
この無造作にダンボールに入れられて
いるのが、日本リーグ優勝のレプリカ
たちです。
たぶんもう二度と日の目を見ることも
ないのだろうと思います。
今年の日本リーグ男子の結果は、
西日本
優勝 平林金属 12勝4敗
2位 ダイワアクト 11勝5敗
3位 愛媛ウエスト 10勝6敗
4位 旭化成 9勝7敗
東日本
優勝 ホンダエンジニアリング
11勝3敗
2位 デンソー 8勝6敗
3位 岐阜エコデン 8勝6敗
4位 トヨタ自動車 8勝6敗
東日本のホンダエンジニアリングの
力が少し抜けているような結果が出て
いますが、それ以外は1勝で順位が入
れ替わってしまうような感じですね。
来年からはバットが飛ばなくなるとの
ことですから、少しピッチャーは楽に
なるかもしれませんが、それでも昔に
比べるとピッチャーにとっては苦難の
時代になったと思います。
バットの反発係数が制限されるという
ことで、今年の世界選手権では、大会
前にキチンと検査があったようです。
西村監督曰く、
「やっぱり飛びませんよ。」
とのことでした。
ボールが飛ばなくなることで、ソフト
ボールがどう変わっていくか楽しみで
すね。
打者にとっては「ホームラン」は魅力
です。
打者である以上最高の結果は「ホーム
ラン」でしょうね。
今は極端な言い方をすると、誰でもホ
ームランが打てる時代になってしまい
ました。
道具の進化、技術の向上によるもので
しょうが、ちょっと大雑把なソフトボ
ールに見えるのは、私が昔の人間だか
らでしょう(笑)
今の常識はそうなんだということだろ
うと思います。
ただその常識で戦うと決勝トーナメン
トに残れていないチームは、非常識を
持ち込まないと「勝てる要素」が少な
いままになるということではないでし
ょうか。
常識は時代や文化で違うものです。
誰も考えない作戦や技術は、面白い結
果をもたらすことがあります。
それを続けることで、非常識が常識に
変化してくることがあります。
ソフトボールの「エンドランスクイズ」
なんかも、その一つだと思います。
今では小学生も普通にやりますが、昔
は「スクイズ」が常識だったんです。
「エンドランスクイズ」は非常識だっ
たからこそ、効果があったんです。
非常識は新しい世界を創造することが
あります。
今年下位に沈んだチームには、大きな
チャンスがあるということです。
このオフにいろいろ考えて、試してみ
て下さい。
闘犬センターなんかは「非常識」の塊
だったんです。
クラブチームが日本一になることも、
クラブチームが日本リーグに加入する
ことも、そして外国人をチームに入れ
ることなど、いまでは何の疑問も持た
れない「常識」ですが、昔は日本ソフ
トボール協会でさえ思ってもいない
「非常識」
だったんです。
やってみましょう。
何かを変えないと、結果も変わりませ
ん。
面白いソフトボールが見てみたいです
ね。
今日はここまでにします。