物産展の仕事の合間を抜けながら、シッター先の子供達を習い事に連れて行ったり、空手の稽古もある。
体は疲れているのに。清々しいのは何故だろう?
多分、最近やたら笑っているからだろう、と思う。
良く知られていることだが、「笑い」には、幸福ホルモンであるセロトニンの分泌によって幸せな気持ちが湧き、痛みの軽減や免疫機能の向上ももたらすと言われている。つまり笑うことで血行を促進させ、脳の働きを活発にし、自律神経のバランスを整えるのだろう。
ミラノに住んでいても、年に一度このイベントで会うメンバーだが、気の知れた同年代、昭和のおばちゃん同士で一杯飲んで帰るのだが、幾つになっても、箸が転がってもおかしいお年頃。笑
きっと大きな声で喋りまくり、ガハガハ笑いまくり、大和撫子とは程遠いイメージの軍団がいる!と見られているかも知れない。いいの、いいの。気にしない、それどころか気にならない!
またガンベロ・ロッソで賞を取ったパネットーネのスタンドには、帰りがけ何度も足を運んでいる。プーリア出身のおじちゃん、年齢的にはそれほど私と変わらないのかも知れないが、きっと若い頃は格好良かったと思う。そしてきちんとスーツでも着たらイケおじかもしれぬ。しかし、いつも横には頭が上がらない、昔美人だっただろうなあと言う奥さんがいて、おじちゃんが通りがかりの女性に声をかけまくり、冗談を言っては笑わせている姿に冷たい視線を送っている!どこも一緒だ。爆
一度ポルトガルのスタンドで、エッグタルトのパステル・デ・ナタとポートワインを飲んでから彼のところへ寄った。ほろ酔い気分で、会場は暑いし、もう暑い!暑い!と言うと紙で仰いで風を送ってくれたが、大丈夫!これ持ってるから!と言ってバッグからミニ扇風機を出すと、なぜか大受けしていた。
それにしても、「(スタンドに)来る日本人は皆『チチリはあるか?』と聞いてくるがなぜなんだ?」と聞かれた。宣伝したからねーと言って笑った。見事に商品は売れきれ状態で、新たにプーリアから取り寄せ中で、仕事は残ったパネットーネを試食させては、喋りまくり人を笑わせているようであった。
「笑いは人生にとって重要だよ」というので、同感!というと、「あとはヴィーノ(ワイン)...」うんうんと頷いていたら、小さなか声で「後はドンネ(女性)」というものだから大笑い。イタおじあるあるである。
いやいや、お腹から笑えるって大切なこと。「また来るね!」というと投げキスをされた。おいおい...
一家の盛衰は笑顔できまる。
笑う門には、福来る。
一日一笑 免疫機能 活性化!笑

