
この写真は昨日も少し触れましたが、
1983年の日本選手権の7回2アウト
からのレフト前タイムリーで、同点の
ホームベースを踏む田中雄二さんです。
群馬教員のキャッチャーの高井さんと
田中雄二さんは中京大学の同級生で、
卒業後は教員の道を進まれて、この場面
で二人が同じ写真に写っているって
すごいことじゃないですか?
さて、浦野さんとの再会に中で印象的な
言葉がありましたので、ご紹介します。
浦野さんが
「群馬の人間と高知の人間て、
似てるよね。」
とおっしゃられました。
群馬県民と高知県民の県民性が似ている
という確信がありませんので、ここでは
「群馬教員」と「闘犬センター」という
ことに限定してお話したいと思います。
それはこの2チームは似ていると思いま
す。
今回浦野さんとお話していても、共感
出来るお話がいっぱいありました。
群馬教員も職場、職域がばらばらなので
朝練でみんなが集まって練習していたと
かも、闘犬センターと一部分かぶります。
浦野さんに限定すると、公立校で創意工
夫して恵まれた環境の私立校を倒してい
たとか、
今指導されているNECも就任時は
2部リーグの最下位を争っていたチーム
だったとのことでした。
周りのみんなが
「やめておけ!」
という中、
「5年間時間をください。」
「5年で何とかします!」
と宣言して就任したそうです。
そして5年で2部リーグ優勝、みごと
1部リーグ昇格を達成してみせます。
見せていただいた練習環境は、先日高知
で合宿していたデンソーに比べると、
恵まれた環境ではありませんが、この中
で、1部リーグで戦っていけるやり方を
見つけていかれるのだろうと思いました。
振り返ってみると、闘犬センターも同じ
ようなものでした。
練習は週3回、内2回はナイターの練習
ですが、ひどい時には4人とか5人しか
いません。
すべてのポジションに選手がいるなんて
ことは、ほとんどありません。
日曜日は昼間ですが、試合が入ると練習
はなくなりますので、よくあの練習量で
勝てたものだと思います。
闘犬センターが強くなると、試合前とか
試合後に近寄ってきて
「闘犬さんはどんな練習をされています
か?」
と聞いてくる方がいらっしゃいました。
その答えが、
「週3回で、2回はナイターです。」
「人がいないので、ちょっとやっては
休憩して、だべって終わりのことも
よくありますよ。」
なので、聞いた方は
「こりゃダメだ。」
と、それ以上は何も聞かずにどこかに行
かれるのが常でした。
信用していないんですね。
日本一のチームはどんなすごい練習をし
ているのかと興味があって聞いているの
に、ウソを言われていると思われるよう
ですが、私たちは決してウソは言っては
いません。
そんな練習しか出来なかったんです。
ですから、その中でやれるソフトボール
を追求したんです。
恵まれない環境を逆手にとって、恵まれ
た連中が出来ないソフトボールをやって
勝とうと工夫した結果、日本一にたどり
着いたということでしょう。
私たちに比べれば「群馬教員」はエリー
トだと思っていましたが、今回の浦野さ
んのお話で、群馬教員も実業団に比べる
とたくさんのハンディキャップがありな
がら、数々の大会で優勝されていたんだ
なあと、再認識いたしました。
素晴らしいですね!
この辺りの感覚は
「群馬教員」と「闘犬センター」は
良く似ていたので、何か馬が合うという
感じだったんだと今になって分かりまし
た。
昨日から環太平洋大学が高知に合宿に
きています。
西村君と今晩ちょっと一杯と約束して
いますので、出かけてまいります。
いつの間にかとてもお酒が強くなった
西村君の「一杯」は、私にとっては
「いっぱい」ですので、頑張って相手
してきます。
ということで、今日はここまでにします
ね。