ついに大会の当日を迎えた。
7:45開場だが、近隣に迷惑をかけないよう早く開場される可能性もあるということで、7:30集合となった。
実家最寄りのバス停の始発で行くと、到着は7:30過ぎてしまう。心配したが日曜日も早朝だったため道が空いており予定より早く、つまり予定通り到着したが、7時半には既に開場されており、イタリア本部の場所は名古屋本部と共に確保されていた。
2年前の大会前の練習は横浜武道館の小会場であったことを思い出した。
8時半より親子型から開始。今年は千人以上の門下生が参加。そのうち親子型だけでもかなりの数の参加であった。
親子の絆を深める「親子空手」。その一環として、全国大会などで、親子が息を合わせて競う「親子型」の試合が実施されている。過去に私も長男や次男と親子型に参加したものだ。喧嘩も良くしたが、良い思い出。
続いて個人型。色帯、黒帯、とにかくカテゴリーの数が多い。私はシニアの中でも最上級の年齢。実際に自分の番が来たのは、12時半近かったので、緊張は朝から(実際は前日から)ぶっ続けであった。
昨年の上位入賞者は皆トーナメントのシードになっていたが、なぜかそこに私もいた。しかし、私は黒帯になってから、全く結果を出せていないのに何故?!
対戦相手は、十数年前の帰国の際、子供たちと共に通った総本部道場で指導してくださったことのある大先輩の女性であった。10年前にその方と戦うが来るとは誰が想像できただろうか。
結果は副審判定で2対2だったが、主審判定で先方の旗に上った。えーもう終わっちゃったの?もう一回やりたい気分であった。
シニアのカテゴリーが終わるまで、脱力してしまったが、後から対戦者の師範に挨拶に伺った。
すると同じカテゴリーにいらした師範が「接戦でしたね。良いものを見せて頂きました。有り難うございます。」と言われ、じ〜んっ。
「勝手驕らず、負けて腐らず」
武道の格言だが、意味はそのまま。武道は「技術の向上」のみならず「心の修練」、つまり「人間形成」を重んじる。勝利は周囲の支えや運のおかげであると感謝する。敗北は自分の弱点を知り、成長するためのチャンスと捉えるべきだろう。また勝ち負けという結果に心を動かされすぎず、常に平常心を保つ...。まさに「平常心是道」‼︎
私は黒帯に昇段してから、大会に出ても全く結果が出せなくなった。色帯時代はシニアのカテゴリーで数度トロフィーを頂いて帰っているが、今やすっかり無理。それだけ「黒帯」と言うカテゴリーは別格なのだ。
まだ自分の試合のビデオを見ていないが、力を出し切ったつもりでいても、まだまだなのだ。限界だと思いつつ、年上の方々の努力は並大抵ではない。
努力の継続は素晴らしい。まさに「継続は力」なり。
ところで、今回、本来はイタリア本部から出場予定であったが、数ヶ月前に参加を断念したお子さんがいらした。お母様だけが参加されたが、大会前日は彼女も来て一緒に練習をした。「出れば良かったのに。でも11月のイタリア本部での大会は頑張ろうね!」と声をかけると、首を傾けてニヤッとしていた。
彼女に限らず、大会に出るのが「恥ずかしい」とか、「怖い」と言う子が度々いる。また出てもなかなか結果が出せない子や常にそこそこの結果を出す子(たとえそれほど練習をしていなくても!)と言うのがいる。
でも、出来ないからダメ、と言うわけではない。そして「諦めない」時、人は成長するのだ。
悔しさや苦しさはもっと上手くなりたいと言う気持ちがあるから。その自分と闘うこと。相手に勝つのではなく、昨日の自分に負けないようにしようよ、と伝えたい。
ゆっくりでもいい。小さな一歩が積み重なることで力がついていくもの。
イタリアに戻ったら、心機一転、空手の面白さを教えなければ!と思った。
閉会式はピッタリ18時終了。やっぱり日本ってすごいわ!
先月の同窓会からアルコールを絶っていたのでビールが美味しかったわ。笑
ミラノの道場の新年度は9月だがゆっくり目。多くの門下生は夏休み中練習をしてないのだろうなあ。またゼロからスタートって勘弁してよ?
ミラノに戻ったら、有志の自主練メンバー収集するわ。笑






