
引き続き日本リーグ観戦記になります。
ソフトボールは「点取りゲーム」ですか
ら、攻撃編から行きましょうか。
今回の高知PWの3試合で、高知PWが攻撃
の主導権を取った試合は1試合もありま
せんでした。
常に相手に先行されて、それを追いかけ
る展開であり、特に工夫もなく凡打が
続くことが多かったように思います。
弱いチームほど先行したいものです。
それで中押し、ダメ押しができると、そ
の試合はほぼ手中にすることが出来ます。
それが出来ていないので、厳しい戦いに
なっていますね。
この3試合の相手ピッチャーはそれぞれ
実績もあり、良いピッチャーだったとい
うことでしたから、なかなかチャンスは
巡ってきません。
四死球も少なく、コントロールミスも少
ない。
ということは「点が入らない」というこ
とですね。
ホームランでしか点が取れないようでは、
「点取りゲーム」で勝つチャンスは、な
かなか訪れないということでしょう。
今回に会場はフェンスまでが79mあり
ました。
これだけ広いといくら飛ぶバットとボー
ルとは言え、そう簡単にはフェンスを超
えてくれません。
しかし後ろに下がった外野手の前や間に
落ちた打球では、打った打者がセカンド
ベースに進むことも珍しくありませんで
した。
「繋ぐ」って難しいですし、ホームラン
みたいに1本で1点とはいかないですが、
相手に与えるプレッシャーという点では
ホームランとは違った嫌らしさがありま
す。
セーフティーバント、スラップ、バント、
叩きつけた打球などが、場面場面できち
んと出来るチームが、勝つ確率が高くな
るということじゃないでしょうか。
良いピッチャーの速球や変化球をバント
するって難しいですよね。
怖いですしね(笑)
練習量が少なくて、子供の頃から主軸を
打っていた選手ばかりだった闘犬センタ
ーは、バントが嫌いでしたし、やったこ
とがない選手ばかりでしたので、怖くて
失敗しそうな「バント」はやめて「エン
ドラン」を多用しました。
バントしても成功する確率が低い。
「バットに当てることは出来るろう。」
ということで、ランナー3塁の時は
「エンドランスクイズ」
でした。
顔の近くに来るバントは「怖い」いんで
す(笑)
成功する確率の高いものを選択した結果
でした。
この流れを引きついでいるのでしょうか、
今回高知PWはバントでランナーを進める
ことが出来ませんでした。
タイブレークで2回とも、セカンドラン
ナーをバントでサードに進めた平林金属
とは、対照的な姿でしたね。
これが、現在の平林金属と高知PWの成績
の差となって表れていると言ってら言い
過ぎでしょうか。
杉本さんは勝てない理由を、
「だって下手やもん。」
という杉本さんらしい厳しい言葉で表現
していましたが、下手な選手が上手な選
手と同じ戦い方をしていては、なかなか
勝つことは出来ないですよね。
相手のやらないこと、考えないこと、や
られたら嫌なことを泥臭くやり続けるこ
とも必要じゃないでしょうか。
そんなに大きな違いがあるわけではあり
ません。
それが6勝6敗の成績になっています。
同じ考え方、同じやり方で練習や試合を
していては、いつまでも6勝6敗のソフ
トボールです。
何かを変えてみませんか?
今日はここまでにしますね。