
わがままな人でしたが、私たちにとって
は、
「まずは闘犬センター。」
「何が何でも闘犬センター。」
でやってくれるオーナーは、ありがたい
存在でもありました。
それが日本ソフトボール協会の副会長を
するようになった頃から、少し風向きが
変わって行きました。
女子の選手と関わることが多くなってき
たからでした。
生来の女好き(笑)
男はみんなそうなんですけど、普通は女
性が相手してくれないですよね。
それが、「副会長」その後は「会長」と
なり、むさ苦しい男を率いていたオーナ
ーが、そのいたれりつくせりの女子選手
の対応に、気持ちよくなったのも分から
ないでもありません。
昔の女子の全日本のキャプテンをしてい
た方と話して居た時に、
「会長は、可愛らしい子が好きでしたよ
ね。」
と言われていました。
どこでもワンパターンです(笑)
大阪で総合選手権をやっていた頃なんか
が、絶好調でしたね(笑)
宿舎は江坂のサニーストンホテルでした。
女子も泊まっていましたので、お気に入
りの○○女子体育大学なんかが出場して
いれば、闘犬センターそっちのけで、女
子選手とお食事をされていました。
そこにホテルで食事をしていた私たちが
話題作りで呼び出された挙句に、
「お前ら、遊びに行けや。」
と早々に追い出されるわけです。
やってられませんよね。
ある時は行儀の良い女子選手の応対に頭
がおかしくなったのか、
「お前ら、ワシに挨拶がない。」
と突然怒られたこともあります。
「??????????」
です。
そんな行儀の良いチームでもありません
でしたし、そもそも要求されたことがな
かったのです。
まして、オーナー自身が行儀が良くない
んですから、チームもそうなりますよね。
日本ソフトボール協会の会長になっても、
夏は上はランニングシャツに素足にサン
ダルの人でした。
きちっとした服を着ると、肩が凝って気
分が悪くなる人でした。
この人が何を基準にその人間の性格や能
力を判断して、どうそだてようとしたの
かは、理解のしようがありません。
弘瀬 勝独特の価値観、判断基準があり
ました。
それで決めたことについて
「どう思う?」
と聞かれました。
それは答えや反論を聞きたい訳ではなく、
同意を求めているだけでしたので、
「そうですね。」
の答えしか私たちは準備していませんで
した。
そうしないと時間が長くなるだけという
のを、私たちは経験で会得していました。
ただ、最初からずっとみてきた私だけが
時に我慢できなくなって、
「それはおかしい!」
と言ってしまって、仲間から迷惑そうな
顔をされていました(笑)
ちょっと方向性が定まらなくなりました
ので、今日はここまでにしますね。
追記
本文と今日の写真に写っている選手には、
何の関係もありませんので、お断りして
おきます。