読書時間:2.5h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:湯浅誠
刊行:2009年11月
価格:1200円+税
出版:文藝春秋
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貧困の考え方、湯浅誠が活動家を名乗るまでの経緯
まえがき 夢見る権利、夢見る条件
NOといえる労働者に 派遣切りに抗して
生活保護と野宿者の現実
貧困は罪なのか?
自己責任論が社会を滅ぼす
ぼくは活動家
政権交代で問われること
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生活保護の申請方法
最寄りの福祉事務所に申請書を提出する。これだけ。
くわしくは「もやい」を参照
住民票を置いている地域でなくてもよく、住所は拠点にしている場所(ネカフェ、公園など)で構わない。
生活保護の窓口では辞退させるよう仕向けるらしい。
北九州市では特に辞退が多く、その結果がこれ。
助けてと言えない 孤立する三十代
日本で餓死事件!と驚いて、その裏を知ってまた驚きでした。
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相対的貧困ラインを下回る世帯における有業者
80%以上の世帯は仕事があるのに相対的貧困ラインを下回っている。
ひとつには日雇いのような貧困ビジネスがある。
「日雇いが禁止されたら、それで働いていた人たちは失業してしまう」という意見がある。
短期的にはそうかもしれない。
日雇いが問題なのではなく、安い賃金で人を働かせるシステムが問題なのだ。
立憲民主は最賃1500円を掲げている(いた!?)が、いっそのこと3000円にしたらどうなるだろう。
雇用が失われるという意見もあるが、ロサンゼルスでは失われた雇用は1%にすぎなかった。
最賃引上げは雇用へ負の影響を与えるというのは研究結果であり、蓋を開けたら違うかもしれない。
最賃3000円を試してみる価値はある。
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年越し派遣村は2008年末に実施され、現在はなくなっている。
派遣村が実施されないから貧困は減ったと考えるのは、短絡的だσ(゚∀゚ )オレ
ホームレス=貧困と捉えると貧困は見えなくなってしまう、と湯浅誠はいう。自分に見えないのはここが田舎だから!?
平均所得は減っているのだから、貧困は増えていてもおかしくない。
社会保障がよくなっているというのも聞かないし、より見えにくくなっているのだろうか!?
湯浅誠が活動家になったきっかけが「いいかげん」に「偶然」にというのが意外でした。
食い扶持がないと活動家もできないと思うので、続けるコツも知りたかった。


