闘犬センターは強かった?(12) | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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闘犬センターは基本、ガラの悪いアウト
ローの集団でした(笑)

田舎者の弱さも持っていましたし、逆に
それが都会の格好いい選手たちへの反骨
心になり、環境の整った実業団を倒すエ
ネルギーにもなりました。

クラブチームが実業団相手に対等に戦う
なんていうことは考えられなかった時代
に、実業団の常識を逆手にとって、クラ
ブチームだからこそやれるソフトボール
で、実業団を圧倒していったのが、闘犬
センターでした。

ですから第1期などは、自分たちがクラ
ブチームであることをものすごく意識し
ていました。

クラブチームの中では、すごく恵まれて
いた環境もありました。

自己負担金はなし、道具はすべて支給、
それも強くなればなるほど良い道具を
使わせてもらえました。

グラブ、スパイク、レガース、ユニフ
ォーム等はプロ仕様のオーダーです。

バットはメーカーさんが、これを使って
下さいと言って最新モデルも持ってこら
れることもありました。

もらったバットですが、飛ばないと分か
ると二度と使うことはありません。

そして確認に来られたメーカーさんに、

「これ使えん!」

の一言でした(笑)

こんなクラブチームはどこにもないと
思います。

けれどこれも勝てるよになったからの
特別扱いでした。

私達には私達なりの価値観やこだわり
がありました。

すんなりトップになった訳ではなく、
田舎者扱いもされましたし、しょせん
クラブチームだろうという扱いも受け
ました。

だから、そのような扱いやバカにされる
ことが嫌いでした。

そんなチームとは徹底的に戦い、徹底的
にやっつけました(笑)

ですからそのエリートチームの主力選手
は、狙い撃ちをされていまします。

二度と闘犬センターとは試合がしたくな
いくらいのイメージを植え付けてしまっ
たら、後が楽なのでね。

けれどそのような選手は心も強いので、
再び対戦する時は新たな気持で戦って
来るんです。

そして、普段コテンパンにやっつけてい
る選手と、全日本でチームメイトになる
と困ったことになります。

闘犬センターの選手がそんなに悪人でな
い事がバレてしまうのです。

意外に仲間には優しいんです(笑)

次に敵として戦う時は、どうしても少し
遠慮してしまうようになってしまいます
よね。

ここに写っている時代は、闘犬センター
でソフトボールをしていることがすごい
と思われる時代になっていましたので、
どんなチームの選手も相手から挨拶をし
てくるような感じでした。

全日本に行ってもこの選手たちが主力で
戦っている時代でしたので、この若者た
ちに第1期のような劣等感を持って戦っ
ていた感じはなかったと思います。

それを余裕と呼ぶのか、勝負へのこだわ
りが甘いと感じるのかは、それぞれの感
じ方だとは思いますが、いささか物足り
なく思っていた者がいたことは事実です。

いつも良い宿舎が手配されて、行く先々
の協会の方が気を使ってくれるのが当た
り前になってしまっていましたね。

苦労して手に入れていないものは、大切
にしない。

こんなことでしょうか。

今日はここまでにしますね。