soft bizarre -9ページ目

#001

パーティーは進み、ホール横のステージでは、宮廷楽団が上流階級で流行している古代の音楽を優雅に演奏し始めている。普段であれば心地よく聴き入るクルーマリ皇女であるが、今は、賓客たちの注意が多少自分からそれたのをありがたがらずにいられなかった。

「ちょっと失礼いたしますわ」

クルーマリは会話がひと段落着いた諸侯の一人に会釈すると、周りの人々にも軽く会釈しながら、ホールの出口までの長い道のりを進んでゆく。

途中で話しかけられる度に立ち止まり、笑顔で挨拶をしている彼女の額の汗はますます目立つようになってきた。気づいた者は少数だったが、踝までの豪華なロングスカートの中では、彼女は卵のような膝小僧がしきりに擦りあわされていた。

彼女は、出口に控える礼服姿の近衛兵がかしこまろうとするのを軽くたしなめる。恭しく開けてもらった扉をくぐり、背後でそれが閉められると、ホールの喧騒と音楽は突然彼方に追いやられた。

廊下には幸運なことに人気はない。クルーマリは一瞬緊張がほぐれて行くのを感じたが、すぐさまそれどころではないことを思い出す。

『ああ…っ  オシッコしたい!』

パーティーが始まった頃から、彼女はオシッコがしたくて仕方が無かったのだ。普段はそれほどトイレが近いわけではないが、今日の尿意は異常に切迫していた。今まで少々酒精の入った飲み物でも、ここまでの尿意を催すことはなかったのに。

艶やかに黒光りする強化繊維入炭素製の床の上で、彼女のピンヒールの音があわただしく反響してゆく。彼女が目指すのは廊下の先をさらに曲がったところにある、専用の控え室だ。

ホール内にも、化粧直しができる豪華なパウダールームとトイレは用意されているのだが、クルーマリはそこで用を足す気になれなかった。他人の使ったトイレを使うのが嫌なわけではなく、人々の注目を集めながらトイレに入ってゆき、パウダールームで貴婦人たちに挨拶をし、個室に入ってゆく自分の姿を想像すると、顔から火が出るほど恥ずかしいのだった。

『あら、クルーマリ姫、あんなにあわてて、よっぽど我慢してたのね』
『ほら、あんなにお尻をクネクネさせて。 もう漏れそうなのよ、きっと』
『あれだけ可愛いんですもの、殿方も中々離してくれなくってよ』

単なる妄想なのは自分でも分かっている。なぜか不安で仕方がない。自分が扉を1枚隔てたところでお尻を丸出しにし、勢いよくオシッコしているところを、外で待っている貴婦人たちが想像しているに違いないと思ってしまうのだ。

『普段はあんなにお上品なのに、まあはしたないこと』
『ほら、聞いてよあの音。 すごい溜まってたみたいね』
『あの勢いだと、便器の外まではみ出しちゃってるんじゃない?』

廊下を小走りに走りながらも、自分の尿意が人々に悟られていなかったかどうかが気になっていた。スカートの上から切迫した箇所を押さえながら、どうにか彼女は廊下を曲がってゆく。

普段は社交的であまり物怖じしないクルーマリ皇女だが、なぜか排泄に関しては子供の頃から敏感で、人一倍羞恥心が強かった。思春期と言うには少し早い時期から、彼女の興味と羞恥は非常に強いものになっていた。

ようやくのことで控え室にたどり着く。転がり込みたいのを精神力で押さえ込み、扉横の指紋認証、眼球認証で扉のロックを解除する。必死に平生を装って扉を開けると、中では子供の頃から友達のように育った、メイドのリーニャが迎えてくれた。

「姫様、どうされました? 顔色が悪いですね。ご気分がすぐれないのですか?」

取り繕っていても、さすがに普段から世話をしているリーニャには分かってしまうようだった。崩壊しそうな膀胱をかばっているクルーマリは、コクコクとうなずくのが精一杯であった。

#00

クルーマリ姫、プロスィネッツ帝国第二皇女はまた溜息をつく。新離宮船のお披露目パーティーが始まってから何回目だろう。よくよく観察すると、艶やかな黒髪が流れるその美しい額やうなじには汗が滲み、表情に若干の曇りがあるのを見て取れるであろう。

父であるソレド7世主催の非公式なパーティーではあるが、近隣の王侯貴族たちは皆競うように着飾り、飲み物を片手に領船とコロニーの自慢と営業活動に熱心である。

体調不良を理由にパーティーを欠席したディエミール第一王女の不在もあり、装飾的な白いドレスを身に纏った王女はまさにパーティを飾る花であった。母は元々後宮出身だったが、その人望、教養、美貌から、王妃が死去した後正妃となった。王と新王妃は革新派からの賞賛と保守派からの罵倒を受け、それが望まずとも継承権を手に入れた王女の段でさらに増長していたことは想像に難くない。

王侯貴族や上流階級の社交界で話題性のあるクルーマリ王女の周りには、彼女の社交性も手伝い常に賓客が入れ替わり立ち代り現れた。純粋に彼女の美しさを褒め称えに来た者から、社交界や政治の話題を持ってくる者まがで、彼女の周りを彩ってゆくのだ。

気づいた者はほとんどいなかったが、談笑の輪の中心である王女は、先ほどから様子がおかしかった。気温は快適に保たれているにも関わらず、彼女の額には汗が浮かび始めていた。まれにそわそわと周りを伺う様子を見せたりもしている。

欠席しているはずのディエミール第一王女は、その様子を別室の映像投影機でほくそえみながら見守っているのだった。

その艶やかな銀髪は肩の上を優雅になびき、そろえられた前髪の下からは憂いを含んだ長い睫毛が覗いている。蝋のように白く滑やかな頬と、有機的な光沢のある唇の対比が鮮やかだった。

第一皇女の彼女はまだ14歳で、表情や顔つき、体つきはまだほっそりとして少女らしさが残っていた。対照的に、投影機の中に映っているクルーマリは今年で19歳、衣服からこぼれんばかりの豊乳にくびれた腰、形良く張ったお尻にはちきれんばかりの太腿をたたえ、女性らしさに溢れている。

ディエミールは、クルーマリの落ち着きがない理由を知っている。知っていると言うより、その原因を作っているのは彼女であった。

「ふふ。ちょっとだけ苦しそうね。少し効いてきたのかしら。」

満足そうに投影機を見つめながら、左手を伸ばして七色の砂糖菓子を口に運ぶ。

「ねえ リュカシエ。この後の準備は大丈夫でしょうね」

リュカシエと呼ばれた中性的な人物は、ディルミール皇女の視界の隅で膝を突き、深々と頭をたれるのであった。

途中経過

下の記事に書いた小説の構想が大体固まったのだが、意に反してものすごい長編になってしまった。

ううむ。困った。

姫陵辱

せっかくなので、勢いがある内に下記の衣装から発展させたオナニー用の妄想を考えておきたいと思う。

相当過去に読んだ小説で、今でも大変気に入ってるシーンがある。

舞台は17~18世紀のフランス。王宮で花嫁修業を受ける主人公が王妃に意地悪のかぎりを尽くされると言う概要で、設定も中々秀逸である。

教育を銘打って、主人公はしばらく修道院に入れられるのだが、ここでも王妃の陵辱にあう(陵辱シーンはまあ普通である)。陵辱の最後に、主人公は浣腸をされ、トイレに行かせてくださいと懇願するのだ。

はいどうぞ、と不気味に容認する王妃。あわてて修道服の身なりを整え、院内のトイレをあたるがどれも使用中だったり、掃除中だったりして使用できない。

最後にたどり着いた不自然なトイレに何とか駆け込むも、そこは部屋の中心に作られた罠のトイレで、彼女が服を脱いでしゃがんだところで壁が倒れ、皆が笑いながら見ている中で大量排泄する、と言う流れだ。

途中、廊下ですれ違う修道女にトイレの場所を聞くあたりのシーンが中々よい。太腿や全身をよじって便意に耐えるシーンがねちっこく描写されていて、羞恥と苦痛に震える女性が好きな方にはぜひお勧めしたい。

さて、このシーンをさらにカスタムするとどうなるだろうか。
ポイントとなる要素は羞恥と苦痛、高貴な女性が汗まみれになりながら身をよじって排泄欲に耐えて、結局間に合わず衆人環境のなかでおもらし、と言うのが大筋である。

舞台は王宮での舞踏大会。国内や近隣諸国から身分の高いものが集まり、権謀術数が渦巻くどろどろの世界観がよい。姫君は陰謀に巻き込まれ、衆人環境で大恥をさらすことになるのだ。

まず、純白のドレスを身に纏った姫君に、利尿剤を入れた飲み物を進め頻尿状態にしておく。あらかじめトイレには行けないよう、故障させておくなり、掃除中にしておくなり、長い列を作らせるなりするのだ。

さらに、姫君の「おトイレに行かせて下さい」と言う懇願はぜひ聞きたいところだ。

ちょっとしたショートストーリーが書けそうな気がしてきた。趣旨が変わってきたが、この記事はここで終了にして、今から姫君を羞恥に陥れる短編の執筆に無謀にも取り掛かるとする

夏衣装

暑い季節でついつい薄着をしがちであるが、本来私は着衣が複雑であればあるほど好きである。

今は想像するだけで汗が吹き出るようなコルセット、貞操帯、下着、ガーター、ストッキングもしくはニーソックス、手袋のフル装備が私のフェチ心を大いにくすぐるアイテムである。

スカートについて言うと、足首まで隠れるほどのロングか、太腿が大いに堪能できるマイクロミニがよろしい。中途半端な何事においてもあまりよろしくないと思う。

ロングスカートの場合、中は貞操帯にガーターが様式美であろう。貞操帯でない場合は、ガーターでノーパンもよい。とにかくガーターは外せない。

以前、ロングドレスにオムツと言うのをやったことがあるが、これもこれでまた趣味性が大変高く好感が持てる。せっかくのドレスを汚す心配も最小限に抑えられる。

マイクロミニの場合、やはりニーソックスが理想である。スカートとソックスの間から覗いているわずかな生足部分が素晴らしい。この場合、太腿ははちきれんばかりのムチムチさが欲しいところだ。

ちなみに、生足の場合は三つ折りソックスにミニスカート、ワンストラップのエナメル靴などがよろしいと思う。これは比較的スレンダーなお尻と太腿の女性に大変よく似合うと思う。

意外に思われがちだが、ストッキングや網タイツの類はそこまですきではない。友達の女性で、網タイツやラメ入りのストッキングにタイトスカートが非常によく似合う方がいる。彼女を見ていると網タイツも捨てたものじゃないな、と思うのだが、好みの問題である。

総合的に考えると、やはり私は過度に少女趣味的な衣装が好みのようである。V系ゴスロリはあまり好みではないが、姫ロリや甘ロリ、メイドさんはかなり好きである。どちらにせよ、真夏にはかなりきつい衣装であることに変わりはない。