ブリューゲル展 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

先日、ミラノ・トラム開通150周年及び薬品会社Lily創立150周年の記念イベントでトラムツアーに出かけたが、開催中別コースも申し込んでいた。

 

しかし、カステッロ広場よりスカラ座前を通り、レプブリカ広場へ行くコースであったが、デモ行進のため、急遽コース変更。前回参加した運河のあるダルセナ方面行きと言うので参加を取りやめた。

 

とはいえ、仕事に行くまで、一度帰宅するには時間が中途半端。どうしたものか...

 

そうだパラッツォ・レアーレ(王宮)でいくつかに展覧会が始まっていたことを思い出した。ブリューゲルにダリは観たいと思っていたので、入り口が手前だったブリューゲルに行くことにした。

 

 

予定外だったので、予習を忘れてしまった!ウイーンかブリュッセルで観た記憶もあるが定かではない。「バベルの塔」はウイーンにあるが、実物を観たのか?教科書やネットで見たものが脳裏に焼き付いているのか?それさえ定かではない、と言う程度の記憶力....。苦笑

 

ところで、そもそもブリューゲル(Brueghel)」のスペルで「h」って入っていなかったの?と疑問になった。本来なら「入ってたの?」となるだろうが、イタリア語だと「gh」の綴りは「ゲ」に近い発音になるので、「h」が入っていないと逆に違和感。
 

 

「h」が入るのは父(ピーテル・ブリューゲル1世)の初期の署名や、彼の子供たち(ピーテル・地獄のブリューゲル、次男・ヤン・天国(花)のブリューゲル)の名字。父は画家人生の途中で「h」を抜いた署名に変更している。

 

 

父の作品「野外の婚礼の踊り」

1566年頃 デトロイト美術館 

のどかで、それでいて生きる力強さを感じる。

 

 

こちらは息子の作品。「農民の婚礼」

ピーテル・ブリューゲル  1564–1638年 ルーヴル美術館 

 

 

ピーテル・ブリューゲル(父)の宗教画は、旧約聖書や新約聖書、神話を主題にしつつも、16世紀当時のネーデルラントの社会情勢、人間の愚かさや欲望、そして名もなき民衆の姿をリアルな風景の中に溶け込ませた点に大きな特徴があるという。

 

こちらは、長男・ピーテルによる「三賢士の礼拝」

 

 

父・ピーテルによる作品。「磔刑」。

 

 

次男・ヤン・ブリューゲル(父)によるイエス・キリストがガリラヤ湖で起こした「嵐を静める奇跡」。

 

 

次男・ヤン・ブリューゲル(父)による「最後の審判」。

 

 

次男・ヤン・ブリューゲル(父)による作品。「冥王星(プルートー)とプロセルピナのための冥界でのオルフェウスのコンサート。

 

 

 

 

 

 

実はブリューゲルは父子のみならず、孫、更にはひ孫の世代まで一族に連なる9人の画家がいたそうで(同じ名前を使われると紛らわしすぎる!)、やはり予習無くして出掛けてしまい、後悔ばかり。もっとじっくり見比べたら面白かっただろうに。

 

 

 

次回は勉強してから観に行こうっと。

 

2027年1月31日迄公開。

 

 

https://www.palazzorealemilano.it/web/palazzo-reale-milano/-/brueghel