1980年代前半に大活躍したプログレ・ハードのポップ・ロック・グループの代表4バンドの名曲集です。

その特徴は、アルバムは、めちゃくちゃ売れたのですが、批評家の評価は極端に低く、「産業ロック」と揶揄され、マニアからは相当馬鹿にされていたことです。歌詞が、歌謡曲的で、身近な恋愛のテーマが中心なので、より政治的・哲学的な重いテーマを好む人たちからは、軽薄と考えられていた面もあります。

その一方で、その演奏力・アレンジ・サウンドのクオリティーの高さは非凡なものがあり、ボーカルにも歌心があるので、当時、洋楽をそれほど聴かない人でも、よく耳にするほど、一般に広く聴かれ、とても人気がありました。さらに、その楽曲は、世界中で永く愛され、2000年代になっても、コマーシャルや番組テーマとして取り上げられ、リバイバルで話題になるなど、時代を超えて支持され続けているのです。

 

 

まずはエイジア(ASIA)から。

エイジアは、イングランド出身のロック・バンドで、1970年代に活躍したプログレッシブ・ロックの大御所グループ、キング・クリムゾン(ボーカル・ベース担当のジョン・ウェットン)、イエス(ギター担当のスティーブ・ハウ/キーボード担当のジェフ・ダウンズ)、EL &P (ドラムス担当のカール・パーマー)のメンバーだった4人が、1981年に結成した、プログレ界のスーパー・グループです。

しかし、どちらかというとリーダー的なプレイヤーではなく、補助的なメンバーばかりが集まっている感じではあります。(※キング・クリムゾンのリーダーはロバート・フリップ、イエスの中心メンバーはジョン・アンダーソンとクリス・スクワイア、ELPのリーダーはキース・エマーソンでした。)

こうして4人の縁の下の力持ち的な職人たちが集まって制作された1stアルバム「詠時感〜時へのロマン(Asia)」は、1982年にリリースされるや否や、爆発的に売れ、全世界で1500万枚のセールスを達成し、加えてビルボード年間アルバムチャートの全米1位を記録しました。まさに、怪物アルバムです。

しかし、その後、エイジアの人気は急速に尻すぼみになり、1983年リリースの2ndアルバム「アルファ」と1985年リリースの3rdアルバム「アストラ」は、日本以外ではセールス的にまったく振るわず、事実上の解散状態になりました。

日本では、3rdアルバムまで、なぜか根強く人気が持続していましたが、その後は、完全に活動停止状態になってしまい、日本でもエイジアは、あまり聴かれなくなりました。

1989年に再結成された後は、現在まで細々と活動が続けられていますが、バンドの全盛期は、やはり、1980年代前半だったと言えるでしょう。

 

次にフォリナー(Foreigner)です。

フォリナーは、イングランド出身のギタリストであるミック・ジョーンズとイングランド系アメリカ人ボーカリストのルー・グラムを中心に、1976年に、ニューヨークで結成されたアメリカン・プログレ・ハードを代表するロック・バンドです。

1977年にリリースされた1stアルバムは、売上400万枚のヒットを記録し、その後、2nd、3rdアルバムともに、安定したセールスを記録しました。

さらに1981年発表の4thアルバム「4」は全世界で1500万枚以上売り上げる大ヒットとなり、翌1982年度のビルボード年間アルバムチャートでは全米3位を記録しました。これが人気の頂点でした。

その後、1984年リリースの5thアルバム「プロヴォカトゥール」とシングル「アイ・ウォナ・ノウ」のNo1ヒットもありましたが、徐々にバンドの人気は緩やかな下降線を辿り、1990年代以降は人気が低迷します。

それでも、2000年代の再ブームなどもあって、現在に至るまで、バンドの活動は続けられているようです。

 

続いてTOTO(トト)の説明に入ります。

TOTOは、アメリカ出身のロック・バンドで、1978年に、ロサンゼルスの腕利きスタジオ・セッション・ミュージシャンを集めて結成されました。中心メンバーは、超売れっ子ドラマーのジェフ・ポーカロ、ギタリストのスティーブ・ルカサー、キーボード奏者のデヴィッド・ペイチ、シンセサイザー奏者のスティーブ・ポーカロなど。

卓越した演奏力とアレンジ力で、1980年代前半のポップ・ロック・サウンドをリードしました。そのサウンドは、今聴いても、まったく古さを感じさせません。

そして、フォリナーの重く暗い〈陰〉の音に対して、明るい〈陽〉の音のTOTOというイメージがあります。

TOTOの人気を決定づけたのは、1982年にリリースされた4thアルバム「聖なる剣(TOTO Ⅳ)」でした。この傑作アルバムは、全世界で1200万枚を売り上げ、この年のグラミー賞で、「アルバム・オブ・ジ・イヤー」など6部門を受賞しました。

この「TOTO Ⅳ 聖なる剣」がヒットしていた1982年を頂点に、1980年代前半には、シカゴなど、TOTO 的なサウンドの音楽が、大ヒットして、ちまたにあふれていました。まさに、時代をリードしていました。

その後、1980年代後半に入ると、人気は徐々に下降していきましたが、現在に至るまで、グループは断続的に活動を続けています。

 

最後にスティクス(Styx)です。

スティクスは、アメリカ出身のロック・バンドで、1963年にシカゴで結成された「ザ・トレイドウンズ」が前身です。1970年に「スティクス」に改名され、1972年に1stアルバムがリリースされました。その後、徐々に人気は上昇し、1981年、10thアルバム「パラダイス・シアター(Paradise Theatre)」が、初の全米1位を記録しました。このアルバムは、同年のビルボード年間アルバムチャートでも全米6位を記録しています。

この時(1981年)が、日本も含めて、バンドの人気のピークでした。

その後、人気は急速に衰えていき、活動は停滞していきますが、現在もバンドは活動中です。

 

 

上記4つのバンドの共通点は、1981・1982年が、人気と活動の頂点であったこと、代表作となるアルバムが、この2年間の内にリリースされていること、そして、現在もグループの音楽活動が続いていることです。これは、ジャーニー含めて、当時活躍した、ほとんどすべてのプログレ・ポップ・ロック・バンドに当てはまる特徴でもあります。

その理由としては、この時期、どのバンドも、リリースした楽曲が普遍的な名曲揃いであること、サウンド・アレンジ・プレイが、卓越した非凡な域にあり、もはや、これ以上は望めない頂点に達していたことがあると思われます。加えて、スタジオでの録音技術が、技術的な頂点に達しており、臨場感あふれる音を、レコードで再現できるようになっていたことも挙げられるでしょう。

これら4バンドの当時の名曲を、独断と偏見によって15曲、選曲し推薦します。曲順は、バンドごとに発表年時順です。同一アルバム内では、アルバム内の曲順に準じます。

 

 

〈エイジア〉

①ヒート・オブ・ザ・モーメント(Heat of the Moment)

作詞作曲 ジェフ・ダウンズ/ジョン・ウェットン

◯アルバム「詠時感〜時へのロマン(1982年/1st/全米1位・全英11位・日本15位)」初収録。

◯シングル(1982年/1st/全米4位・全英46位)

エイジアの1stアルバムにして最高傑作である名盤「詠時感〜時へのロマン」の一曲目であると同時に、記念すべき1stシングルでもあります。全米4位を記録した最大のヒット曲であり、エイジアの代表曲でもあります。

I never meant to be so bad to you
One thing I said that I would never do
A look from you 
and I would fall from grace
And that would wipe the smile
right from my face

Do you remember when we used to dance?
And incidents arose from circumstance
One thing lead to another we were young
And we would scream together songs unsung
It was the heat of the moment
Telling me what my heart meant
The heat of the moment 
showed in your eyes

 

②時へのロマン(Only Time Will Tell)

作詞作曲 ジェフ・ダウンズ/ジョン・ウェットン

◯アルバム「詠時感〜時へのロマン(1982年/1st/全米1位・全英11位・日本15位)」初収録。

◯シングル(1982年/2nd/全米17位・全英54位)

宇宙的なイメージのイントロが印象的なミディアム・テンポ・バラードの佳曲。

You're leaving now 
It's in your eyes 
There's no disguising it 
It really comes as no surprise to find that you planned it all along 
I see it now 
Becomes so clear 
Your insincerity 
And me all starry-eyed 
You'd think that I would have known by now 
Now, sure as the sun will cross the sky 
The lie is over 
Lost, like the tears that used to tide me over 
Only time will tell 
One thing is sure 
That time will tell 
Only time will tell 
If you were wrong 
The brightest ring around the moon 
Will darken when I die

 

③ワン・ステップ・クローサー(One Step Closer)

作詞作曲 スティーブ・ハウ/ジョン・ウェットン

◯アルバム「詠時感〜時へのロマン(1982年/1st/全米1位・全英11位・日本15位)」初収録。

アルバムからシングル・カットはされませんでしたが、プログレ的なぶっ飛んだアレンジが印象的な佳曲。

Loneliness, a constant friend and lover I know well.

Clouded rooms, the iron bars that surround me.

Trying hard to catch your eye.

Just once did you see 

Knowing from this moment, if you did, we could be...

One step closer 

Closer than we see 

One step closer 

Much closer than before 

 

④オープン・ユア・アイズ(Open Your Eyes)

作詞作曲 ジェフ・ダウンズ/ジョン・ウェットン

◯アルバム「アルファ(1983年/2nd/全米6位・全英5位・日本4位)」初収録。

2ndアルバム「アルファ」のラストを締める曲。これもシングル化されませんでしたが、このアルバム中では、もっとも好きな曲です。

What are you doing here in the western world?

Another situation yeah you are different girl.

You have lived your life dreaming you were someone else.

Succeeding 's believing in yourself.

Open your eyes 

And see the world that stands before you now.

Open your eyes 

And see the world that stands in front of you.

 

⑤ゴー(Go)

作詞作曲 ジェフ・ダウンズ/ジョン・ウェットン

◯アルバム「アストラ(1985年/3rd/全米67位・全英68位・日本15位)」初収録。

◯シングル(1985年/6th/全米46位)

3rdアルバム「アストラ」からのファースト・シングルカットで、エイジア最後のビルボード50位以内ランクイン曲。当時、日本では、エイジアの人気がまだあって、この曲も、結構ラジオから流れていました。

Dig for victory, go for gold
I don't wanna die before I get old
And I wonder where I'm going to
There's some way out, there's some way through
But I'm lost, I'm lost, I'm down again
My direction is changing, which way,
Which way can I go...
Get up and go
You start me up, you slow me down
No one can deny you get around
When you're hot, you're cold, you're in between
Asking myself what does it mean?
And I walk that tightrope, you should know
I'm losing my balance, maybe,
Maybe I should go...
Get up and go

 

〈フォリナー〉

⑥つめたいお前(Cold As Ice)

作詞作曲 ミック・ジョーンズ/ルー・グラム

◯アルバム「フォリナー(1977年/1st/全米4位)」初収録。

◯シングル(1977年/2nd/全米6位・全英24位)

ファースト・アルバムからのセカンド・シングル・カット。この曲はもはや、古典ロックのスタンダード・ナンバーです。

You're as cold as ice
You're willing to sacrifice our love
You never take advice
Someday you'll pay the price, I know

I've seen it before
It happens all the time
Closing the door
You leave the world behind
You're digging for gold
Yet throwing away
A fortune in feelings
But someday you'll pay

 

⑦ガール・ライク・ユー(Waiting for a Girl Like You)

作詞作曲 ミック・ジョーンズ/ルー・グラム

◯アルバム「4(1981年/4th/全米1位・全英5位)」初収録。

◯シングル(1981年/13th/全米2位・全英8位)

フォリナーの代表的な名盤「4」からの大ヒット曲。これも、フォリナーの代表曲の一つ。

So long
I've been looking too hard, 
I've waiting too long
Sometimes I don't know what I will find
I only know it's a matter of time
When you love someone
When you love someone

It feels so right, so warm and true
I need to know if you feel it too

Maybe I'm wrong
Won't you tell me if I'm coming on too strong
This heart of mine has been hurt before
This time I want be be sure・・・

I've been waiting for a girl like you to come into my life
I've been waiting for a girl like you
A love that will survive

I've been waiting for someone new to make me feel alive
Yeah, waiting for a girl like you to come into my life

 

⑧アージェント(Urgent)

作詞作曲 ミック・ジョーンズ

◯アルバム「4(1981年/4th/全米1位・全英5位)」初収録。

◯シングル(1981年/13th/全米4位・全英45位)

「4」からのファースト・シングル・カット。これも、よく知られている曲です。

You're not shy, you get around
You wanna fly, don't want your feet on the ground
You stay up, you won't come down
You wanna live, you wanna move to the sound

Got fire in your veins, burnin' hot, 
but you don't feel the pain
Your desire is insane, 
you can't stop until you do it again

But sometimes I wonder as I look in your eyes
That maybe you're thinking of some other guy
But I know, yes I know, 
how to treat you right
That's why you call me in the middle of the night

You say it's urgent, so urgent, so-oh-oh urgent...
Just you wait and see,
how urgent, my love can be, it's urgent...

 

⑨イエスタデイ(That was Yesterday)

作詞作曲 ミック・ジョーンズ/ルー・グラム

◯アルバム「プロヴォカトゥール(1984年/5th/全米4位・全英1位)」初収録。

◯シングル(1985年/13th/全米12位・全英28位)

ミディアム・テンポ・バラードの佳曲。私にとっては、フォリナーの曲の中で、一番好きな曲です。

I thought I knew you well

But all this time I could never tell

I let you get away

Haunts me every night and every day

You were the only one

The only friend that I counted on

How could I watch you walk away

I'd give anything to have you here today

But now I stand alone with my pride

And dream that you're still by my side

But that was yesterday

I had the world in my hands

But it's not the end of my world

Just a slight change of plans

That was yesterday

But today life goes on

No more hiding in yesterday

Because yesterday's gone

 

⑩アイ・ウォナ・ノウ(I Want to Know What Love is)

作詞作曲 ミック・ジョーンズ

◯アルバム「プロヴォカトゥール(1984年/5th/全米4位・全英1位)」初収録。

◯シングル(1985年/12th/全米1位・全英1位)

フォリナー唯一のビルボード全米1位を記録した最大のヒット曲。

I gotta take a little time
A little time to think things over
I better read between the lines
In case I need it when I'm older
Now this mountain I must climb
Feels like a world upon my shoulders
And through the clouds
 I see love shine
It keeps me warm as life grows colder

In my life 
there's been heartache and pain
I don't know if I can face it again
Can't stop now, 
I've traveled so far
To change this lonely life

I wanna know what love is
I want you to show me
I wanna feel what love is
I know you can show me
Aaaah woah-oh-ooh

 

〈TOTO〉

⑪99

作詞作曲 スティーブ・ルカサー

◯アルバム「ハイドラ(1979年/2nd/全米37位)初収録。

◯シングル(1979年/4th/全米26位)

キーボードの伴奏が印象的なAORのスタンダード・ナンバー。

99 
I've been waiting so long 
Oh 99 
Where did we go wrong 
Oh 99 
I love you 
I keep breaking your heart 
Oh 99 
How can we be apart 
Oh 99 
I love you 

I never thought it would happen 
I feel quite the same 
I don't want to hurt you anymore 
I never knew it would work out 
No one to blame 
You know i love you 99

 

⑫ロザーナ(Rosanna)

作詞作曲 デヴィッド・ペイチ

◯アルバム「TOTO Ⅳ聖なる剣(1982年/4th/全米4位・全英4位)」初収録。

◯シングル(1982年/8th/全米2位・全英12位)

リード・ボーカルは、スティーブ・ルカサーとボビー・キンボール。

ジェフ・ポーカロの鋭いキレのよいドラムスとサックスが印象的なミディアム・テンポのバラード。

All I wanna do when I wake up in the morning is see you eyes 
Rosanna, Rosanna 
I never thought that a girl like you could ever care for me, 
Rosanna 

All I wanna do in the middle of the evening is hold you tight 
Rosanna, Rosanna 
I didn't know you were looking for more than I could ever be 

Not quite a year since she went away, 
Rosanna yeah 
Now she's gone and I have to say 

Meet you all the way, meet you all the way, 
Rosanna
Meet you all the way, meet you all the way, 
Rosanna

 

⑬ホールド・ユー・バック(I Won't Hold You Back)

作詞作曲 スティーブ・ルカサー

◯アルバム「TOTO Ⅳ聖なる剣(1982年/4th/全米4位・全英4位)」初収録。

◯シングル(1983年/11th/全米10位・全英37位)

リード・ボーカルをスティーブ・ルカサーが務めるスロー・バラード。ルカサーによる間奏のギターソロが美しい。

If I had another chance tonight
I'd try to tell you 
that the things we had were right
Time can erase the love we shared
But it gives me time to realize 
just how much you cared

Now you're gone, I'm really not the same,
I guess I have myself to blame
Time can erase the things we said
But it gives me time to realize 
that you're the one instead

You know I won't hold you back now
The love we had just can't be found 
You know I can't hold you back now

 

⑭アフリカ(Africa)

作詞作曲 デヴィッド・ペイチ/ジェフ・ポーカロ

◯アルバム「TOTO Ⅳ聖なる剣(1982年/4th/全米4位・全英4位)」初収録。

◯シングル(1982年/9th/全米1位・全英3位)

TOTO唯一のビルボード全米1位を記録した、TOTO最大のヒット曲。傑作アルバム「聖なる剣」の締めふさわしい名曲。現在でもよくラジオから流れる80sスタンダード・ナンバーです。

リード・ボーカルは、デヴィッド・ペイチとボビー・キンボール。

作者のジェフ・ポーカロが、レイ・ブラッドベリの処女短編集「刺青の男」の中の「草原」という短編小説を読んで、強い刺激を受けて書いた曲だ、ということです。

I hear the drums echoing tonight
But she hears only whispers of some quiet conversation
She's coming in twelve-thirty flight
Her moonlit wings reflect the stars that guide me toward salvation

I stopped an old man along the way
Hoping to find some old forgotten words or ancient melodies
He turned to me as if to say,
"Hurry, boy, it's waiting there for you."

It's gonna take a lot to drag me away from you
There's nothing that a hundred men or more could ever do
I bless the rains down in Africa
Gonna take some time to do the things we never had

 

〈スティクス〉

⑮ザ・ベスト・オブ・タイムス(The Best of Times)

作詞作曲 デニス・デ・ヤング

◯アルバム「パラダイス・シアター(1981年/10th/全米1位・全英8位)初収録。

◯シングル(1981年/19th/全米3位・全英42位)

コンセプト・アルバムである「パラダイス・シアター」のテーマ曲にしてファースト・シングル。当時は、ラジオから、この曲が、よく流れていました。

キーボードによるイントロと歌い出しのメロディーが美しい印象的なバラード。デニス・デ・ヤングの若々しいボーカルが、とても心地良い。

Tonight's the night we'll make history, honey, you and I 

Cause I'll take any risk to tie back the hands of time 

And stay with you here tonight 

I know you feel these are the worst of times I do believe it's true 

When people lock their doors and hide inside 

Rumor has it it's the end of Paradise 

But I know if the world just passed us by 

Baby, I know I wouldn't have to cry 

The best of times are when I'm alone with you 

Some rain some shine, we'll make this a world for two 

Our memories of yesterday will last a lifetime

We'll take the best, forget the rest, and someday we'll find 

These are the best of times, these are the best of times

REOスピードワゴンは、1967年に中西部のイリノイ州で結成され、1971年にデビューしたロック・バンドです。何度かメンバー・チェンジを繰り返しながら、バンド活動を続けていましたが、なかなかメジャーになることはありませんでした。

年に300回のコンサートをこなすツアー・バンドとして全米をまわり続けること、苦節10年、彼らが、初めて商業的に成功したアルバムは、1980年にリリースされた9枚目のオリジナル・スタジオ・アルバム「禁じられた夜(Hi Infidelity)」でした。この傑作アルバムは、翌1981年に、全米で最も売り上げたロック・アルバムとなり、最終的には1000万枚以上のセールスを記録することになりました。

ちなみに、1981年のビルボード年間アルバム・ランキングは、1位がREOスピードワゴンの「禁じられた夜(Hi Infidelity)」で、2位はジョン&ヨーコの「ダブル・ファンタジー」でした。暗殺されたジョンの遺作よりも、スピードワゴンの方が売れていたのは驚きです。

加えて言うと、1981年度ビルボード年間アルバムチャートの4位は、この年のグラミー賞史上初の5部門独占したクリストファー・クロスのロングセラー・ファースト・アルバム「南から来た男」、さらに年間6位は、スティクス初のチャートNo.1アルバムとなった「パラダイス・シアター」でした。そして、年間10位はブルース・スプリングスティーンの名盤「リバー」という錚々たる顔ぶれです。

スピードワゴンは、その後、1982年の10thアルバム「グッド・トラブル」、1984年の11thアルバム「ホイールズ・アー・ターニン」と立て続けにヒットを飛ばし、1980年代前半に、バンドの黄金期を築きました。

このバンドの特色は、ライブで鍛えられた卓越した演奏力に裏打ちされたロック・サウンドと、キャッチーでメロディアスで勢いのある明るい楽曲の数々にあります。

ヴォーカルのケヴィン・クローニンの美しいハイトーン・ヴォイスと、ギターのゲイリー・リッチラスのハードでメロディアスな音色、キーボードのニール・ドーティのリリカルで疾走感のあるプレイが、うねりのある独特のサウンドを作り出します。

一曲一曲の魅力は「禁じられた夜」が頂点ですが、アルバム全体のサウンドの完成度と躍動感という点では、私見ではありますが、「グッド・トラブル」の方が上だと思います。そして、「ホイールズ・アー・ターニン」は、両者の特徴をミックスした感じのバランスのとれたアルバムです。

1990年台以降は、人気が衰えますが、それでも、同時代のバンドであるジャーニーのように、なんだかんだとメンバー交代を繰り返しながら、現在も活動を続けているようです。

ここでは、上記した全盛期の3枚のアルバムから、代表曲10曲を紹介します。

選曲は、私の独断と偏見によります。曲順は、発表年時順、及びアルバムでの曲順に準じています。

 

①ドント・レット・ヒム・ゴー(Don't Let Him Go)

作詞作曲 ケヴィン・クローニン

◯アルバム「禁じられた夜(1980年/9th/全米1位・全英6位)」初収録。

◯シングル(1981年/21th/全米24位)

REOスピードワゴン最大のヒット・アルバム「禁じられた夜」のオープニングを飾る名曲。このバンドのアップテンポで激しいロック調の曲の中では代表曲と言えるでしょう。

「そう、君は彼のことは全部わかっていると思っている。彼は、ちょっと拗ねて見せただけで、女の子の心を蕩けさせる、甘い言葉の得意なモテ男なのさ。彼は、女性が夢見る恋人そのものなんだ。ああ、そうともさ。彼は山ほどお金を持っていて、友だちもたくさんいる。女たちをその気にさせといて、メルセデス・ベンツで走り去るのさ。彼は両端に火のついた長い蝋燭を持っている、ホットな絶倫男さ。でも、彼を行かせちゃいけない。彼に大人になるチャンスを与えるんだ。気を鎮めて、慎重にな。そして、彼を逃がさないことさ。」

So you think that you′ve got him all figured out.

He's a sweet talking stud who can melt a girl′s heart with his pout.

He's the kind of lover that the ladies dream about.

Whoo, yes he is.

He's got plenty of cash, he′s got plenty of friends.

He drives women wild, then he drives off in a Mercedes-Benz.

He′s got a long wick with a flame at both ends.

He's hot.

But don′t let him go.

Just give him a chance to grow.

Take it easy, take it slow.

And don't let him go.

Don′t let him go.

 

②キープ・オン・ラビング・ユー(Keep on Loving You)

作詞作曲 ケヴィン・クローニン

◯アルバム「禁じられた夜(1980年/9th/全米1位・全英6位)」初収録。

◯シングル(1980年/17th/全米1位・全英7位)

名作「禁じられた夜」からファースト・シングル・カットされたパワー・バラードの名曲。バンド初のビルボード1位を記録した大ヒット・シングル。

REOスピードワゴンの代表曲をどれか一曲選べと言われたら、かなりの確率で、私はこの曲を選ぶでしょう。

You should've seen by the look in my eyes, baby
There was something missing
You should've known by the tone of my voice, maybe
But you didn't listen
You played dead
But you never bled
Instead you lay still in the grass
All coiled up and hissing
And though I know all about those men
Still I don't remember
'Cause it was us, baby, way before them
And we're still together
And I meant, every word I said
When I said that I love you
I meant that I love you forever
And I'm gonna keep on loving you
'Cause it's the only thing I wanna do
I don't wanna sleep
I just wanna keep on loving you

 

③フォロー・マイ・ハート(Follow My Heart)

作詞作曲 ゲイリー・リッチラス/トム・ケリー

◯アルバム「禁じられた夜(1980年/9th/全米1位・全英6位)」初収録。

アルバムからシングル・カットはされていませんが、個人的には、このバンドの曲の中で、最も印象が強く、気に入っている曲です。ドラマチックなメロディーとサウンド、それに歌詞がとても良いです。

I saw you at midnight, in a dream that I had
From nowhere, you stood there, and you seemed so sad
And a vicious decision is drivin' me mad
Should I follow my head, or follow my heart?
You were different, indifferent, unbelievably cool
I approached you, to show you, that I'm nobody's fool
And an error, caused terror, as I sensed your dare
Should I follow my head, or follow my heart?

Should I follow my head, or follow my heart?
You've got the lead, baby I've got a start
Should I follow my head?
Should I follow my heart?
Should I follow my head, or my heart?
Follow my heart

 

④涙のレター(In Your Letter)

作詞作曲 ゲイリー・リッチラス

◯アルバム「禁じられた夜(1980年/9th/全米1位・全英6位)」初収録。

◯シングル(1980年/22th/全米20位)

この一度聞いたら忘れられないポップでキャッチーなミドルテンポの人気曲は、日本では非常に良くラジオでかかっていた曲です。多くの日本人にとって、スピードワゴンと言えば、この曲を思い浮かべるということもあるかと思います。

In your letter you said you didn't love me
You said you're gonna leave me
But you could've said it better
Oh in your letter, you said you couldn't face me
You said you could replace me
But you could've said it better
You could've left him only
For an evening let him be lonely
But you hid behind your poison pen and his pride
You could've told him something
And proved to me you don't love him
But you hid behind your future full of lies
Oh in your letter...

 

⑤テイク・イット・オン・ザ・ラン(Take It on the Run)

作詞作曲 ゲイリー・リッチラス

◯アルバム「禁じられた夜(1980年/9th/全米1位・全英6位)」初収録。

◯シングル(1981年/18th/全米5位・全英19位)

これもアルバム「禁じられた夜」からの代表的なヒット曲。REOスピードワゴン得意のアコースティックなパワー・バラード。

Heard it from a friend who
Heard it from a friend who
Heard it from another you been messin' around
They say you got a boyfriend
You're out late every weekend
They're talkin' about you and it's bringin' me down 
But I know the neighborhood
And talk is cheaper when the story is good
And the tales grow taller on down the line
But I'm telling you, babe
That I don't think it's true, babe
And even if it is, keep this in mind 
You take it on the run, baby
If that's the way you want it, baby
Then I don't want you around
I don't believe it
Not for a minute
You're under the gun 
So you take it on the run

 

⑥キープ・ザ・ファイア・バーニング(Keep the Fire Burning)

作詞作曲 ケヴィン・クローニン

◯アルバム「グッド・トラブル(1982年/10th/全米7位・全英29位)」初収録。

◯シングル(1982年/23th/全米7位)

アルバム「グッド・トラブル」からのファースト・シングル。アルバムを代表するキャッチーでポップで洗練されたアレンジの楽曲。

Keep the fire burnin′ 

Let it keep us warm 

The world will keep on turnin'

Let it turn you on 

And let us not stop learnin′ 

We can help one another be strong 

Let us never lose our yearnin' 

To keep the fire burnin' all night long 

You′ve been changing so much 

I′m not sure your in touch with what's real 

You just come and you go 

Never letting me know, how you feel 

And I′m livin' here in doubt 

There′s so much to talk about 

I know that we can work it out

 

⑦スウィート・タイム(Sweet Time)

作詞作曲 ケヴィン・クローニン

◯アルバム「グッド・トラブル(1982年/10th/全米7位・全英29位)」初収録。

◯シングル(1982年/26th/全米26位)

このバンドの得意とするキャッチーでメロディアスな甘いバラード曲。

When I awaken, feelin' no pain 

Visibly shaken, waitin' to touch you again 

My temperature's risin, but I'm fallin' a bit behind 

And that ain't so surprising, were gonna take our own sweet time 

Baby we can take our own sweet time 

And spend it when we want to 'cus it's yours and mine 

Let our love come easy and we find 

We can make it and we'll take our own sweet time 

I know when I hold you, it's a feelin' I can't explain 

But I never told you, I couldn't take it again 

But now I'm ready, I am ready to make you mine 

So I'm holdin steady, and we're gonna take our own sweet time

 

⑧ガール・ウィズ・ザ・ハート・オブ・ゴールド(Girl with the Heart of Gold)

作詞作曲 ブルース・ホール

◯アルバム「グッド・トラブル(1982年/10th/全米7位・全英29位)」初収録。

シングル・カットされてもおかしくない完成度のポップで勢いのある佳曲。

Night and day, day and night
I do my best to do things right
Never meant to ever hurt nobody
And if I should in some small way
Ever rain on your parade
I will make it up to you I promise
Ever since I met that girl
There's no one else in the whole wide world
Said she'd stay and be with me forever
Mysteries have long been told
About the girl with the heart of gold
And you know I think that I have found her

Because every time she looks my way
I lose control, what can I say
She's everything I've ever been after, oh
I found the girl with the heart of gold

 

⑨スティルネス・オブ・ザ・ナイト(Stillness of the Night)

作詞作曲 ゲイリー・リッチラス

◯アルバム「グッド・トラブル(1982年/10th/全米7位・全英29位)」初収録。

◯シングル(1982年/24th/全米19位)

激しく、仄暗い情念を感じさせる、ハード・ロック・ナンバーの佳曲。「禁じられた夜」に比べて、サウンドが洗練されすぎ、明るすぎると、何かと不評なアルバム「グッド・トラブル」ですが、私としては、大好きなアルバムなのです。そして、この曲は、アルバム中でも、存在感のある曲で、大好きな曲の一つです。

Midnight on the hill I heard the thunder fill 

The stillness of the night 

It hit me like a slap, you're never comin' back 

From the stillness of the night 

It was never black or white, neither wrong or right 

Like the shadow of a full moon's light 

I knew we'd lost the track, when I heard the lightning crack 

The stillness of the night

In the stillness of the night 

That's when we'll make it right

We can stop the thunder till the light
In the stillness of the night

I know you think you hear, those voices in your ear 

In the stillness of the night 

But I've tried to make it clear there's nothing left to fear 

Just the stillness of the night 

And if you listen hard you might find the reason for your fright 

Just the wind is high tonight 

And the danger we must face is the anger of this race 

In the stillness of the night

 

⑩涙のフィーリング(Can't Fight This Feeling)

作詞作曲 ケヴィン・クローニン

◯アルバム「ホイールズ・アー・ターニン(1984年/11th/全米7位)」初収録。

◯シングル(1984年/29th/全米1位・全英16位)

このバンドの全シングル中で、全米1位を記録した2曲目にして最後の大ヒット曲。1985年の3月に3週にわたってビルボード1位を記録しました。

推薦曲10曲の中でも、もっとも洗練されたバラードで、曲の完成度は素晴らしく、この曲をREOスピードワゴンの代表曲として推す人も多いかと思います。

Oh I can't fight this feeling any longer
And yet I'm still afraid to let it flow
What started out as friendship, has grown stronger
I only wish I had the strength to let it show
I tell myself that I can't hold out forever
I said there is no reason for my fear
Cause I feel so secure when we're together
You give my life direction
You make everything so clear
And even as I wander
I'm keeping you in sight
You're a candle in the window
On a cold, dark winter's night
And I'm getting closer than I ever thought I might
And I can't fight this feeling anymore
I've forgotten what I started fighting for
It's time to bring this ship into the shore
And throw away the oars, forever
Cause I can't fight this feeling anymore
I've forgotten what I started fighting for
And if I have to crawl upon the floor
Come crashing through your door
Baby, I can't fight this feeling anymore

 

安倍晋三元首相は、奈良県で参議院の応援演説中に、後ろから拳銃で2発打たれ、心肺停止の状態です。狙撃した41歳の男は、現行犯逮捕されました。

安倍さんは、2発目の発砲後に倒れたという証言があり、1発目のおよそ2秒後、犯人に2発目を撃たせてしまったことが問題であることは明らかです。1発目が外れた直後、安倍さんを無防備なまま、2秒間放置してしまったガードの問題も感じます。その場には、SP1名と複数の警官がいたということですが。

犯人は、元海上自衛官とは言っても、21〜24歳まで、3年間、任期付きで働いていただけで、17年前に退職しています。本人の思想的背景とは、あまり関係がないでしょう。銃は、鉄パイプで自作した手製の銃と見られます。

事件の背景は、まだよくわかっていません。けれども、安倍さんの正しい考え方が、国民の大多数の間に浸透しつつあることを恐れている、少数の思想的に極端に偏った勢力に影響を受けての犯行ではないか、と思われます。

実際、安倍さんが銃弾で倒れたことを喜ぶ人々もいます。そして、「安倍は戦争をしたがっている!」「安倍は人殺しだ!」「安倍はヒットラーだ!」「安倍を殺すことは正義だ!」と信じる狂った勢力が、この国には確かに、一定数、存在するのです。しかも、メディアは、これまで、そうした間違った思想・風潮の蔓延を、放置してきました。

今回の犯行が、我が国のそのような状況において、知らず知らずのうちに、偏向思想にどっぷり浸かった狂信者か虚無的なテロリストが犯した凶行であることは、おそらく間違いないのではないか、と私は考えます。

ところが、肝心のメディアに、その反省の色がまったく見られない。それどころか、左派リベラルの連中などは、この状況を喜んでいる。こうなって当然と思っている。

 

このような、有力な保守政治家に対するテロリズム(暗殺事件)は、この国では、長い間、なかったことです。この国での首相経験者の暗殺は、類い稀な経済センスの持ち主であった高橋是清が殺された「2・26」事件(1936年)以来、86年ぶりです。

「ついに、この日本でも、このような忌わしい凶行が行われてしまった」という無力感と怒りと悲しみを感じます。

参議院選挙直前に起こされた、この凶行は、民主主義に対する挑戦でもあります。

今日の菅義偉元首相の沖縄訪問にも、何らかの影響があるようです。また、少なくとも、自民党、日本維新の会では、今日一日、日本全国、マイクを持っての演説は取りやめとなりました。

これもテロの影響です。

しかし…。

 

民主主義がテロに屈することがあってはならない!

 

私たち国民は、真実から目を逸らしてはなりません。

テロを許すな!

 

なんとか、助かって欲しい。

世耕さんも言っていますが、この国はまだ安倍さんを必要としている。

なんとか、なんとか、助かって欲しい。

 

たった今安倍さんの死亡が病院で確認されたと、メディアの報道がありました。

享年67歳。あと10年は、この国のために活躍できたでしょう。

本当に残念です。無念です。まだまだ、これから、という時に…。(7月8日17:53)

 

 

 

日本の歴代総理大臣としては稀有の資質である、バランスのとれた柔軟な外交感覚と確固としてブレない良識ある外交戦略を持ち、何よりもこの国の国家像として、明確なビジョンを持ち得た、偉大なリーダーが、この世をさりました。

この国は、大事な立派な大きな柱を、突然の理不尽な凶行によって失いました。

この訃報に際して、世界中から、心のこもった弔電やメッセージが届き、ツイッターにコメントが挙げられているようです。

 

●トランプ前アメリカ大統領

「世界にとって最悪の知らせだ。安倍氏がいかに偉大なリーダーだったかは、歴史が教えてくれるだろう。彼のような人物はもう二度と現れないだろう。平和と自由、かけがえのない日米の絆の擁護者だった。彼の暗殺は悲痛な残虐行為であり、全世界にとって計り知れない損失だ。この惑星から偉大な人物を奪った犯罪者が迅速に、かつ大きな代償を支払うことを望む。」

 

●エリザベス女王

「突然の痛ましい訃報に、私と家族は深く悲しんでいる。彼の日本への愛情と、英国とさらに緊密な絆を築きたいと願う気持ちは明白だった。この困難な時期に当たり、ご遺族と日本の方々に最も深い同情とお悔やみをお伝えしたい。」

 

●プーチン大統領

「安倍晋三氏の死に際し、深いお悔やみを申し上げます。犯罪者の手は長きにわたり日本政府を率い、両国間の関係発展に多くを成し遂げた、優れた政治家の命を絶ちました。」「安倍氏は卓越した政治家で、露日関係の発展に多くの軌跡を残した。シンゾウとは定期的に連絡を取り合い、彼の輝かしくプロフェッショナルな資質は常に発揮されていた。この素晴らしい人物の記憶は彼を知る人全ての心に永遠に残るだろう。」

 

●ジョンソン英首相

「信じられないほど悲しい知らせだ。不透明な時代に発揮された彼の指導力は、多くの人に記憶されるだろう。私の思いは彼の家族、友人、そして日本国民と共にある。イギリスはこの暗く悲しい時にあなた方に寄り添っている。」

 

●モディ印首相

「親愛なる友人が悲惨な死を遂げ、言葉にできないほどショックを受け、悲しい。今日はインド全体が日本とともに彼の死を悼んでいる。世界の偉大な政治家で、傑出したリーダーであり、世界と日本をよりよい場所にするために人生をささげた。(5月に日米豪印の「Quad」首脳会談で来日した際も、安倍氏と東京都内で会談しており、)彼はいつものように機知に富み、洞察力があった。あれが彼と会う最後の機会になるとは思いもしなかった。」

 

●蔡英文台湾総統

「安倍晋三元首相のご逝去の報に接し、言葉にならないほどのショックを受けています。台湾国民も深い悲しみの中にいます。安倍先生とはまた台湾でお目にかかれると信じていました。しかし、許し難い暴挙によって尊い命が奪われてしまいました。安倍先生は生前、台湾に実に多くのご支援とご配慮をくださいました。私たちはこのことを決して忘れません。先生は天国でもきっと、インド太平洋地域の民主主義を見守ってくださると信じています。心からのご冥福をお祈りします。」

 

●アーダーン首相(ニュージーランド)

「日本の安倍晋三元総理が集会で銃撃された後に死亡したというニュースを見て、本当にショックを受けています。彼は常に集中していて思慮深く、また、寛大でした。最初の二国間会談の後、公式写真の撮影を待っていた際、安倍元総理が、私の猫が死んだことを『残念に思う』と言ってくれたことを覚えています。日本の総理大臣を最も長く務めた安倍元総理、その喪失感を多くの人々が深く感じることでしょう。」

 

●N・P・パトルシェフ(ロシア安全保障会議書記)

「われわれは、安倍晋三元日本首相の早すぎる死去に関連して、深いお悔やみの言葉を述べる。安倍氏は常に、輝かしく、また権威ある日本の政治家の一人であり、自国や国外において当然の敬意を受けてきた。われわれは彼を、ロシアとの関係の発展のために多くのことを行い、両国民間の相互理解の顕著な改善の実現を心から願い、課された目標の達成のために労力、時間や自身の健康を惜しまなかった、優れた政治家として記憶にとどめるだろう。われわれは、安倍氏の近親者や全ての日本国民とともに、この喪失の悲しみを共有している。」

 

 

 メディアも、飽きもせず、銃撃のシーンを繰り返し垂れ流すより、この国民及び世界の喪失感に向き合って欲しいです。

安倍さんは、2009年のプライムニュースで、反町さんに「反町さんが銃で武装した外国だとして、私が日本だとすると、私は、反町さんの撃つ弾を撃ち落とすことしかできず、撃ち返すことができない」と、日本の自衛隊の現状では、国を守ることができないことを説明していました。

まさに、そうした日本の危機管理能力の低さが、今回、安倍さん自身の命を奪うことになりました。

私たちは、その事実を直視しなければなりません。

私たちは、自らの命を守る意志を持たなければならない。」

それが、安倍さんの遺言でしょう。

 

それと同時に、私たちは「誰が安倍さんを殺したのか?」について、よくよく考えなければなりません。

犯人は、現代の主要な問題の一つである「壊れた家庭」の子どもでした。父を自殺で喪い、祖父を喪い、兄を小児癌で喪い、母親は宗教に1億円献金して家族を崩壊させ、今もなお献金を続けている。失うものは、もうなかったのかもしれません。

母親が宗教にのめり込んで、自己破産したからと言って、山上徹也が、教団と関係があると信じて安倍さんを付け狙ったのは、やはり、「安倍さんは悪者」というネット上の風潮に、山上の判断が左右されたことは間違いないと思われるからです。

山上の母親が入信していた統一教会では、以前は自民党に票を売るということが横行していました。その親玉が、安倍晋三とでも思ったのでしょうか。いずれにしても、「安倍は悪の温床の親玉」というネット言論の風潮が、孤独な犯人の絶望に病んだ頭に影響を与え、見当違いの間違った行動に駆り立てることになった、という疑惑は否定できないでしょう。

だからこそ、「安倍は悪」「安倍は人殺し」「殺されても仕方がない」という理不尽でロクでもない風潮をつくった連中を許してはならないのです。

妄想で他者を断罪するのは間違いであると気づかせることが大切です。それが、ひいては私たち自身の命を守ることにつながるからです。

 

左翼のみなさん。

あなたたちの呪詛が、安倍さんを殺したのです。

けれども、その呪詛は、いずれあなたたちに返ってくるでしょう。

「人を呪わば…」と言うではありませんか。

 

菅義偉前総理は、沖縄への応援演説に行くため、羽田へ向かってクルマに乗っている時に、「撃たれた!」と聞いたそうです。それで、その日の自民党の選挙活動は中止となり、そのまま、急遽、行く先を変更して、奈良行きの新幹線に乗ったのだとか。

プライムニュースで、司会の反町さんに「その時どういう気持ちで奈良へ向かったのですか?」と訊かれ、菅さんは言っていました。「胸を撃たれたと聞いたので、もしもということがある…、同じ空気を吸いたいと思って…、寂しがり屋だから、そばにいてやりたいと…。」

それを聞いて、反町さんが、涙を流していました。

6月22日の公示から、7月10日の選挙当日まで、18日間の選挙戦のうち、最初の週末(土日)6月25・26日の2日間を、菅義偉元首相は、古謝玄太さんと共に、沖縄本島をまわり、応援演説することに、まるまる費やしました。土曜の夜、沖縄で一泊したわけです。

これは、古謝玄太さんが、菅さんが内閣官房長官だった時に、総務省の一員として、内閣官房付で仕事をしていた縁があり、玄太さんの人となりを知っていることから、特に力を入れて応援しているとのことです。

中央官僚出身の国会議員が、沖縄で初めて誕生するかもしれないということで、自民党本部の力の入れようも尋常ではありません。

6月24日(金)には、金子恭之総務大臣と渡辺博道元復興大臣が応援に来ていました。古謝玄太さんが、総務省出身で、復興庁参事官補佐をしていた縁で、応援にいらしたようです。

明日27日(月)は、参議院幹事長の世耕弘成氏が応援に来ます。さらに、茂木敏充自民党幹事長は、公示前の19日(日)に続いて、明後日28日(火)にも、再び応援に来沖します。以降、29日(水)には小泉進次郎氏、30日(木)には小渕優子氏(自民党組織運動本部長)が応援に来ます。

岸田文雄首相も、7月1日(金)に沖縄入りする予定です。首相の選挙応援での沖縄入りは、2013年の参院選以来だそうです。また、岸田首相が欧州から帰国後、最初に応援演説に立つのが宜野湾市だそうです。

 

↑名護十字路(6月25日17:00)

 

↑嘉手納マリーナ(米軍保養施設:県民の民間利用自由)(6月22日15:00)

附属施設のレストラン「シーサイド」で昼食をとった後、テラスから撮影。

米軍との共生もまた、沖縄の魅力の一つだと思うのですが、そう正直に言うと、選挙では勝てないのでしょうか?

 

↑北谷町商工会ホール(6月27日19:00)

参議院幹事長世耕弘成さんの応援演説です。10年前、古謝玄太さんは、世耕さんが内閣官房副長官だった時の直接の部下だったそうです。

 

↑中城村南上原サンエー駐車場前交差点(6月28日15:40)

市民手作りの応援字幕の下で、右から茂木敏充自民党幹事長、古謝玄太さん、衆議院議員宮崎政久さん。

明日6月29日は、14:30から浦添市組踊公園で小泉進次郎さんが応援演説です。

 

↑浦添組踊公園(6月29日14:40)小泉進次郎さんと古謝玄太さん。

宮古島の「古謝そば」には、お父さんの小泉純一郎さんも、食べにきたことがあるのだそうです。

 

↑宜野湾コンベンションシティー前(7月3日15:10)右から夜回り先生水谷修さん、くぼたてつやさん、古謝玄太さんの奥さま。この直後、大雨になりましたが、その中で、水谷さんの熱い応援演説が続けられました。翌4日も、水谷修さんは、くぼたさん、玄太さんと一緒に、朝から本島をまわるということです。

また、この日(3日)は、たまたま宮古島を訪れていた現役レスラー大仁田厚さん(64歳)が、古謝玄太選挙事務所へ激励に顔を見せられるということもあったようです。

 

※7月2日(土)の林芳正外務大臣の久米島入りは台風のせいで中止になりましたが、台風の中でも、玄太さんは精力的に県内を回っています。そして、台風が明ける7月4日(月)には、小野寺五典元防衛大臣、西村康稔元経済再生担当大臣の沖縄本島入りが決まっています。

7月4日17:00から、西村さんは、マックスバリュー八重瀬店前で、小野寺さんは、同時刻に、玄太さんと一緒に汀良交差点にて街頭演説会を行います。2人の閣僚経験者が、同じ候補者のために、同時刻に別々の場所で、応援演説を行うというのは、国政選挙史上でも前代未聞ではないでしょうか。

↑7月4日(月)、小禄駅前のイオン那覇店前に、19:00〜、水谷修さんと小野寺五典さんが、この日最後の応援演説をしています。

 

7月5日(火)には、二階俊博元幹事長が、浦添てだこホールに応援演説にいらっしゃるそうです。

さらに、7月7日(木)には、河野太郎さんが来るそうです。

加えて、7月8日(金)には、17:30〜パレットくもじ前に、菅義偉元総理が、再びいらして、演説会及び写真撮影会が行われます!

 

7月8日、安倍晋三元首相が、奈良県で、狙撃により死亡。

その日の菅義偉元総理の演説会と撮影会は中止となりましたが、翌7月9日、選挙活動の最終日に、茂木敏充自民党幹事長が選挙戦中、再度、沖縄に応援演説にいらっしゃいました。

7月9日(土)那覇市サンエー・メインプレイス及び県立博物館・美術館前で、選挙戦の打ち上げ式。左から演説中の茂木敏充自民党幹事長、佐喜真淳県知事選候補者、西銘恒三郎衆議院議員、古謝玄太さん、奥さん、SP2名。

 

7月10日(日)投票日。

午後4:00現在、沖縄県は、当日投票率が全国最下位で18%。最高は山形県の27%。全国平均は23%。

午後7:30現在、全国平均投票率は27%。最高は山形県の32%、沖縄県は最低の石川県に次いで22%。

午後8:30現在、全国的には、自民大勝の情勢が色濃く出ていますが、沖縄だけが、自民公認の古謝玄太さんと共産・社民・社大らが推す伊波洋一さんの大接戦となっています。

午後10:16現在、開票率は20%。出口調査では、NHKが伊波洋一氏有利を、ANNが古謝玄太氏有利を伝えています。出口調査で優勢が割れるとは、それだけ接戦ということなのでしょう。

午後11:16現在、開票率は65%。集計票数は逆転に次ぐ逆転で、心臓に悪い。

午後11:38現在、開票率は97.5%。集計票数は2500票差で追いかける展開。

午前0:00現在、伊波洋一氏に当確。開票率は98.7%、票差はわずか4300票。

午前0:30現在、開票率は99.3%で、票差は3000票。ここまでもつれるとは…。

参政党の22000票がなければ、十分、玄太さんの勝利もあり得た。いや、まず、間違いなく勝利していただろう。参政党によって保守の票が割れてしまった。残念なことだ。

 

最後まで、よく戦ったが、あと一歩、及ばなかった。

その一歩とは何なのか。

何が足りなかったのか、しっかり分析して、次に活かして欲しい。

もっとも、既にデジタル投票が実施されていれば、絶対に玄太くんの勝ちだったはず。若者が、もう少し、選挙に行っていれば、玄太くんの楽勝であった。

伊波陣営は、「基地反対の民意が出た」とか言っているが、投票率が50%で、票差は2800票、有権者の1/4の意志が示されただけで、これの何が『沖縄の民意』か?

 

それにしても、安倍さんの訃報の直後で、全国的には自民の大勝であるのに、沖縄だけは共産・社民の勝利に終わるとは、この島は、いったい何なのだ?

情けないわ!

俺はゼレンスキーだ!

(By 玉城デニー沖縄県知事:5月25日「ゼレンスキーです。冗談です。」発言より)

 

ということは…。

その意図する暗示は何か。

沖縄はウクライナだ?

日本はロシアだ??

岸田はプーチンだ???

玉城デニー知事は、沖縄独立党の一員(あるいは親派)ってこと?

でも、沖縄は日本の一部ではないという趣旨の発言をたびたび繰り返しながら、首里城焼失直後に、真っ先に首相官邸に駆け込んで、緊急援助を申し入れたのは玉城デニー知事ですよね。

コロナ対策で政府に感謝しつつ、喉元過ぎれば「(僕)ゼレンスキーです」と冗談で言うのか。

依存しながら、脅す。それも、悪びれないと言うか、ほとんど無意識に、そうできてしまう。これは、いただけない。

では、玉城デニー知事の応援する伊波洋一さんは、どうなんだろう?

一月以上遅れての反応ですが、選挙が近づくと、遅ればせながら、考えてしまいます。