キャッチャー(その7) | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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三代目正キャッチャー山崎正宏選手です。

彼は須崎工業から闘犬センターに入って
きました。

高校時代からなかなかの暴れっぷりで、
そのキャラクターをオーナーがたいそう
気に入っての入社並びに入部でした。

彼の入部当時、闘犬センターは充実期を
迎えていましたが、その雰囲気に臆する
ことなく、伸び伸びとソフトボールを
していました。

「なめこ」と「ナマコ」が同じものと
勘違いしていたり、

日新製鋼が「ラーメン」を作っている
会社(日清)だと思っていたりと、

笑いには事欠かない男でした(笑)

オーナー肝いりの入部でしたので、いき
なり

「キャッチャーは正宏でいけ!」

の指示が出ました。

いくら高校でやっていたと言っても、
所詮高校生です。

ましてピッチャーは西村投手です。
最初から上手くやれるはずもありません
が、元気だけは誰にも負けないと言う感
じで頑張っていました。

他のメンバーもちょっと余裕がありまし
たので、彼一人の力不足をカバーしても
まだ戦えるといった状況で試合をこなし
ていました。

8人対9人で試合をしているようなもの
でした(笑)

面白くないのは森澤選手ですよね。

自分より明らかに力の劣る選手に
ポジションを譲らないといかなかったの
ですから。

山崎正宏選手も経験を積むにしたがって、
守備も打撃もどんどん成長していって、
チームでも中心選手になりましたし、
最後は全日本のキャプテンを務めるまで
になります。

会社では部長になっていました。

若くて勢いもありましたので、だんだん
他人のいう事を聞かなくなるという感じ
が強く出るようになってしまったのは、
誰もが感じていたと思います。

いつの間にか西村選手(年上です。)を

「西!」

と呼び捨てで呼ぶようにもなっていまし
た(笑)

ちょっとした「お山の大将」ですね。

ただ、その後ろにはオーナーがいること、
闘犬センターの選手であることがあって
初めて、みんながペコペコしているんだ
ということには、当時の彼は気が付いて
いなかったように思います。

最初は可愛いらしかったやせっぽちの
少年も、体も態度も大きくなり、チーム
内での勢力争いみたいなこともやってい
ました。

彼のファイト溢れるプレー姿と、明るい
キャラクターは素晴らしいものでしたが、
少々やり過ぎた感は否めませんね。

まあ、これはあくまでも私の感想ですが。

彼が一番闘犬センターをイメージしやすい
選手だったかもしれませんので、キャッ
チャーと言えば

「山崎正宏」

を思い出される方も多いように思います。

私が闘犬センターでソフトボールをやっ
ていたと分かると、

「キャッチャーの山崎さんですか?」

と聞かれることがよくありました。

彼の方が私よりずっとメジャーでした(笑)

それだけ活躍されたということですね。

闘犬センターを辞めたあとは、事業家と
していくつかの事業をされていると聞い
ています。

さらに2001年設立の南国マリナーズとい
う少年野球の監督を続けておられます。

このチームは全日本少年硬式野球連盟
(ヤングリーグ)に所属する、高知県
唯一の中学硬式野球チームです。

高知県は高校野球が強いという土地柄で
すが、小学校、中学校はほとんど軟式野
球をやっています。

この南国マリナーズが出来るまでは、
一チームもありませんでしたし、今も
南国マリナーズしかありません。

ですから試合をするには県外に行くしか
ありませんし、それには時間もお金もか
かりますので、始まった当初はどうせ長
くは続かないのではという意見が多かっ
たです。

しかも監督は硬式野球経験のない
山崎正宏監督なわけですから、大丈夫か
なと思っていましたが、今年で15年目に
なります。

たいしたものです!

この劣悪な環境で、子供たちと共に頑張
っている彼に拍手を送りたいと思います。

もう何年も会っていませんが、彼も成長
されておられることでしょう!

代表者をはじめとするスタッフやご父兄
そして応援してくれている方々への心配
りなんかが、しっかりできているんだと
思います。

これからも頑張ってほしいですね。

今日はここまでにします。

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一つ訂正があります。

昨日の森澤選手の経歴に誤りがありまし
た。

岡住→環太平洋大学としていましたが、

正しくは

岡住→レオパレス→環太平洋大学でした。

失礼いたしました。

この岡住の監督をしていた時期に、森澤
君の中に女子を指導してみたいという気
持ちが出てきたらしくて、その相談を
受けた杉本さんが東京女子体育大学の
吉野先生を通して、レオパレスを紹介し
たという事らしいです。

みんな困ると杉本さんに相談するんです
よ(笑)

ブツブツ言いながらでも、何とかして
くれる杉本さんて、すごいですね!