読書時間:1.5h
一読:なし
再読:なし
R指定:前作、前々作を読んでない人はNG
著者:七河迦南
刊行:2012年10月
価格:1700円+税
出版:創元社
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尚子の短編集
冷たいホットライン
アイランド
It's only love
悲しみの子
さよならシンデレラ
桜前線
晴れたらいいな、あるいは九時だと遅すぎる(かもしれない)
発音されない文字
空耳の森

2.ビルの屋上
3.教師と生徒
4.光クリスティン
5.風俗店「桜の舞女学院」
6.秋津はホモ
7.立ち飲みで
8.母と対峙
9.ホットラインボタンで外の音が聞けるヘッドホン
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どうして面白くないんだろう
人が描けていないから、同感できないし感情移入もできないという結論に至り、前作を振り返ると同じ所感だった![]()
初回が一番良かった3部作
それなりに小説も読むようになった今では、何がダメかハッキリと判る。読み手の裏をかくことがメインになって、物語がお粗末なのだ。例えば、
後に光クリスティンが出てくる場面では、さっき出た人がまた出たというだけで、それ以上でも以下でもない。
マスカレード・イブを例にとると、山岸と新田がニアミスするのが楽しく、先が読めたとしても、楽しく読める。なにより、前作(マスカレード・ホテル)を読んでいなくても、楽しめる。
(本書にでてくる)登場人物のイメージも湧いてこない。
空飛ぶタイヤを例にとると、登場人物のイメージが湧くから、配役にあれこれ言うわけで、映像化して尚子やカイエの配役が決まっても、元のイメージが湧いてないから、何もいいようがない。
以降、七河迦南は出てこないと予言する。2016年に新作を刊行しているみたいだけど。
