ピッチィングフォーム | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

ソフトボールがもっと上手になりたい、勝ちたい、テクニックが知りたい方に、カリスマたちの貴重な情報をお届けします。

昨日は久し振りの自チームの練習でし
た。

ただ集まっていたのは壮年、実年合わ
せてたったの9人。

一人途中で帰ったので、最後は8人に
なりましたので、ランニング、キャッ
チボール、トスバッティング、ノック
とこなして、フリーバッティングを一
回りやって、早々に練習終了となりま
した。

このフリーバッティングのバッティン
グピッチャーをやったのですが、これ
がいつもと違う体の感覚に戸惑いまし
た。

実は私この壮年、実年ソフトボールで
も、ピッチャーはやめていたんですね。

弘瀬拓生さんが入ってきてピッチャー
をやることもなくなったということも
ありましたし、ピッチャーやっている
と練習がしんどいんです。

走ったり、筋トレして身体をしっかり
作っていないと、身体を壊してしまい
ますし、練習中はバッティングピッチ
ャーをやらなくてはいけないなど、大
変なんです。

特に夏場の暑い時期のバッティングピ
ッチャーをやっていると、酸欠になっ
てきて手がしびれるなんてことさえあ
ります。

ピッチャーをやっていると、自分の練
習も兼ねてバッティングピッチャーを
することになってしまいます。

ピッチャーをやめて、それは練習は楽
になっていたんです。

それがまたピッチャーをやることにな
ったきっかけはやっぱりこの人でした。



この人が右胸鎖関節を脱臼したという
のです。

私はもう弘瀬さんはピッチャーは出来
ないなあと思ってしまいました。

そうしたらピッチャーはもう一人しか
いなくなるわけで、何かあったら困る
ので、私がピッチャーをするしかない
なあと思って、またピッチャーをやり
始めたんです。

ただこの胸鎖関節脱臼をした弘瀬さん
は、脱臼と不整脈という二重苦の中で
も、不屈の精神でピッチャーに復帰し
てきました。

そうなると試合はほとんで弘瀬さんが
投げることになりますので、私の出番
はほぼありません。

「あんたがピッチャー出来るがやった
 ら、僕がピッチャーする必要はない
 がやき。」


と文句を言ったものです(笑)

にもかかわらずピッチャーを続けてい
るのには、ちょっと理由があります。

私は身体が固く、関節も硬いという身
体的特徴を持っています。

当然股関節も硬いので、前に大きく足
を出そうとする(少しでもバッターに
近いところから投げたい。)と、軸足
がプレートから浮いてしまって、足が
地面から離れてしまうんですね。

これは昔はイリガリーでした。

けれど少しでも前から投げたいという
気持は抑えきれず、跳んでいることを
ごまかして投げていました。

それを止めたのは群馬教員が高知に来
て練習試合と合同練習をした時に、
三宅さんが

「跳んでますね。」

と言っていると人づてに聞いて、なら
跳ばずに投げてやろうと思ってからで
す。

出ました、得意の負けず嫌いです(笑)

私はこのことが印象的で練習試合の内
容なんか覚えていなかったのですが、
先日浦野さんから

「覚えてる?」

「あの時群馬はヒロシ君に完璧に抑え
 られたよ。」


この練習試合で私は群馬教員を途中ま
でノーヒットノーランに抑えていたそ
うです。

まあ、練習試合の群馬教員は本気じゃ
なかったですから、実力ではないです
ね。

それ以来、意地になって跳ばないフォ
ームで投げていたわけですが、日本ソ
フトボール協会のオフィシャルルール
が改定されて、ジャンピングが許可
れたんですね。

まあ、世界の中で日本だけがジャンピ
ングを認めていないような状況でした
から、当然といえば当然のルール改定
だったと思いますし、少々遅かったと
言ってもいいのではないかとさえ思い
ます。

やりたくないピッチャーをするのなら、
これまでとは違った形で投げてみたい
と思いました。

それならピッチャーをやってもいいな
あとも思いました。

ただこの選択はなかなかの苦難の道と
なります。

良かったはずのコントロールが思うよ
うになりません。

投げ損ない、コントロールミスが多く
なりました。

さらに以前から気がついていたボール
の握り方も変えようとしましたので、
これでは思うようなボールが投げられ
るはずもありません。

練習でも打たれますし、試合でも打た
れました。

以前のようになげれば何とかなるとい
う確信はあります。

杉本さんや弘瀬さんにも言われます。

「前のフォームで投げたら。」

しかし、それやったらもうピッチャー
はやりたくないのです。

今月で56歳、どんどん無理がきかな
くなっています。

55歳からジャンピングをやろうなん
てアホな人間が一人くらいいてもいい
のではないでしょうか。

ますます固くなる身体と、老化する関
節をどう動かせて新しいピッチングフ
ォームを手に入れるか。

楽しみでもあり、きしむ関節がいつ壊
れるか心配でもあります。

ちょっと長くなりましたので、昨日の
練習中の違和感の話は明日にしますね。