人騒がせ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

日本を発つ日、実家最寄りの駅から、羽田空港行きのバスに乗るため、駅まで母が見送りに来てくれた。夜の便であったが、台風の関係もあったので早めに家を出た。

 

母はその後、隣の駅で友人に会って、何か受け渡しがあるのだと言っていた。夜に母の携帯電話に電話をすると不在であった。「お風呂かな?」30分後、1時間後にも電話をしたが、出ない。既に寝てしまっていたのか... 

 

ミラノ到着後1番に母に電話をしたが、再び不在。前夜のメッセージも未読のまま。

 

友人と日本国内を旅行中の長男にメッセージを送り、母に連絡をしてもらったが、やはり不在。仕方なく実家近所で母と親しくしている方に、これまでのお礼を述べ、ミラノに到着した事、そして母と連絡がつかない旨書くと、前夜は母と電話で話したという事であった。またその日も、お友達と出かけるところを見ましたよ、とのこと。「見て来ましょうか?」とおっしゃってくださったので、お願いしたが、午後2時くらいだったか?まだ留守であったようだ。  

 

しばらくして、母から電話が来た。「ごめんね、出かけてたのよ。」と。すると電話中、誰かが家に訪ねてきたようであったので、一度切ると、上記ご近所さんが、まだ母が不在であれば、メッセージを玄関に残しておこうと思っていらしたらしい。

 

母は、雨の中(地元は小雨だったようだ)なんとカラオケに出かけていたのだと言う!まあ元気だから良いとしよう、と思った。

 

今度は翌日、母から電話があり、知らない電話番号が何度も家にかけてきている!と言う。

 

私の滞在中にも、知らない番号が母の携帯に何度もかかってきているようで気持ちが悪いと言った。とにかく、その番号がもう一度かかって来たら、取り合えず受けてみて!誰だか知らない人で、わけわからないことを言うようならすぐに切ればいい。ブロックしてあげるから!と言ったが、相手はなんと母の幼馴染からであった。爆

 

始めは何気に電話したが、不在続きで、母に何かあったのか?それとも、何か怒っていて自分の電話をとらないのか?とさえ、考えてしまったと言う。(だよね…でもそれであれば、メッセージを残してくれればよかったのに...苦笑)

 

今回は、家の電話にかかって来たが、どうも周りがザワザワしていて男の人の声も聞こえたと言う。勧誘か?それでもまたかかって来たら、とりあえず出て!知らない人か、わけわからないこと言われたら、切っちゃっていいから!と同じことを伝えた。

 

が、同時に長男からメッセージが入った。「おばあちゃんに電話しても出ない」とのこと。もしや…電話番号を聞くと、母の言っていた「気持ち悪い番号」であった。勘弁してよ!

 

母に連絡をし、「家に電話かけているの、〇〇だから。今度は出て!」と伝えた。

 

翌日、今度は弟からメッセージが来た。「母に電話をしても出ない」とのこと。いや~私は、イタリアなんだよ。ミラノー東京、直線距離にしても9720ー9791キロ。直行便でも今や15時間10分~25分要するわけ!そして、時差は7時間!

 

余談だが、近所の私の同級生の母親が痴呆症で、ご主人が夜お風呂に入っている間、勝手に外に出て、そのまま交通事故で死亡された、という事件が数年前にあった。また別の同級生の母親で、家を出たまま行方不明。最近になって、近くのホームで保護されていたことが確認された。お二人とも実際知っている方々。

 

また、実家は川崎市の高台にあるが、坂を下りると、町田市と横浜市が入り組んでいるが、認知症などで行方不明になった高齢者の早期発見のため、警察からの依頼や家族の同意に基づき、防災行政無線(スピーカー)による「尋ね人・迷い人放送」を帰国中よく耳にする。と言うことは、比較的よく起きていることなのか?

 

そういった経緯もあるので、携帯電話で連絡が取れない!となると、ドキっとしてしまうのだ。

 

いやいや、電源切れ、マナーモード、音量ゼロ、誤操作による電源オフ…人のこと言えない年齢になって来た分、声を聞かないと落ち着かなくなってきた。


人騒がせで笑えるだけまだマシなのだが、やたらハラハラドキドキする日々であった。