ナフサショック 〜 色が消える日?! | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

日本最大のスナックメーカー「カルビー」は当面の間、主力商品のパッケージを白黒に変更すると言うではないか?
 

 

始めは新たな戦略か?とも思ったが、そんなはずがない。

 

中東情勢の悪化による石油化学製品への影響だと言う。ガソリンだけが影響を受けるのか?と思ったがとんでもない。

 

原油を精製して得られるナフサを約800度の熱分解炉で処理するとプラスチック原料であるエチレンなどの基礎原料が製造される。

 

我が国における原油の需要の約4割が中東からの輸入によるもの。この白黒パッケージは、中東情勢の悪化により供給懸念が高まって来た一貫である。

 

調べてみたら、ナフサ不足で影響を受ける日用品の多さに驚いた。

 

ゴミ袋、レジ袋、食品ラップ、保存容器、ポリ袋洗剤・衛生用品: シャンプー、リンス、ボディソープ、洗濯用洗剤、歯磨き粉、歯ブラシ、紙おむつ、生理用品その他・紙製品: 段ボール(包装資材)、衣服(合成繊維)、ニトリル手袋...と様々。

 

改めて身の回りのものがいかにナフサで作られているかに気づかされる。そして、様々な値上がりが生活を苦しくさせるが、逆に日々のプラスチック類のごみの多さにも改めて驚く。

 

代替調達(サウジアラビア西側、アメリカ、メキシコ等)を進めているというが、需要を完全に賄うのは困難な状況であろう。

 

逆にプラスチックや梱包材などの「使い捨て」製品に代わる、サステナブルでオーガニックな素材への転換が今まで以上に注目されることだろう。


我が家も元々サランラップの代わりにミツロウラップ(使いすぎてボロボロになった。笑)を使っていたが、サラシ同様復活させるか? 

 

顔から髪の毛まで洗えるアレッポ石鹸を愛用しているが、こう言った嗜好者も増えるかもしれない。

 

ところで、先日紹介したハリボーのグミのクマお編みぐるみ。はまりにはまって、パッケージにジッパーを縫い付けポーチを作ってみた。ついでに本物のグミもチャームにして、遊んでしまった。

 

余談だが、ハリボーも白黒になる前に、ポーチにしないと!と友人に冗談をいわれたが、パッケージをみたら、こちらイタリア語版はミラノで作られているようであった。

 

 
 
色とりどりはやはり活気があり、元気をくれるものだとこれまた改めて気づく。
 
白黒パッケージは序章に過ぎないのではないだろうか?モノクロの時代が来るのだろうか…。