
闘犬センターイズム?
こんなものが存在する、いやしたのか
も分かりませんが、発行されたばかり
の
ソフトボールマガジン
2015年11月号
に、トヨタ自動車男子ソフトボール部
が紹介されていて、その中で
「江口真史監督」
のコメントがありました。
詳細はソフトボールマガジンを買って
読んで下さいね(笑)(860円です。)
「今年でトヨタ歴14年目の江口真史監
督は振り返る。」
「闘犬センターにいた時は西村さんと
いうすごいエースがいましたから、
ずっと勝ってきました。」
「トヨタに来て、チームメイトが負け
ても笑っているのを見た時は衝撃を
受けましたね。」
「すぐにキャプテンを任せてもらった
ので、「負けて笑う神経が分からん」
と、みんなに話したことを覚えてい
ます。」
「自分のやり方がすべて正しいとは思
っていませんが、これまでやってき
た中で上達しやすい練習法が確率さ
れていますから、それをチームメー
トと一緒に私なりに実践してきたつ
もりです。」
立派になりましたね、真史君!
負けて笑っていると岡豊高校時代は
弘瀬先生に、闘犬センター時代は私に、
怒られるから笑えなかったのかもしれ
ませんが、そういう環境にいたことは
事実ですよね。
ただ私たちのように、勝てない時代が
あって勝てるようになった者の「勝つ」
ことに対する執着心と、写真の「岡本、
江口君」のように、入部した時から
「日本一」
だった時代の「勝つ」ことに対する執
着心には、そのこだわりに差がありま
した。
ジェネレーションギャップというもの
もあります。
勝負ですから負けることもあります。
さすがの西村投手も全勝ではありません。
ただ負けた後どうするかが、時代時代で
少し違ってくるんですね。
この時代は「切り替えが早い」のが特徴
でした。
悔しがるんですが、すぐにケロッとして
笑っている。
そうです、真史君、あなたたちの時代は
「負けて笑ってはいない」ですが、その
あとはすぐに気分を入れ替えて笑ってい
ました。
切り替えは必要ですし、昔もいつまでも
顔をしかめていたわけではありません。
ただ、負けた理由を突き詰めて練習内容
を変えてみたり、試合のやり方を変えた
りして、二度と同じ負け方をしないよう
にとする姿が多く見られました。
この第三期の方たちは、切り替えは早か
ったんですが、また同じ練習をして、ま
た同じ試合のやり方をして負けてしまう
ことがありました。
側で見ていた杉本さんと私は、
「前と同じやね。」
「何か変えんといかんがやけどね。」
「悔しさが長続きせん。」
「?????」(笑)
という会話をよくした記憶があります。
時には
「まとまって走って、体操しましょう。」
などという改革案が提案されて、他のチー
ムと同じようにアップすることが導入され
たことさえありました。
何か変えないといけないという気持の現れ
でしたので、お手伝いもしましたが、
「変えないといけないのはそれ?」
と思っていましたね。
結局、「闘犬は闘犬」でした。
「闘犬らしい戦い方」を取り戻した時は、
すばらしく強い戦い方をすることができ
ていました。
決して行儀は良くない。
しかし相手を圧倒するような迫力のある
攻撃(口撃も含めて)、これこそが
「闘犬センターイズム」
だったのではなかったでしょうか。
明日からはもう少しこのことを掘り下げ
てみたいと思います。