撮ったのどっかいった
読書時間:3.5h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:フィリップ・ボール/訳:桃井緑美子
原題:Nature's Patterns A Tapestry in Three Parts
刊行:2016年6月(初版は2012年2月)
価格:880円+税
出版:早川書房
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かたち、ながれにつづく3部作の最終譚
なんとなく敬遠してたのは、これで終わりという以外に、感じていることがあるからだった。そして予感は的中した。
最後の方にでてきた最大エントロピー原理で、秩序が生まれる理由をこう説明している。
『秩序状態のほうが無秩序状態よりも効率的にエントロピーが生成できる。平衡から大きくかけ離れた領域からは、単に撒き散らされたスープからより多くのエントロピーが生成、放出される』
え゛ぇ~
ばら撒くために集まるなんて、、、
今回は、雪の結晶から始まり、デンドライト、河川、ひび割れ、そして街の拡がりやインターネット網など、自然現象とは関係ない領域にも及ぶ![]()
集まるとは逆のようなテーマだが、サラっと衝撃的なことが書いてある。
『私たちが見たり触れたりできる世界は、大統一的な理論を求めるには乱雑すぎる』
薄々そんな気はしていたが、もしかしたらあるんじゃないかと思っていた統一的な理論は、やっぱり無かった、、、
いや、ある程度のパターンはあるのだが、はじまりがランダムのため、予測がつかない。
ついでに、いろいろ法則があるので、覚えてられない![]()
(マリンズ=セカーカ不安定性は結晶について、サフマン=テイラー不安定性は液体についての法則)
そして、ばら撒くために集まるという締めにやられてしまった。1部、2部で慣れていたハズなのにッ!
文庫化されているので、買って1部から読み直そうと思う。
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アロメトリー
z2 = z1^2 + c