良心の領界 | サンディの今日もワイン

サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:4.0h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:スーザン・ソンタグ/訳:木幡和枝
原題:The Territory of Conscience
刊行:2004年3月
価格:2200円+税
出版:NTT出版
本本本本本本本

スーザン・ソンタグの講演や寄稿をまとめたもの


序 若い読者へのアドバイス
1シンポジウム「この時代に想う-共感と相克」
2現実の戦闘と空疎な隠喩
3「デア・シュピーゲル」インタヴュー 
4勇気と抵抗について
5インドさながらの世界-文学の翻訳について
6文学は自由そのものである
7美についての議論

 

......


[紛争地域にて]

MSF職員「MSFです。支援にきました」

現地の人「あんたは何ができるんだい?」

MSF職員「救急医なので医療全般です。演劇の演出もできたりしますが、どうでもいいことですね」(苦笑)

現地の人「なら、演劇をお願いしたいね、こんな状況なんで上演は日中になるけど」

NGO職員「なぜです?医療活動の人員が足りてないことは明らかです。演劇など観てる場合じゃないでしょう?」

現地の人「我々は単なる動物ではない。水の配給やパンを求めて長い列に並び、地下に隠れ、・・・それだけじゃないんだ!
ここにも何らかの芸術があるべきだ、それが自分たちの尊厳を支えてくれるんだ」

......

小説は作り物と思っていた。
いや作り物かsippai;*

スーザン・ソンタグの肩書は作家
彼女は小説を読むことを勧めている。
小説には作家が生きている その時代に感じたことが反映されるからだ。
といってもヘミングウェイは読むに値しないらしいのでsippai;*

何でもいいわけではない。

冒頭の小話はスーザン・ソンタグの体験を元にしている。
事実ならそのまま文書にすればよさそうだが、作家でありたい理由があるのだろう。

スーザン・ソンタグ1冊目ですが、こうありたいと思える人物でした(2004年逝去)