読書時間:3h
一読:あり
再読:なし(ちょと面倒くさい)
R指定:なし
著者:キャサリン・フリース/訳:水谷淳
原題:THE COSMIC COCKTAIL THREE PARTS DARK MATTER
刊行:2015年6月
価格:2400円+税
出版:日本評論社
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ダークマターの裏付けと、発見前の状況
宇宙物理学者は周転円を恐れている。なぜか私も![]()
(周転円とは、天動説に合わない惑星の動きを説明するために用いた理論)
宇宙マイクロ波背景放射(CMB)、元素合成理論、、、
分からないからといってダーク何とかを登場させるのは抵抗があったが、異なるアプローチで「あり」となれば、認めざるを得ない。
科学的発見はその日まで表に出ないが、本書では語られることが少ない発見前のことを語っているのがいい。
WIMP、アクシオン、ステライルニュートリノ、ミラー物質、、など、ダークマター候補は多々あり、キャサリンの推しは、WIMPとアクシオン。
WINPの計数率は、1kgあたり1日1カウントで、100kgの実験装置が稼働中で、10tの装置も建設予定か、、、
神岡のxmassを調べてみると800kg!
本当に検出できんの?
と憤ってはいけない。
本書は語られることが少ないことを語っている、そこがいい。
莫大な費用を掛けて何も出なかったらどうするの?と思っていたが、その点についても触れていた。
実験は4段階に分けられる。
第1段階 1-2年、50万ドル、2-3人、実験方法を提案
第2段階 数年、数百万ドル、10人、装置の性能がシミュレーションと一致するかチェック。1日10-14時間の作業だが、一番楽しい段階だとか
第3段階 1年、数百万ドル、地下実験開始
第4段階 10年、数百万ドル/年、30-50人、改良
アイデアを出してから10-15年で改良できない状態になる、、、神岡のxmassは2010年に開始!憤っていいのかコレは?
ダークマターはもう少しというのがキャサリンの感覚だが、素人の勘とは合わない。
WINPは10GeVあたりと予想されるため、CERN(最高出力TeV)で見つかっても良さそうに思えるが、高出力の機械なので、10GeVあたりは感度が悪いそうな...
それからこの銀河が衝突した図

銀河は衝突してダークマターは突き抜けたのだから、大質量が離れたことになる。
銀河の動きは大きく変わるはずだが、そこには触れていない。
逆にダークマターはありそうに見える図もある
尖ったところが銀河で、山の麓がダークマター
ダークマターがあるとすれば、こんなだろうと思える。
結果はさておき、見つかりそうな今が楽しいというのが伝わってきた。

