
往復12時間、1泊2日の強行軍は
50代後半の二人には結構きつかったよう
で、よく寝られます(笑)
昨日の続きを。
攻撃編で言い忘れていたことがありまし
ので、少し追加しておきたいと思います。
高知PWの4番バッターは現在も岡本監督
兼任選手です。
彼も40歳になりました。
闘犬センターや全日本の主軸として長く
活躍してきた
「日本のピストル」(私たちはそう呼ん
でいました。)
も、さすがに昔のようにはいかないよう
で、今大会も単打しか打っていません。
本当のピストルになってしまったかな?
存在感は相変わらずですが、昔のように
どの球種、どのコースにも自然とバット
が出るという感じは、薄れてきたように
見えました。
初日の夜の闘犬センターOBによる
「反省会」(笑)
では、
「お前、バットのマークが読めるくらい
スイングが遅い!」
とからかわれていました。
そろそろ、この岡本監督に頼らないよう
にしないといけない時代が近づいてきた
ようにも思います。
同級生の江口君がトヨタ自動車で頑張っ
ているので、まだまだという気持はある
のでしょうが、若者が
「もう年寄りはのいちょって下さい。」
と引導を渡すくらいにならないといけま
せんね。
若者の奮起を期待します。
さて、防御編に移りましょう。
ソフトボールは90%ピッチャーで決まる
と言われます。
まあ、このパーセンテージは諸説あった
り、チームによっても違ってくるんだと
は思いますが、その責任は重いものです。
高知PWのエースは高橋投手です。
全日本の西村監督と話をしていても、今
の全日本で「エース」らしいボールを投
げるのは「高橋投手」だと言います。
これは成績のことではありません。
ピッチャー経験者が見るボールの質、強
さ、速さ、スピン量みたいなもののこと
だと重います。
「エース」らしいボールが投げられるの
が、高橋選手だということでしょう。
西村監督は高橋投手の良い時と悪い時の
差を
「高さ」
だと表現します。
良い時はライズボールとドロップの軌道
がしっかり分かれるが、悪い時は同じ軌
道を通って変化しようとするので、高さ
が同じになり、打たれるというのです。
これはたぶん「力み」からくるものだと
重います。
「抑えたい。」という「力み」もあれば
「打たれるかも。」という「恐怖からく
る力み」もあると思います。
確かにいいボールを持っているんですが、
点も取られます。
たった3試合しか見ていないので、違う
かもしれませんが、私の印象を書いてみ
ますね。
力があるのに抑えられないのは、
「緩急」
の使い方が悪いからだと思いました。
「七分で投げる。」
これを上手に使えると、そんなに打たれ
ないんじゃないだろうか。
最初から全力で行くと、バッターはその
全力にアジャストしてきます。
回が進んで疲れてくる、力んでコースが
甘くなる、投げ損なう、抜けるというこ
とが起こると、100%のボールは来ま
せんから、100%にアジャストした打
者には、打ちやすいボールに見えてしま
う。
こうなってはいないでしょうか。
「七部で投げる。」を意識していくと、
ボールはコントロールしやすくなります
し、手首に力が入っていないので、初速
と終速の差が少なくて、打者の手元で伸
びる感覚のボールが行くことも多いです。
ゆったりしたフォームから勢いのあるボ
ールが来るのも、ある意味「緩急」です
よね。
速いフォームのスピード感と同じスピー
ド感の速球は、比較的タイミングが合い
ます。
速い手の振りで投げられるチェンジアッ
プが打ちにくいのも、この「緩急」です。
70%にバッターをアジャストさせてお
けば、ここぞという時に投げる100%
のボールがすごく感じさせられます。
その100%のボールのポテンシャルが
高いという、ピッチャーとして恵まれた
才能を持った高橋投手ですから、この幅
は大きいはずです。
あなたが0点に抑えられれば、1点取れ
ば勝つことが出来ます。
今回の3試合、完封されて負けたことは
ありませんよね。
言い換えればあなた次第なのです。
無責任な言い方ですが、あえて言います
ね。
頑張ってください!
さて、守備ですね。
相手に1点取られれば2点取らないと負
けてしまいます。
2点取られれば3点、3点取られれば4
点です。
高知PWの攻撃力はまあ、人並み以下でし
ょうか。
それなら失点を出来るだけ少なくしたい
ものですね。
高橋投手に頑張ってもらうのは当然とし
て、今回目についたのは
「内野手の守備が軽い。」
ということでした。
何とか後ろにそらさず、前に落としてお
けば失点にならずにすんだという当たり
を簡単にに後ろにそらすプレーが、大事
なときにありました。
分かってますよね、セカンド、ショート
です。
2試合は1点差で負けていますし、勝っ
た平林金属戦もキャッチャーからの送球
を捕球しておけば、そのあと高橋投手が
後続を抑えているので、失点なしで
1-0で勝てていたかもしれないゲーム
ですよね。
スポーツに「たられば」はないので、結
果論になりますが、ひょっとすると3連
勝していてもおかしくない戦いでした。
まあ、これが出来ないので4位争いをし
ているんですけどね。
圧倒的に負けているわけではありません
から、ちょっとしたことで首位争いに加
わることも出来る可能性も感じました。
次節までに何が出来るのかを考え、練習
してみて下さい。
勝って決勝トーナメントに行きましょう。
そしたらまた杉本さんを乗せて、試合を
見にいくことになるかも(笑)
これで、福岡遠征を終了させてもらいま
す。