
これは広告ではありません。
いや画像はソフトボールマガジンに掲
載されているものなので広告なのです
が、私がこのバットをお薦めしている
ものではありません(笑)
昨日大阪に行っていまして、予定が早
く終わりましたので、M社をお訪ねし
て昔大変お世話になりましたKさんと
お話をさせていただきました。
お互い
「白髪増えたね。」
の挨拶から会話が始まりました。
昔話から今のソフトボール界の話まで、
多くの話題に花が咲きました。
お互い今のソフトボール界に物申す立
場にないのですが、二人だけの世界で
すのでお許しいただきたいと思います
(笑)
今ピッチャーを苦しめている原因の一
つ
「飛ぶバット」
が来年から飛ばなくなるということに
ついても話ました。
日本協会には基準がないのでISFの基
準でバットを作成することになったこ
と。
結果としては4~5メートル飛距離が
落ちるだろうということ。
これから新基準のバットがどんどん出
て来るんでしょうけど、たまたま新基
準って書いてあるバットを見つけたの
で、この画像を載せさせていただきま
した。
気にもしていなかった広告でしたが、
昨日話を聞いてみた後ですので、気に
なって見てみました。
驚くはこのバット一番軽いのは680グ
ラムしかありません。
一番重いバットでも740グラムです。
今のバットの傾向でもありますが、と
にかくバットが軽い!
筋力トレーニングの導入もあって、選
手の筋力が上がっているにもかかわら
ず、バットが軽くなっている。
「振り回せる。」
ということですよね。
それは当たれば飛びます。
昔、昔って言うと嫌われますが、昔は
重いバットを振り回せる人が遠くへボ
ールを飛ばせる人でした。
軽いバットでは飛ばなかったんです。
ですからアベレージヒッターは軽いバ
ットを使って軽打していました。
今では化学の進歩、新しい技術の開発、
バット作りではない違う素材を使うなど
の影響で、バットは画期的に変化(進化)
してきましたので、軽くて飛ぶバットが
登場しました。
そうなったら誰でも遠くへ飛ばせるわけ
ですから、みんなそのバットを使い、ホ
ームランを狙うようになっても仕方ない
ですね。
あまりにも飛びすぎる、また打球のスピ
ードが速いので危険であるというのが今
回の規制の理由だそうです。
売る側としては競争ですので、新しい基
準でまた飛ぶバットの開発競争が始まっ
て、このメーカーのバットが飛ぶとなっ
たら、そのバットが売れるということに
なるんでしょうね。
メーカーさんも大変です。
Kさんは
「バットを重たくすれば飛ばなくなる。」
と言っていましたが、重たくて飛ばない
バットを作っても絶対売れないでしょう
から、発売されることはないでしょうね
(笑)
日本ソフトボール協会がルールでバット
の重さと反発基準を決めて、それをどの
メーカーにもしっかり守らせるというこ
とでもしないと、このような変更は実施
されることはないでしょう。
別にメーカーさん、日本協会さんに文句
があるわけではないので、ここまでにし
ますが、ピッチャーの立場から一言だけ
言わせていただきたいと重います。
バットの芯を食ったボールが跳んでいく
のは仕方ありません。
それはバッターの勝ちですから。
ただ芯を外れた、いわゆる詰まった打球
が飛んでいかない、飛ばないバットにし
ていただけないでしょうか。
バットは技術の進化で大きく、そして早
く変化、強化することができますが、ピ
ッチャーは自分の生身でボールを投げて
います。
トレーニングや練習で強化はしますが、
それには限界があります。
時間もかかります。
どうかバッターとの対戦の結果が、当た
り前に反映されるバットにしてはもらえ
ないでしょうか(お願い)
今は圧倒的にピッチャーが不利です。
今日はここまでにしますね。