
日本ソフトボール協会にお返しした
日本選手権の優勝旗になります。
長い間、闘犬センターのソフトボール
コーナーに飾られ、ここ10年ほどは
倉庫の中のダンボールに押し込まれて
いたものです。
いつかまたどこかで飾られるといいで
すね。
「闘犬でソフトボールをしていた。」
今これをどこかで言っても
「闘犬って?」
と言われてしまうようになってしまい
ましたが、その昔はちょっとした自慢
話しになった頃もありました。
いや、我々にはなかったなあ。
評判の悪い頃を知っているOBは、聞か
れれば、
「闘犬でソフトボールをやっていた。」
と答えましたが、自らそれを話すことは
まずありませんでした。
夜街に飲みに出る時にも、闘犬と分かる
物は身に着けないのが普通でしたし、
万が一ネームが入ったグランドコートで
も着ている時には、そのネームを隠して
いたことさえありました。
ところがその
「闘犬でソフトボールをやっていた。」
を自ら語る人が時々おられました。
よくあるパターンは、それこそ飲みに
出てお店でソフトボールの話しになった
んでしょうね。
そのお店の女の子に
「俺は闘犬でソフトやりよったがぞ。」
と自慢していたという話が聞こえてくる
という形でした。
たまたまその店に闘犬センターの選手が
行ったりすることがあって、そこで闘犬
センターの選手だと分かると、
「この間闘犬センターのOBという人が
きてましたよ。」
となります。
OBということなので直接知らない場合、
たいてい私のところに聞いてくること
になります。
「山崎さん、この間飲み屋で○○町の
人で、闘犬でソフトしよったって言
いよったみたいですが、知ってます
か?」
この場合素性がはっきりしていること
は少なくて、お店にも初めて来たとか、
数回のことが多くて、名前が分かるこ
とはほぼなく、「○○町の人」という
ことが多かったです。
年格好とその町とかで考えてみるので
すが、思い当たる人がいることはまず
ありませんでした。
「闘犬でソフトしよったことが、自慢
になると思いゆうこと自体がおかし
いので、まず間違いなく騙りやね。」
これが結論でした。
1日だけ練習に参加したという人もい
ましたので、そこまでは記憶していま
せんが、それは闘犬センターでソフト
ボールをしていたということにはなり
ませんので、除外します。
まあこんなのは可愛らしいものですよ
ね。
お酒を飲んで、女の子に
「俺は○○だった。」
とちょっといい格好をして、モテよう
としただけのことですから。
けど、これでモテたとは思えませんけ
どね(笑)
これまでに一番、これは駄目だろうと
思った経歴詐称は、埼玉県からもたら
された情報でした。
闘犬センターから西日本シロアリに
移籍していた山崎泰稔選手が、埼玉
の戸田中央病院のコーチに就任して
埼玉に行った時の話しです。
電話だったか直接だったかは覚えて
いないのですが、
「ヒロシさん、埼玉に闘犬センター
OBで、監督をしている人がいるん
ですけど、知ってますか?」
「ん?埼玉???」
「そんな奴おらんと思うけど。」
「その人闘犬センターでソフトボー
ルをしていたという経歴で監督に
なちゅうがか?」
「それはいかんろう!」
「言って問い詰めてみるか?」
「闘犬センターでソフトボールされ
ていたそうですね。私も闘犬セン
ターでソフトボールをやっていた
んですけど、いつ頃の話ですか。」
そんなことまで考えていましたが、
交通費までかけて埼玉に行って、これ
を解決したところで、何の得にもなら
ないのと、特に迷惑がかかっている
わけでもないというので、そのままに
なってしまって、忘れていました。
まさかまだ監督をしているってことは
ないでしょうね。
最近は良く東京出張がありますので、
今度は本当に行きますよ(笑)
他にはソフトボールの女性指導者の記事
が雑誌に載っていて、たまたま読んだら
お父さんが○○市の人で、昔闘犬センタ
ーでソフトボールをやっていたというの
がありました。
この方もOBではありません(笑)
闘犬センターでソフトボールをやってい
たというのが、ステータスになると思っ
ていただける方がいるというのは有難い
話しなんですけども、本当にそうかなと
思ってしまいますし、あのうるさかった
オーナーの元で一緒に苦労していない人
に、闘犬センターでソフトボールをして
いたなんて騙られるのは少々気に入り
ませんけどね。
こんなのも有名税って言うんでしょうか
ね?
今日はここまでにします。