飛ぶバット | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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昨日のブログを書いていて、興味が
湧いたので調べてみました。

昭和59年ころのバットです。

小さくて見えないかもしれませんが、
このバットの重さは870グラム900
グラムになっています。

たぶん私はこの頃1kgのバットを使っ
ていました。

素材の問題もあったでしょうし、耐久
性の問題もあったんだと思いますが、
この頃のバットはこれくらいの重さが
普通だったように思いますね。

金属は薄い方が飛ぶということを聞い
たことがあります。

ただ耐久性には欠けるので市販するバ
ットではないといった話だったと記憶
しています。

その飛ぶバットが出現したのはソフト
ボールがオリンピック種目に採用され
オリンピックで日本が戦える用にメー
カーが開発したものでした。

男子ほどではないにしても、日本の女
子は体格的に世界のトップ(特にアメ
リカ)に比べると攻撃力は劣ります。

長打力に関しても同じことが言えると
思います。

その弱点を補ってくれたのがメーカー
さんが必死で開発してくれた

「飛ぶバット」

でした。

その試合用の飛ぶバットが少し耐久性
を増して、市場に出てきたものですか
ら、選手はこのバットを使うようにな
りますよね。

だって飛ぶんですから(笑)

この話は私が伝え聞いた話ですので、
正確な話かどうかは定かではありませ
ん。

以前に32年前の世界選手権の話を書
いたことがありますが、その時にバッ
トの話をしたことがあります。

アメリカに行って試合をしていて気が
ついたことがありました。

日本の選手が打つとバットの音がする
(キーンとかいう金属音です。)んで
すが、アメリカの選手が打つとボール
の音
(ボコとかいうボールの音です。)
がするのです。

そしてよく飛んで行きました。

これは何か違うのではないかと思うよ
うになりました。

「バットの素材が違うがじゃない?」

「触ってみたけど、金属が硬いような
 感じがする。」


というような感想でした。

世界選手権の会場で練習していると、
アメリカのメーカーの担当者がバット
を持って近づいてきました。

「このバットを使って下さい。」

と何本かバットを提供してくれました。

メーカーの名前は

「イーストン」「EASTON]

今では日本でも名前が知られています
が、当時はその名前を知る者は全日本
チーム内にはいなかったのではないで
しょうか。

使ってみました。

日本のバットで打つ音とは違いました。

そして飛ぶような気がします。

パワーが違いますので、外国人選手の
ような大きな当たりが打てるわけでは
ありませんでしたが、少しでも遠くへ
飛ばせられる可能性があるのであれば、
そのバットを使わない理由はないです
よね。

ほぼ全員がこのEASTONのバットを使っ
ていたような記憶があります。

この事を思い出していて気が付きまし
た。

この世界選手権に水曜日にお目にかか
ったM社のKさんが同行していました。

道具も提供していただいていましたよ
ね。

その目の前で、全日本の選手が別のメ
ーカーのバットを使っているのを見て
いた時に、どんな思いだったのか。

このブログを書こうとして初めて気が
つきました。

残酷というか、配慮のない行動ですよ
ね。

今更ですが、申し訳ありませんでした。

それだけバッターにとって、飛ぶバッ
トというのは魅力的な道具なんだとい
うことでしょう。

ピッチャーにとってはとても邪魔な
飛ぶバットですが、バッターにとって
は強い味方の飛ぶバットです。

この目的の違う両者が納得出来るバッ
トは、存在し得ないのかもしれません
ね。

今日はここまでにします。