レーザーカードR/Wファイルシステム開発秘話(後編) |     ✤ We Love Softbrain ✤ 

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こんにちはビックリマーク

ソフトブレインのシニアAですクローバー
いつもSE道場をお読み頂きありがとうございますお願い

今日はレーザーカードの話で前回の続きですウインク

ではどうぞ・・・


『H課長、ようやく納得できるシステム案がまとまりましたビックリマーク
ご都合の良いところで1時間程度のレビューをさせて頂きたいと思います。』

『そうか、できたかビックリマーク
午後3時過ぎなら空いてるぞ。
会議室は後で押さえて連絡する。』


H課長も待ちきれない感じだった。
気に入ってくれるといいが。


『フォルダパス・ファイル名/フォルダ名・日時・データ位置・データ長などの固定長レコードを前方から書き込みます。そしてファイルデータレコードを後方から書き込みます。』

『なるほど、この前後から挟む方式ならレーザーカードの最後の最後まで有効に利用ができそうだ。いける、いけるぞビックリマーク

『またスピードアップをするため、固定長レコード情報は最初に読み込んで全てオン・メモリにおきます。
2度目以降のアクセス時間は最小となりますひらめき電球

『うん、うん、良く考えてあるな。』


ここまで2週間かかっていたが、H課長は了承してくれたクローバー

仕様はもっと細かく書いていた鉛筆
フォルダの作成、フォルダ・ファイルの削除・ファイル内容の修正なども可能としている筋肉


一番悩んだのは、長いファイルデータを書き換える場合、すべてをもう一度書き込むか、変更点を記録するかだった。
結局H課長がすべてをもう一度書き込むことに決定したひらめき電球


自由にレコード単位のR/Wを行うため、別チームが作成しているレーザーカードライブラリチームには、レコード番号を指定できるように改良してもらうことになった。

私たちはプログラム設計を開始し、コーディングに入っていったPC


テストが始まるころ、改良が終わったレーザーカードライブラリが手元に届いた。
全体のアクセススピードも上がっていた。

「やるなビックリマーク

技術者同士は顔は知らなくても競争しているものだPC

「こっちも負けてられないなビックリマーク

それから順調に推移していったが、1点問題が発生した。
大容量ファイルの修正が時間がかかり過ぎているあせる
内容をもう一度全部書いているのが原因だったショボーン

対応方法は2通りあるひらめき電球
1つは差分情報だけを書き込むやり方、もう1つは変更のあったレコードだけを書き込むやり方。

いろいろ検討した結果、前者に決まったひらめき電球


結果は良好となり、開発も一段落終えた。


とうとうテストが終わり、お披露目の日がやってきたクローバー
N部長・H課長は勿論、他の課長たちも集まってきた。


デモも無事に終わり、レーザーカードR/Wファイルシステムは高評価を受けることができた音譜
次の改良版の仕事も受託で発注してくださるとのことだった。Sさんも非常に喜んでいた。

途中で妥協せず、より良いものを追い求めた結果だった筋肉

やはり技術者はこうありたいとつくづく思ったクローバー


後編、終わり・・・

次回のSE道場をお楽しみに・・・

 


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