Piano City Milano 2026 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 
ミラノの素晴らしいところは、街中が芸術で溢れていると言うこと。
 
ファッション・ウイーク、デザイン・ウイーク、ブック・クロッシングなどもあるが、このピアノ・シテイは、ジャンルや場所、人々をつなぐ普遍的な楽器としてのピアノを称え、「街全体をコンサートホールへと変貌させるフェスティバル」としての役割を示している。
 

2011年に始まったこの春のイベント。3日間のみ、ピアノは、街の広場や住宅の中庭、更には音楽が流れるとは想像もつかないような場所に登場する。

 

今年は、フェスティバルの歴史と都市の変容に響き渡る音の波を探求すると言う。

 

コンサートのほとんどは入場無料となっており、通りを歩いている時や公園でくつろいでいる時でも、誰でも気軽に立ち止まって音楽に耳を傾けることができる。

 

250以上の無料コンサートが予定されている今年のフェスティバルは、5月15日(金)夜9時、GAM(Galleria d’Arte Moderna)にて、クラシックピアノの技術とヒップホップの感性を融合させた、フランス出身の世界的ピアニスト・作曲家であるSofiane Pamartの公演で幕を開ける。

 

一方、土曜日にはロトンダ・デッラ・ベザーナにて、リストを偲ぶ一日が設けられ、終日、特別な演奏が繰り広げられる。ちなみに、ロトンダ・デッラ・ベザーナは、18世紀の後期バロック様式の複合施設であり、当初は墓地として建設された。その中心となるのは、かつてサン・ミケーレに捧げられていた教会で、現在は聖別が解除され、展示スペースとして利用されている。

 

Rotonda della Besana - complesso


また、音楽は深夜まで続き、真夜中(5月16日深夜0時)にはこちらもGAMにて、フランスのミュージシャンであり作曲家であるStegonauteがシンセサイザーと任天堂のゲーム機を融合させたパフォーマンスを披露。

 

マスペス・ヴィゴレッリ自転車競技場で開催される、アイスランドの作曲家Snorri Hallgrímssonによる夜明け(早朝6時より)の魔法のようなコンサート、さらにレバノン人であるカリフェ兄弟 (Bachar Mar-Khalifé (マルチ・プレイヤー/パーカッショニスト)とRami Khalifé(ピアニスト) )がレバノンのルーツを再解釈した共演が行われる。

 

また、プラダ財団では動物をテーマにした朗読会や、20世紀の巨匠たちへのオマージュも用意されており、あらゆる音楽ファンの耳を満足させる、実に幅広いラインナップも提供される。

 

プログラムを見ると、日本人もプロ、学生などの音楽家の名前もかなり並んでいた。

 

実質上どれも行けそうにないのだが、少なくともネットに投稿されるであろう映像を楽しみにしている。