教育は遺伝に勝てるか? | サンディの今日もワイン

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サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:3.0h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
著者:安藤寿康
刊行:2023年7月
価格:850円+税
出版:朝日新書
本本本本本本本


教育は遺伝に勝てない
 

1遺伝は遺伝せず
2あらゆる能力は遺伝的である
3親にできることは何か
4教育環境を選ぶ-学校の内と外
5「自由な社会」は本当に自由か?
6そもそも、子どもにとって親とは?

......

著者は子どもがいないことを最後に明らかにしている。
子を持つ親からすると、書いてあることが疑わしく思えるかもしれない。

双子の遺伝子 「エピジェネティクス」が2人の運命を分ける

 

 

双子の遺伝子にも同様のことが書かれているので、安心していいと思う。


東大に金持ちの子どもが多い理由も理解した。たぶん

金持ちな家庭の子ども100人、貧乏な家庭の子ども100人
東大へ入る能力を持つ子どもは、金持ち5人、貧乏5人
教育にお金をかけられる家庭は5人とも東大へ入れるが、お金をかけられない家庭は1人も入れない。
遺伝の影響は5% のため、能力を持つ子どもを5人とした。

子どもが遺伝的要素を発動するかは、環境次第
親は環境を整えて、あとは見守るだけというのが結論です。