ISFアジア地区副会長 | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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1985年6月10日発行の
JSAソフトボールの記事をご紹介しま
しょう。

5月に開催されたISF総会で、日本ソフ
トボール協会弘瀬 勝副会長が

「アジア地区副会長」

に選出されたことを伝えています。

この日本ソフトボール協会副会長であり
ながら、世界の副会長に就任していると
ころが面白いですよね。

この時点で日本ソフトボール協会を
牛耳っていることを示している証拠かな
とも思います。



この中でこの後の日本ソフトボール協会
を暗示するような記述がありました。

弘瀬ISFアジア地区副会長実現が現在の
日本協会の躍進を端的に表しているとい
えます。

国際会議、世界選手権返上に追い打ちを
かけるように、世界選手権不参加によっ
て世界各国の日本協会に対する不信がつ
のり、世界の孤児とまでいわれた日本協
会。

それが短期間のうちに失地を回復したば
かりか、最も充実した協会として世界各
国の信頼を一身に集めるまでに地盤を確
立したことは、その責任の重大さもさる
ことながら、日本協会にとっても、今後
の世界のソフトボール界にとっても意義
のある喜ばしいことであり、私達はそれ
に答えるだけの努力を重ねたいと思いま
す。

最後に今回の地盤回復については、弘瀬
副会長の外交手腕に負うところが大であ
ったことも申し添えておきます。

(人によく聞かれることですが、協会で
も個人でも地位が上がることはいいこと
には違いないが、それはその協会なり、
個人のめいよであって一般の人には関係
がないことで、喜ぶにはあたらないので
はないかということです。

私はこの問題は人によって、それぞれ
受け取り方に差があると思います。

たとえば、この世には自分の名誉欲を
満足させるために高い地位を望む人が
多いことは事実ですし、もし、このよ
うな人が高い地位についても一般の人
に潤いをもたらすことがないのも事実
でしょう。

しかし地位が高くなることによって、
責任と共に発言力が増し、その人の影
響力が強くなることも事実です。


従って、その人が高い見識を持ち、
ソフトボールに対する純粋な情熱と取
り組みをみせるならば、強い影響力に
よって、ソフトボール界が向上し、
ひいては関係者に潤いをもたらすこと
になるのではないでしょうか。

その良い例がアジアで、日本の会長国
就任によって活発な活動を呼び起こし、
アジア全域のレベルアップ、ひいては
ISFの向上、オリンピック参加へと私
達の希望達成に向かって一歩一歩確実
に前進しているのです。

このように考えるとき、弘瀬ISFアジア
地区副会長実現は、弘瀬氏の名誉もさる
ことながら、日本協会がいかに関係国か
ら信頼されているかの裏付けになります。

そして弘瀬副会長を通して日本協会の
意見を反映し、ISFなり、ソフトボール
を愛する一人一人の発展充実につながる
ものであると私は解釈しています。

さて、貴方の解釈はいかがなものでしょ
う。)

この記事の後半が()書きにされている
意味は何なんでしょうか?

赤字にしたのは私ですが、この記事を
書かれた小池さんという方の心配もよく
分かるような気がします(笑)

副会長就任によって日本協会の復権を
喜びながら、弘瀬ワンマン体制への危惧
を表明しているように感じるのは私だけ
でしょうか。

ただこの後日本ソフトボール協会は、
小池さんの危惧のような状態になること
も多かったみたいですけどね。

ただ、今回このことを知るまで日本ソフ
トボール協会が失権していたことを知り
ませんでしたので、これを知った上で
我がオーナーが日本ソフトボール協会
復権を目指したのなら、それは認めて
あげなければいけないなとも思ってしま
いました。

けど、本人を側で見ていた者としては、
何か心にモヤモヤが残るんですが・・・

今日はここまでにしますね。