プラナリア | サンディの今日もワイン

サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:3.0h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
著者:山本文緒
刊行:2000年10月
価格:1333円+税
出版:文藝春秋
本本本本本本本本

 

1プラナリア
2ネイキッド
3どこかではないここ
4囚われのジレンマ
5あいあるあした

......

親切にしてもらうと感謝するけどイラつく自分もいる
正論を並べられると何も言えないけど、腑に落ちない

みたいな、合理的じゃない感覚をうまく日常に織り込んだ物語でした。

プラナリア 乳がんサバイバー
ネイキッド 元バリキャリ
どこかではないここ 主婦+子供2人、義父、母健在
囚われのジレンマ 恋人が院生の会社員
あいあるあした 居酒屋店長♂

パーソナリティを見ると小説になりそうもない主人公なのに、つい読んでしまうのが不思議。
日常をちょこっと切り取ったエピソードが、読みやすさにつながっているように思います。

 

 

アカペラに次いで2作目でした。
他のも読むと思います。たぶん