ソフトボールの常識 | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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これは昭和53年創部当初の闘犬セン
ターですが、この当時の常識が今では
非常識になっていることが多くありま
す。

スポーツは科学の進歩によってそれま
で正しいと思われていたことが、ある
日突然「間違い」と言われるようにな
ることがありますよね。

例えば今では当たり前になっている

「水分摂取」

もそうです。

この昭和53年の時点では、

「水は飲むな!」

「飲んだらバテる。」


と言われ、真夏の厚い中、カラカラに
なった喉を必死でこらえながら練習し
ていたことを思い出します。

たまに校舎の裏に飛んだファールボー
ルを探しに行くふりをして、監督と先
輩の目を盗んで水は飲んでましたけど
ね(笑)

隠れて飲む水のおいしいこと!

けれどあれだけ水分を制限されていた
けれど、あんまり脱水症状になって倒
れる選手がいなかったのは何なんでし
ょうね。

水分摂取、水分摂取って言っている今
の方が選手がバタバタ倒れているよう
に感じるんですけど。

「飲んだらダメなんだ。」

と信じていることが、あの丈夫さを生
んでいたのでしょうか(笑)

アメリカから「ゲータレイド」が導入
され、今度は逆に飲めと言われるわけ
です。

まだペットボトルはありませんでした
から、粉末をボトルに入れて溶かして
飲むわけですが、休憩の度にボトル1
本ごくごく飲んでいたら、お腹はちゃ
ぷちゃぷ言って、練習にはならなかっ
たこともありました。

また、

「ピッチャーの肩は冷やしてはいけな
 い。」


とも言われていました。

ですから野球のピッチャーもソフトボ
ールのピッチャーも、夏でも長袖のシ
ャツを来て、さらに冷房もかけない部
屋で布団を着て寝ていました。

ちなみに私も若い頃はそうしてました
し、意外に慣れるとそれでも普通に寝
られるものですよ。

ところがアメリカから

「アイシング」

というこれまでの常識とは真反対の常
識である、

「使ったら冷やせ。」

という情報がもたらされると、環境は
一変しました。

この二つの新しい常識のおかげで、ベ
ンチには常に「氷」「冷たい飲み物」
があるようになりましたし、クーラー
ボックスも必需品になりました。

「筋トレは体を硬くする」からやらな
い。

これも昔よく言われた言葉です。

今の日本のトップレベルの選手で筋ト
レをやっていない選手はいないと思い
ます。

これだけでも今の常識は、昔の非常識
なのです。

そして、スポーツは科学です。

新しい研究で常識が覆されることはよ
くありますので、最新の情報に常にア
ンテナを張って、必要な情報はすぐに
入手できるようにしていないと、時代
遅れになってしまいます。

ただ自分で経験していないことは指導
できない指導者が多いのも事実ですね。

まあ、最近の若い指導者は情報には柔
軟に対応できるようになっているみた
いですので、大丈夫かもしれませんね。

ソフトボール界がどんどん進化してく
れるのを楽しみにしています。

それも良い方向に!

今日はここまでにしますね。