが、
実はあまり詳しく覚えていません。

思い出さないようにしているのかもしれ
ませんね(笑)

ですから、ここから突然オーナーが私の
治療院を訪れ、勝手にしゃべりだすまで
の4年間の闘犬センターのことも覚えて
いません。

と言うか、見ないようにしていたのかも
しれませんが、記録を見てもあまりピン
とこないんです。

目を閉じて、心のシャッターも下ろして
いたんだろうと思います。

ですから、ここからしばらくは記録を淡
々とご紹介することになると思います。

日本リーグの第2節は群馬県伊勢崎市で
開催されました。

トヨタ自動車に対して大苦戦して、延長
10回タイブレークの結果1-0でサヨ
ナラ勝ちをしていますが、これまでの5
試合でわずか7得点と打線が不振。

西村投手におんぶに抱っこで何とか首位
争いに加わっているといった状況でした。

第2戦はホンダエンジニアリングに対し
てまたも苦戦して、延長9回1-0でサ
ヨナラ勝ちしていますが、この試合西村
投手が完全試合を達成していますので、
この試合も西村投手のおかげで勝ったと
いう試合です。

第3戦は埼玉県庁戦でした。
埼玉県庁は昨日、一昨日対戦したトヨタ
自動車やホンダエンジニアリングからす
ると少し実力が下でしたので、この試合
は5-1と快勝。

竹下、江口、岡本の若手か活躍、ピッチ
ャーも西野、植村が登板するなど、西村
投手にもお休みがあったようです。

これで6勝1敗とした闘犬センターは、
山形県庁、日新製鋼と並んで首位に立ち
ます。

7月29日高知県の春野運動公園で第3
節が開催されます。

初戦は住友金属和歌山との対戦でした。

この試合は2-1で勝っているのですが、
先発は西村投手で2-0の7回に弘瀬拓
生投手が登板しています。

何故かアップなしの突然の登板だったら
しく、1点取られてしまっています。

ここでちょっとしたドラマがあったよう
で、新聞に次の様に紹介されています。

「教え子が救ったピンチ」

「闘犬センターにとっては土壇場でヒヤ
 リとする場面があった。」


「2-0の7回裏、翌日の2連戦を考え
 エース西村は降板。37歳のベテラン
 弘瀬をマウンドに送った。」


「弘瀬は先頭の長野にいきなり中超え三
 塁打され、本塁打が出れば同点という
 ピンチに。」


「次打者池内の当たりはセンター右を鋭
 く襲うライナー。」


「抜ければこれも長打という打球を中堅
 梅下が好走してジャンピングキャッチ。
 犠飛となって1点は失ったが、立ち直
 った弘瀬は後続を難なく仕留めて事な
 きを得た。」


「岡豊高校時代、弘瀬のもとで主軸選手
 だった梅下は「先生が投げると、もう
 年もいっちゅうき何とか頑張ってほし
 い思う。本当はあの前の打球を捕るべ
 きでした。」と頼もしい言葉。」


「弘瀬も「突然アップもせず登板して打
 たれましたが、梅下が捕ってくれて楽
 になりました。さすが教え子です。」
 とピンチを救ったファインプレーをた
 たえていた。」


たぶんベンチの裏でオーナーが家竹監督


「弘瀬に投げさせろ。」

と突然指示した結果、こんなことになっ
たんだろうと思いますね(笑)

2日目は2試合でした。

日新製鋼戦は2-0,続く日本電装戦は
7-1と連勝しています。

3日目は山形県庁との対戦でした。

1-1で迎えた延長8回大村投手を攻略
して、一挙6点を挙げて7-1と勝利。

これで通算成績を10勝1敗として単独
首位に立ちます。

9月長野県伊那市で開催された最終節は、
初戦で埼玉県庁に11-1で快勝して、
これで日本リーグ5連覇を決めています。

苦戦する中で若手が成長してきて、少し
ずつ得点力も上がってきたようです。

翌日のホンダエンジニアリング戦は8-
3と完勝しましたが、最終日は優勝が決
まって少し気が緩んだのでしょうか、
トヨタ自動車に1-2で負けて通算成績
12勝2敗として日本リーグを終了しま
す。

出だしの敗戦と、そのあとのゴタゴタが
あった中で、若手の成長もあっての5連
覇は立派だったと思います。

最優秀選手に井上選手、最優秀投手に
西村投手、ベストナインには西村投手の
他に、岡本、江口、竹下の若手3選手が
選出されています。

優勝を受けて家竹監督は

「今年の収穫は何と言っても若手の成長
 です。当初はエラーや送球ミスが多く
 不安もあったが、失敗を重ねることで
 どんどん伸びてくれた。」

 「例えば、相手の守備陣形に応じてバ
 ッティングを変えるなど、高知大会あ 
 たりから、自分で考えてプレーできる
 ようになりましたね。」


「何年か先のことを考えても心配はない
 です。まだまだ闘犬センターは大丈夫
 ですよ。」

と結んでいます。

やっぱり闘犬センターは管理ソフトでは
勝てない、放任型ソフトボールが似合う
ということではないでしょうか。

これで国体もと思ったら、そうは単純に
はいかなかったんですね。

またまたオーナーの登場になるわけです
が、それは次回にご紹介したいと思いま
す。

今日はここまでにしますね。

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書いてあるよように、辞めたって言って
ユニフォームをオーナーに送りつけてか
らは、無理して

「闘犬センター」

「ソフトボール」

というものから目をそむけていたんだと
思います(笑)

ですから本当に全く記憶がありません。

このメールマガジンやブログを読んでく
れているチームメイトや古い友人たちか
ら、

「良く覚えていますね。」

と言っていただいていますので、記憶力
はそんなに悪い方ではないはずなんです
けどね(笑)

この後しばらくは、新聞の記事を淡々と
紹介するメールマガジンになりますが、
どうか続けて読んでくださいませ。

よろしくお願いします。

写真は文中に出てきた弘瀬投手です。

ご存知の方も多いと思いますが、先日
不整脈の手術をしたと思ったら、既に
ハーフマラソンを完走して、来春の龍馬
マラソン(フルマラソン)を目指して
トレーニングを続け、走る距離を伸ばし
ています。

不死身なんです(笑)