武器としての人口減社会 国際比較統計でわかる日本の強さ | サンディの今日もワイン

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サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:3h
一読:なし
再読:あり
R指定:なし
著者:村上由美子
刊行:2016年8月
価格:740円+税
出版:光文社
本本本本本本本本本本本本

日本の強さは人材という結論

はじめに
1人口減が武器になるとき
2眠れる「人財」大国・日本
3女性は日本社会の”Best Kept Secret”
4働き方改革のススメ
5日本のイノベーション力を活かせ!
おわりに


女性、窓際族、ニートは能力が高いのに活かしきれてない
労働生産性はバブル時代から低い
ゾンビ企業が多い
付加価値を生み出す活動に、リソースを割り当てられていない
スタートアップ企業に対する民間投資は低い
海外から日本への投資が少ない

強さのはずが、弱さを示している。もちろん著者に悪意はない。

テクノロジー分野の特許は他国より勝っていることは希望だが、ビジネスに繋がっていない。
OECD(pdf) p163

 

日本人の能力が高くても、バリューチェーンにおける付加価値の高いプロセスで活かせるのだろうか。
読み書きや論理的思考ができれば、デザインができるとは思えない。
それでも、埋もれている人材が活かせる制度になれば、数打てば当たるだろう。行きつくところは、働き方改革なのだ。

 

全員契約社員男がデザインした社会を変える、など感覚で書いてきたが、数字で示されたことは大きい。
明らかになったのも昨日今日ではない

Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft、dyson、tesla、Samsung、alibaba、、、
うすうす感じてはいたが、

日本のイノベーションは、21世紀、死んだ。

著者は長く海外勤務をしているが、日本だったら3人の子供を育てながらキャリアを築けなかっただろうと言っている。
それは企業だけではない。家事や育児に手間をかけるのが理想の母親像とみなされる雰囲気にもある。
働き方改革が進まないのは政府のせいだけではない。