闘犬センターイズム(20) | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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この写真は珍しい写真です。

撮影されたのは昭和59年9月に開催
された第30回一般男子ソフトボール
大会の開会式後だと思います。

各大会に行くとカメラマンがいて、当
たり前のように

「チーム写真お願いします。」

とか

「集合写真撮ります。」

と言ってきますよね。

闘犬センターはいつの頃からか、
このチーム写真を撮らなくなりました。

優勝した時の記念写真は撮りますが、
参加記念のためみたいな「集合写真」
必要なかったんですね。

全国大会に出るのは当たり前になって
いきましたし、それも勝つことが目的
であり、出たことを記念にする気持は
持ちあわせていなかったということで
しょうか。

なんて書くとすごく格好良いと思われ
がちですが、これを書きながらこの写
真を撮らなくなったきっかけを思い出
しました。

このような集合写真と試合中の写真が
サンプルで送られてきますよね。

そのサンプル写真の中から、気に入っ
た写真を注文するというシステムです。

闘犬センターの場合は当然会社に送ら
れてきます。

そしたらそのサンプルはオーナーが目
を通したらおしまい。

私たち選手の元に届くことはありませ
んでしたから、欲しい写真があっても
注文することができなかったのです。

だから写真を撮影してもムダというこ
とになってしまいました。

ですから今私たちの手元にあるこの手
の写真は、過去に一度杉本さんが闘犬
センターにいた時代に、サンプル写真
の貼ってあるアルバムから写真を剥が
してみんなに配ってもらったものが主
なものになります。

オーナー自身の欲求が満たされれば、
選手に記念を残してやろうなんてこと
など考えてはくれなかったですね。

まあ、写真以外の多くの経験と思い出
を残していただきましたので、これ以
上オーナーを悪く言うのはやめましょ
う(笑)

ただ一番困っていたのはカメラマンで
したね。

「写真お願いしまーす。」

「いりません。」

「はい?」

「うちは撮らんで!」

「お願いできませんか。」

「いらん、いらん。」

こんなやり取りの繰り返しでした(笑)

そのうちこの噂はカメラマンたちに知れ
渡ったのでしょう。

新人さん以外、闘犬センターに写真撮影
を言ってくるカメラマンはいなくなりま
した。

それはそれで寂しいものでした。

本当に勝手な闘犬センターでした(笑)

今日はここまでにしますね。