監督(その17) | ソフトボールを愛する人にお届けするブログ

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この写真は、インドネシアの首都
ジャカルタのホテルのロビーで
撮った一枚です。

さすがに杉本さんの写真も、もう
ないなあとゴソゴソしていたら、
この写真が出てきました。

なぜこの写真が私の手元にあるのか
分かりません(笑)

JAL系列の大きなホテルで、
インドネシア政府(厚生省だったと
思います。)主催の歓迎レセプショ
ンに行った時に、世界の時刻を表示
していたパネルの前で撮ったもので
す。

杉本さんとは日本国内はもとより、
海外もたくさん一緒に行かせていた
だきました。

杉本さん、若いころは時々寝坊され
る方でした。

というか、起きてこないことがあっ
たと言った方が、いいかもしれませ
ん。

大きな事件は二つでしょうか(笑)

一つ目は台湾遠征の時のことです。

試合前にオーナーの思いつきで、
闘犬センターだけ朝食を別のホテル
で食べることになりました。

起床してユニフォームに着替えて、
食事に出かけました。

ご飯を食べて、バスに乗って試合会場
に移動している時になって、

「あれ、お杉ちゃんがおらん!」

初めてみんなが、杉本さんが居ないこと
に気が付きました。

どうしようと言っているうちに、バスは
試合会場に着きました。

すると、そこには杉本さんの姿が・・・

「あ、お杉ちゃんおる!」

「よく、ここが分かったね?」

「アホ!必死で探してきたわ!」


言葉も通じない台湾で、一人で試合会場を
探して来る、何事にも動じない杉本さん
ならではのエピソードです。

けれど、バスの中までは誰も杉本さんが
居ないことに気が付かなかったことの方が
すごいことでしたけどね(笑)

二つ目は国内になります。

第2回のクラブ大会が宮崎県の日向市で
開催されます。

闘犬センターは審判の不可解な判定のせい
もあって、準決勝で敗れ三位になります。
(すっごい負け惜しみです。)

そしてその夜は全員でヤケ酒でした(笑)

次の朝のことです。

二日酔いの中、みんな起きて来たのですが
杉本さんの姿がありません。

電話をしても出ませんし、部屋を見に行く
と鍵がかかっているので、どうもまだ寝て
いるらしいというこになりました。

マスターキーで開けてもらったのですが、
中からチェーンがかかっていてドアが
開きません。

「お杉ちゃ~ん!」

「朝ですよ~!」

「帰りますよ~!」


いくら呼びかけても起きてはくれません。

枕元にある電話をならそうが、大きな声で
呼びかけようが、起きる様子がありません
でした。

どれくらい時間がたったでしょうか。
やっと目を覚まし、チェーンを外して、
何事もなかったかのように出てこられた
ように記憶しています。

やはり大物は違いますね(笑)

この二つの出来事は監督就任前の出来事で、
監督就任後はこのような事はありません
でした。

これも監督という自覚が、そうさせたの
でしょうか?

杉本さんも最初から完璧な人ではなくて、
そのポジションと経験によって、日本一
の監督に、なられたというお話しでした。

今日はここまでにしますね。

私事ですが、明日から東京に出張のため、
ブログは月曜日までお休みさせていただ
くことになると思います。

日曜日にはあるソフトボール界のレジェ
ンドとお会いすることになっていますの
で、そのことについては、後日お話し
することができると思います。