闘犬センターイズム(4) | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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闘犬センターの進む道はこの方が決めて
おられました。

田舎のクラブチームが実業団相手に戦う
場合、どうしても最初から気持で負けて
いることが多いものです。

「強そうに見えるなあ。」

「格好いいなあ。」

とかと思ってしまいがちです。

オーナーは、

「井の中の蛙大海を知らず」

という言葉を良く使っていました。

高知で一番と言っても、全国ではまだま
だだった頃の話です。

そして口癖の

「バカと利口が喧嘩したらバカが勝つ。」

もよく使っていました。

私たち選手はその考え方に共鳴していた
つもりはなかったですが、振り返ってみ
ると、闘犬センターの初期の戦い方は、

実業団(利口」闘犬センター(バカ)
が勝つために、喧嘩腰でソフトボールを
やったんだということに気がつきます。

意識してやったものではありません。

結果としてそんな戦い方でなければ、実
業団に勝つことが出来なかったというこ
とだったと思います。

知らず知らずのうちに、「弘瀬 勝」
思考になってしまっていたということで
しょう。

私のようにオーナーの側に長く居た者は、
いつの間にかしっかり染まってしまって
いました。

最近は少なくなりましたが、誰かを怒っ
てやり込めている時に、ふと冷静になる
とオーナーと同じ怒り方をしていて、
ゾッとしたことが何回もありました(笑)

どうも私の身体には「闘犬センター」
の血がながれているようです(涙)

闘犬センターのお陰で多くの体験をさせ
ていただきましたし、本当にお世話にな
りました。

たぶん私が一番手だと思いますが、その
絶対量の違いはあるにせよ、闘犬センタ
ーに所属した者はそれなりに影響を受け、
持ち続けているはずです。

そのエキスは指導という形で後輩たちに
引きつがれ、さらに後輩たちに伝えられ
て行くはずです。

それぞれの言葉で語られていますので、
少しづつニュアンスは変わっていきます
が、その根幹はここにあります。

また、相手チームも

「闘犬には負けるな。」

「闘犬だけには負けるな。」

「あんなやつらに負けて、悔しくないの
 か。」


と闘志を燃やして戦いながら、闘犬セン
ターイズムにまみれていたことになりま
すね(笑)

やり方に問題ありではありましたが、
日本男子ソフトボール界に大きな影響力
を持ったチームであったことは間違いの
ない事実のようです。

そして今もその指導を受けた選手が多く
活躍されていることに驚くとともに、
これからも頑張って女子に比べて注目さ
れない、男子ソフトボール界を盛り上げ
てもらいたいなあと思っています。

今日はここまでにしますね。