闘犬センターは強かった?(6) | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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平成2年の福岡国体の時の写真です。

対群馬県の時の写真です。

昨日「最低のピッチャー」とご紹介しま
した「西村投手」もこの頃には

「最高のピッチャー」

に大変身していました。

珍しく私と二人が写っている写真があり
ましたが、いったい何を喋っていたんで
しょうね?

西村投手を快く思っていなかった頃です
ので、

「ちゃんと投げろや!」

「一人でやったやええわや!」

くらい言っているのえしょうか(笑)

西村投手の表情が明るいので、優しい
ねぎらいの言葉でもかけているのかも
しれませんね。

投げれば完全試合、打てばホームランの
西村選手には、私達心の狭い先輩連中は
それはきつく当りました。

皆が自分が一番と思ってやってきていた
のが、何をやっても

「西村が一番」

になったことが気に入りません。

試合ですからきちんと守り、打っては
いますが、最後は西村の引き立て役に
なることが気に入らないのです。

まして、オーナーが

「西村」「西村」

と言うことが気に入りません。

「西村一人でやりゆうわけじゃない!」

これが西村選手以外全員の共通意見だっ
たんじゃないでしょうか(笑)

この前も後ろも敵ばかりの中で、頑張っ
ていた西村選手は偉かったですし、彼の
実力は

「本物」

でした。

けれど私達は決してそれを認めることは
ありませんでした。

今は年も取って冷静に振り返ることが出
来ますが、当時は私達も相手チームと戦
いながら、チームメイトとも戦っていま
した。

それに勝たないとチーム内での自分の存
在感が薄くなり、居場所がなくなってし
まうことを皆が意識していました。

どこか突き出てないと、認めてもらえな
い、そんなおかしな人間関係で成り立っ
ていたのが闘犬センターでした。

これも第1期の闘犬センターの強さの
秘密です。


嫌いな奴とは試合中以外は口をきかない
なんてことは、普通にありましたから。

私個人としては、この群馬戦は思い出が
あります。

大投手三宅さんから打った唯一のヒット
が、この試合のレフトオーバーのエンタ
イトルのツーベースでした。

それまでは全く打たせてくれませんでし
たし、全日本の選考会のフリーバッティ
ングでも打たせてくれないばかりか、
デッドボールを食らわせられたくらいで
したので、インコース低めを自分でも
驚くくらい上手く打った二塁打でしたが、
あまりも嬉しかったからでしょうか、こ
れで集中力がなくなったみたいで、決勝
戦までヒットはこれ1本という散々な成
績の国体になってしまいました(笑)

日本ソフトボール界では

「三宅の前に三宅なし、三宅の後にも
 三宅なし。」


と言われてくらいの大投手でしたが、
三宅さんの成績と実力を超えたのが、

「西村 信紀」

というスーパスターでした。

今日はここまでにしますね。