日本一のバッター | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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この際なので、松田選手を続けてみま
しょう。

この松田選手、ピッチャーとしても一
流なんですが、バッターとしては超一
流かもしれません。

今年の日本リーグ(西日本)での打率
は、

「5割1分」

という数字で、もちろん1位になって
います。

この数字は東日本の首位を超えていま
すので、

「日本の首位打者」

ですね。

投げて良し、打って良し、言うことな
しですね。

以前全日本の西村監督とこの松田選手
について話したことがありました。

その時見た松田投手は調子を崩してい
て、あまり良い内容ではありませんで
した。

「松田って、こんなもん?」

という私の問いに、

「ちょっとバランスを崩していて、あ
 んまり良くないですね。」


「けど、松田はバッターとしては凄い
 ですよ。」


「左は岡本(現高知パシフィックウェ
 ーブ監督)ですけど、右バッターだ
 ったら松田ですよ。」


「どのコースにも、どの球種にもバッ
 トが出ます。」


といった内容だったと思います。

あの西村監督が一目置く、才能の持ち
主だということです。

率も残せますし、過去に本塁打王にも
なっているように長打力もあります。

ここのところ連日登場している笹岡部
長に言わせると、

「バッターとしてもいいバッターなの
 で、バッターの気持が分かるので、
 抑えられるんでしょうね。」


だそうです。

どの球種を狙っている、どのコースを
待っているなど、バッターの気持を理
解して裏をかく。

速球にタイミングが合っていると思っ
たらチェンジアップでタイミングを外
し、打たないなと思ったらドスンと行
く。

常にピッチャー有利の状況を作るよう
にしているのでしょうね。

調子も良くて、全て思い通りになった
結果、先日の決勝トーナメントの好投
が生まれたというこではないでしょう
か?

逆にバッターのときはピッチャーの心
理状態を読んで、バッターボックスに
入っているんでしょう。

こんな選手もいるんですよね。

一度松田選手の口から、そのあたりの
ことを聞いてみたいものですね。

ちなみに前述の岡本監督は若い頃、

「僕はどのコースでも、どの球種でも
 自然にバットが出ます。」


と言って私たちを驚かせたものでした。

必死で握りやクセを見て、球種を予測
して打っていた平凡な私たちには理解
出来ない、天才の打撃理論でした(笑)

世の中は広いので、いろいろな選手が
いますね。

今日はここまでにします。