ダークマターと恐竜絶滅 | サンディの今日もワイン

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サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

 マルチーズだよー

読書時間:4h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
著者:リサ・ランドール/監訳:向山信治/訳:塩原道緒
原題:Dark Matter and the Dinosaurs
刊行:2016年3月
価格:2900円+税
出版:NHK出版
本本本本本本本本本本本本本

 

第1部 宇宙が出来上がるまで
1ダークマターという名の秘密ソサエティ
2ダークマターの発見
3大きな疑問
4始まりに限りなく近いころ-始めるのに限りなくよいところ
5銀河の誕生
第2部 活発な太陽系
6流星物質、流星、隕石
7短くも輝かしい彗星の生涯
8太陽系の果て
9危険な日常
10衝撃と畏怖
11絶滅
12恐竜の最後
13生命が生息できるところ
14歴史は繰り返す
15オールト雲から飛んでくる彗星
第3部ダークマターとは何か
16見えない世界の物質
17暗闇でものを見るには
18社会的に結びついているダークマター
19スピード・オブ・ダーク
20ダークディスクを探して
21ダークマターと彗星衝突
終 天を見上げて

 

 

ダークマターて何?から、絶滅周期の話におよび、太陽系の話へと続く。本題は最後の3章だけ。でも、
いい本でした。
 

学者のあるべき姿を見たように思う。

隕石衝突で恐竜が絶滅したという説も、最初は受け入れられていなかった。突拍子もない説というのは拒否から始まるらしい。
世界中で調査を積み重ね、隕石が落ちたという認識が広まり、クレーターを探したら見つかったという段階を経てようやく受け入れられた。それでも、
5度の大量絶滅すべてが隕石起因という説は受け入れられていない。証拠が少ないからだ。

学者のあるべき姿とは事実に基づくというシンプルな答え

ランドール博士の主張するDDDM(ダブルディスクダークマター)はどうだろう。
シンプルに言えるのは、事実に反してはいないということだけ。(観測結果に反する理論を構築する意味ないけど)
正確には、現在の観測データでは分からないのでガイアの観測待ちという状況にある。

 

DDDM論文はフィジカル・レビュー・レターズの査読には耐えているので、辻褄はあっているのだろうけど、受け入れられなかった。

DM同士は相互作用しない。それはこの画像からも明らかだが、DDDM理論ではDMの5%が相互作用する。
 

 

相互作用でできたDDDMがオールト雲を刺激すると、彗星が飛んでくる。6500万年前に衝突した彗星もDDDMが刺激したかもしれない。オールト雲には直径1km以上の石が数兆あるので、十分ありえる。
太陽系は天の川銀河を上下に蛇行しているので、彗星が周期的に飛んでくるのもおかしくない。

受け入れられないのは天邪鬼回路のせい!?もう一度読んでみる。
相互作用するDMは陽子と電子のようなものがあり、「DMは1つじゃない理論」に魅せられて、DMが円盤状になる(DDDM)理由を見逃していた
銀河が円盤状に集まる理由は5章にある。遠心力があるから回転面は収縮しないが、回転軸方向は温度が下がって収縮する。
温度?熱ってこと?
私たちが今感じている熱でいいのか?
 

DMの5%とはいえ通常物質の25%もあるのに、熱がある物質が検出できていない?
WIMPかアクシオンがDMと予想するキャサリンが聞いたらなんと言うだろうか。女同士のバトルになるのかな!?sippai;*

 

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ワープする宇宙を読んだのが7年前。

 

アンサーソングならぬアンサーブックがあった。
「ワープする宇宙を読んだ人のために断っておくとマルチバースとブレーンワールドは別物」
まぁそれはいいとして、マルチバースは遥か遠方にあるとか。

「あらゆる慣性系で物理法則は同じ」  by アインシュタイン